母の家に遊びに行ったときに軽い気持ちで「ピザ窯作りたいんだよね〜」と言ったら「うちの庭に作ればいいじゃない」と。
石窯、ピザ釜というたぐいのものは、そもそも結構な田舎でないと作れない。本気出せばどこでも作れないことはないけど、”すす”が出るので、家が隣接している住宅街ではちょっと難しい。
洗濯物が汚れるし煙臭くなっちゃう、風向きによっては他所の家の中まで煙臭くしてしまう。
そーが住んでいるのは普通の住宅街なので「結構な田舎」に住んでいる母の家でそんな話をしたのです。もう一回言いますが、軽い気持ちで。
しばらくして、母の家に遊びに行ってビックリ!
庭の一角にそれはそれは立派な石窯用の土台が作られていました。石窯の土台18万円なり。。。
かくして僕はピザ窯をわりと本格的に作らなくてはいけない状況になりました。まあ、作りたいって言ったのは自分なんだけどね。。。。
目次
「ピザ窯の作り方」の電子書籍について
「ピザ窯の作り方」が便利な電子書籍になりました。電子書籍はスマホの電波が悪いところでもスイスイ読めます。
ブログでも読める「ピザ窯の作り方」を電子書籍で読むメリット、デメリットについてはこちらで書いています。
「ピザ窯の作り方」の電子書籍のメリット・デメリット
ピザ窯を手作りするはじめの一歩
さて、ズブの素人がピザ窯を自分で手作りするに当たってとりあえず、一冊の本を買いました。
ピザ窯、石窯作るって、大変そうだとは思ってはいたけど、ピザ窯作りの本を読んだら、思ってたくらいちゃんと大変そうだということが分かった。
いろんなピザ窯が紹介されているので、その中から素人でも頑張れば工法的に自分でもできそうか、全体の形、イメージを決めて、必要な材料、道具を用意できるかなどを考えて、見た目もわりと良さそうな(主観です)ものを作ることにしました。
そんなこんなで、ピザ窯作りがスタートしてしまいました。
分からないこと、やったことないことがありすぎて、初めはちょっとビビっていましたが、一歩踏み出してしまえば意外といけちゃいました。
今すぐ石窯ピザが食べたいっ!なら『森山ナポリ』があれば宅配ピザはもういらないかもも参考にしてみてください。
DIYで自作ピザ窯の作り方の目次
【土台作り1】
鉄筋アンカー、重量ブロックモルタルなどをホームセンターで選んでいます
【土台作り2】
鉄筋を刺して、モルタルを練って、重量ブロックを積んでいく様子。土台の天板をモルタルを流して作っています。
【土台作り3】
モルタルの天板を木枠から外して、重量ブロックの上に載せてピザ窯の土台が完成
【設計図とか計算とか】
ピザ窯の土台、ピザ窯自体の設計図について。フリーハンドのいい加減な設計図ですが、それでもピザ窯は完成します^_^あと、アーチ部分とかクサビの計算仕方も書いています。
【木工作業】
焼床用の木枠、アーチにレンガを組むためのかまぼこ型の木型、クサビを作っている様子。
【耐火レンガを選ぶ】
耐火レンガって、けっこういろいろあって、微妙にサイズが違ったりするんだね。
【ディスクグラインダーについて】
このピザ窯作りでレンガを切るためにディスクグラインダーを買ったので、ディスクグラインダーのこと、レンガを切るためのディスクグラインダーの刃のこと、実際にレンガを切る動画など。
【耐火レンガを積む】
いよいよ、耐火レンガを積んでピザ窯をこしらえていきます。焼床を設置して、アーチ部分に入る前まで。
【アーチにレンガを積む】
アーチに耐火レンガを積んで、背面、前面を塞いで、煙突をつけるところ。これで、一応完成。
【道具編まとめ】
ピザ窯に使った電動工具やその他の道具についてまとめました。
【材料とお金のまとめ】
ピザ窯に使った材料と掛かったお金についてまとめました。
【ピザ窯つくれぽ】
みんなのピザ窯を紹介するページです。
ピザ窯にタイルを貼る
【ピザ窯にタイルを貼る 準備編】
ピザ窯にタイルを貼るための道具や材料、方法などをまとめています
【ピザ窯にタイルを貼る 実践編】
ピザ窯にシーラーを塗って、下地材を縫ってタイルを貼り付けていく実践編です
自作ピザ窯でピッツァを焼く 目次
【自作ピザ窯で焼くナポリピッツァの生地の作り方】
ピザ生地の作り方です。一応、こっちが本職なので、それなりに本格的なピザ生地です。
【自作ピザ窯でナポリピッツァを焼く 1】
ピザ窯に火入れをしながら、初ピザ焼き。ピザ窯が、、、!!!
【自作ピザ窯でナポリピッツァを焼く 2】
ピザ窯でのピザ焼き、2回目。
【自作ピザ窯でナポリピッツァを焼く 成功編】
やっとまともなピザが焼けました!これはピッツァと呼んでいいと思う。
ピザ窯作りに掛かった日数
重量ブロックとかの買い出し 半日
ピザ窯の土台の制作 2日と4時間くらい
ピザ窯の木工作業 1日
耐火レンガとかの買い出し 3時間くらい
ピザ窯の耐火レンガ積み 4日と半日
実際の作業は嫁と2人でやって、延べ10日弱くらい。でした。
素人2人が朝9時とか10時くらいから、日が暮れて作業ができなくなるまで、お昼ご飯以外はがっつり作業をしてこのくらいの日数でした。
が、この実働の日数以外にどうやって作ろーかなーとピザ窯の本を読んだり、ネットで調べたり、ホームセンターに材料とか道具を見に行ったりしている時間がけっこう長くあります。
なので、今こうして振り返ってみて作業していたのは”10日かぁ~”という感想です。全然そんなに短い感じはしません。
ぼくの場合、ピザ窯を作ったのが自宅から離れているところで、通いながら作っていたので、実際には作り始めてから完成するまで2ヶ月半かかっているからかもしれません。
ピザ窯を自分でDIYしてみた感想
ピザ窯を作ってみたい、家庭のオーブンじゃ上がらない温度でナポリピッツァを焼いてみたい、いつかは。
と思っていたところに立派なピザ窯建設予定地をあてがわれ、なかば背中を押されながら作ることになったピザ窯。
ピザ窯の作り方の本を読むと、けっこう大変そうなことが分かって、ますます尻込みしたのですが、いざやってみると、けっこうできるもんだな。というのが感想です。
モルタル練ったり、レンガ積んだり、初めてのことが多かったので、大丈夫かな〜と夢に見ることもありました^_^けれど、ちゃんと手順通りやっていけば、大きな問題もなく、最後までいけました。
それなりの時間とお金をかけて作るので、できれば失敗したくないですよね。なので、どうやったら失敗せずに素人でもそれなりのピザ窯になるか?を考えるところが一番大変でした。
ここで売ってるこの材料を使って、こーゆー感じで作っていこう、というのが決まればあとは作業なので、えっちらおっちら組み上げていくだけです。
あ、あと二人で作業したのは良かったです。特にアサヒキャスターを使って耐火レンガを積んでいくところは、アサヒキャスターの固まりが速いので、一人が詰める、一人がならす、みたいにやれたので。
経験者がいたり、友達同士で人数集めて作ればもっと期間も短く、もっとキレイに仕上がると思います。
なにはともあれ、ピザ窯が完成した今、あとはこのピザ窯を使いこなして美味しいピザやら、ダッチオーブンで美味しい料理を作ったりしていくのがとっても楽しみです。ま、ちょっと遠いんですけどね。
一家に一台!ピザ窯作りしてみませんか?

ピザ窯作りにコメントや質問をちょこちょこ頂いていて、嬉しい限りです。
もし良かったら、このブログを参考に作られたピザ窯の写真などをコメント欄から送って頂けますと、当ブログに掲載させていただきます。ピザ窯ライフを分かち合えたら嬉しいです!(^o^)!
つく◯ぽ!自作ピザ窯、自作石窯レポート
初めまして!
ピザ釜作り方を検索したら、こちらが1番上にあり、覗いてみました。
すっごく器用なんですね!
ってか、几帳面‼︎
レンガのアーチ、キレイですね。
お菓子やパン作りが趣味で、いつか釜を作ってパンやピザを焼いて食べてみたい!という夢がありまして…
いつかの時のために参考にさせていただきます。
お料理も美味しそうなものばかりですね!
フリカッセ、早速作ってみます♫
ayaさん、こんにちは。はじめまして。
お菓子やパンを作られるのですね〜石窯で焼くと美味しそうですね!僕もそのうちパンを釜で焼いてみたいです^_^
フリカッセ?あ、艸の作り方まで見ていただいたのですね〜ありがとうございます!
私も今年の春には竈を作ろうと計画練っているところです。
そこで質問です。
色々な自作かまど、オーブンのサイトを見ていると、レンガで作った外観の更に上からモルタルや粘土で固めているのが多いようです。 どうしてそこまで分厚くする必要があるのか不思議に思っているところです。
貴方のオーブンはレンガ外観で一応完成となっているようですが、それでも十分に機能するものでしょうか? それともモルタルで固めた方が、丈夫?それとも熱が逃げない等々利点もあるのでしょうか?
貴方経験から助言頂きたくお願いします。
傳場太郎さん、こんにちは。はじめまして。
ご質問ありがとうございます。
僕のピザ窯も最終的には、タイルをレンガの上から貼っています。
https://itiho.com/pizzatile/
タイル貼りの記事にも書いていますが、耐火レンガは雨に弱いので、長く使うために上からモルタルを塗ったり、タイルを貼ったり皆さんされるのだと思います。
僕の場合は、屋根を付けることができなかったので、水に強いタイルを貼りました。
もちろん、窯自体が厚くなれば、その分蓄熱の効果もあるとは思います。
素人の意見として、参考になれば幸いです。
コメントありがとうございました。
回答ありがとうございました。
なぜ外壁を厚くするかですが、更にリサーチして、もうちょっと分かりました。 ピザを焼く分だとレンガ層だけでも十分なようですね。 更にオーブンという機能としてパンやその他肉を焼くとなると、蓄熱と最高温度という更にスペックが要求されるようで、結果インシュレーション層を厚くする必要が出てくるようです。 耐火煉瓦丸出しだと雨に弱いというのも貴ご指摘通り、それも理由のようです。
実は、私は米国中西部在住です。 何でも材料が安く手に入る日本が羨ましいです。 ここではまず耐火煉瓦が種類も少なく、高い。 見つかるのはインシュレーション用の耐火煉瓦で直火用の耐火煉瓦はなかなかないです。 価格も直火耐火煉瓦は一個$5くらいするのが相場です。 安い建材卸業者見つけましたが、それでも$2.5くらいです。 大判の耐火煉瓦なんかないです。 それでもやりたいと思いだしたのでやると思いますが。 私は次回日本に行った際に、羽釜を買って帰り、その寸法に合わせて、ピザ釜と竈のハイブリッドのようなオーブンを作るつもりです。 春になってからですが。 完成は夏かな、その時には写真も入れてご報告します。 私もDIY大好きで、道具は一杯持っているのです。 庭にちょっとした石畳みたいのを作った時に購入した10インチダイアモンドブレードのマイターソーもあり、煉瓦をカットするのが楽しみです。
傳場太郎さん、こんにちは。
なるほど、蓄熱効果、最高温度をあげるために分厚くするんですね〜。
アメリカにお住まいなのですね。アメリカのほうがピザ窯とかBBQ用コンロとか作る人が多そうで、色々資材がありそうなイメージですが、
そうでもないのですね〜
羽釜も使えるようにするなんて、素敵です!
ぜひ見たいので完成したら、つくれぽお待ちしております〜ヽ(^。^)ノ
コメントありがとうございます。
やっと完成しました。 試行錯誤した上で、結局は羽釜も使えるようなハイブリッド構造は断念してドーム式ピザ窯となりました。
既に3回ほどピザ焼いてみましたが、機能は完璧です。
はじめまして。
北海道でピザ釜を作っている者です♪
そちらは寒冷地なのでしょうか?
北海道は雪が降るので屋根(東屋)を作っている最中です、釜は完成しましたが火入れはまだやってません。
写真を見て何かアドバイスありましたらお願いします(煙突にダンパー等)
正面から見て左側面に焚き口を付けたタイプです、扉も設置予定です、宜しくお願いします!
いたるさん、こんにちは。はじめまして。
かっちょいいピザ窯ですねー^_^焚き口が付いてるなんて、便利そうですね〜!
僕も次回は一層式のピザ窯を作りたいなーと思っています。
素晴らしすぎてアドバイスなんかありませぬ。。。
うちのピザ窯は屋根を付ける予定がないので、ダンパーってゆーか煙突をレンガで塞いでます。
あ、うちは温暖な南房総です〜
火入れ、ピザ焼きたのしみですね〜^_^完成したところを見てみたいです!ぜひつくれぽに完成写真送ってください!
コメントありがとうございます。
ありがとうございます。
完成しましたら写真送ります!
いたるさん
はい、楽しみに待っていまーすヽ(^。^)ノ
そーさん、お久しぶりです♪
屋根完成しました❗
画像送信します⤴️
これから扉を作ります。
完成したらまたします。
いたるさん、こんにちは。返信が遅くなってしまいました。すいません。
おおっ!すんごい!本格的な屋根ですね〜羨ましーです。
ピザ窯も本格的ですし、柱も立派ですね〜
扉完成のお写真もお待ちしています!
ピザ窯作りで苦労されたこととか、コツとかあったら、ぜひ教えてください。つくれぽに載せさせてください〜\(^o^)/
お写真、ありがとうございました!
写真2です。
構造は、
*6インチ厚さのコンクリートフロアの上に、ブロックで台を積み上げ、
*その上に4インチの耐火コンクリートでテーブルを作り、
*その上に3インチのCALCIUM SILICATE板を置き
*耐火煉瓦でドーム状に積み上げ
*周りをCASTABLE耐火セメントで固め
*2インチ厚のセラミックファイバーブランケットを巻いたのを
*ワイヤーと金網で固定
*それをタイプSモルタルにステンレス針を混ぜたものを塗り付け
*更にタイプSモルタルを2層塗り付け
これでドーム完成、壁の厚みは約9インチぐらいです。
煙突の台は型を作ってCASTABLE耐火セメントで作成しました、
これが結構難儀でしたね。
ドア(というか蓋)は1/2インチの鉄板と棒をカットして、溶接屋さんに持って行って溶接結合してもらいました。
ピザ調理時には中の温度は約500℃ぐらいです。
製作中はレンガ切るのにドライカットしましたので、かなりのほこりを近所にばらまきました。 日本だと苦情必至のレベルでしたが、ここの住民は全く意に介さずで、感謝をこめて近所にピザ配って回りました。
写真3です。
写真まとめちゃいました。
質問あったら何でも聞いて下さい。