耐火レンガは、アサヒキャスター(耐火コンクリート)で積んでいきます。1㎝の角材を挟む、絞り袋で絞るなどの工夫をすることで、素人の僕でもきれいに 積めました。
目次
ピザ窯に使う耐火レンガの種類と数
ピザ窯作りに用意した耐火レンガは、普通の形の耐火レンガSK-32を135個、半マスの耐火レンガが36個、そして、大判の耐火レンガ1個です。
普通の耐火レンガの重さは1個3.5kg。135個で473kg!軽トラの最大積載量、軽く超えてると思うですけど。。。
普通の形のレンガを半分にカットするでもいいのですが、この数を切るのは大変そうなので、半マスの耐火レンガを買いました。
大判レンガはこんなサイズです。大判レンガは縦半分にカットして使います。一緒に写っているのは普通サイズの耐火レンガです。
全耐火レンガを並べてみました。まあまあの量で、トラックに積み下ろしするだけでも結構な重労働でした。
耐火レンガについてはこちらの記事で詳しく書いています。
DIYで自作ピザ窯の作り方 耐火レンガを選ぶ
用意したアサヒキャスター(耐火コンクリート)は6袋。(足りなくて後で一袋追加しました)
SK-32基本の形の耐火レンガ @168円×135 22680円
耐火レンガ 半マス @168円×36 6048円
耐火レンガ 大判 2380円
アサヒキャスター @3888円×6 23328円
さて耐火レンガを積んでいこう!
素人のそーが耐火レンガを積む方法
耐火レンガを積んでピザ窯をこしらえていくのですが、乾きの速いアサヒキャスターを使って、耐火レンガを水平に垂直に1㎝の目地でキレイに積んでいくなんて、僕のようなレンガを積んだことのない素人が、普通にコテを使ってやるなんて、、、
そーには全くできない自信がある。
そー的耐火レンガの積み方
なので、1㎝の角材を当ててそこにアサヒキャスターをのせて、コテで均してレンガをのせていくことにしました。こんな感じです。
1㎝の角材を外したところと縦の目地は目地バックにアサヒキャスターを入れて絞る。
指でギュウギュウ押さえる。濡らしたスポンジでしっかりこすってならす。
という感じでレンガを積んでいきました。
スポンジワーク
写真が一枚もないのですが、”スポンジワーク”は非常に大事です。よく濡らしたスポンジで目地をゴシゴシして綺麗にならします。
ガッチガチに固まってしまうとキレイにできないので、僕は1段積んだら、スポンジワークという感じでやっていました。
台所の使いふるしのスポンジを使ったのですが、完成するまでに2個使いました。結構ボロボロになります。
目地バッグ
僕がピザ窯作りの参考にしている本とかネットとかでも”目地バッグ”を使うといいよ、ということが書かれているんですけど、この目地バッグ(バック?パック?)というものが全然見つからない。
何軒かのホームセンターにで店員さんに訊いても「メジバッグ?どんな商品ですか?」と一般的な商品じゃないらしいし、置いてありませんでした。
で、僕が目地バッグの代用品として使ったのはこれ。
ケーキのデコレーション用の絞り袋です。
これで全然問題なく絞れました。生クリームのオマケでついてるような薄い絞り袋だと破けちゃうかもしれませんが、厚手のビニールで出来ている絞り袋なら洗って何回も繰り返し使えます。
1㎝の角材90cm @133円×2 266円
絞り袋 @298円×2 596円
後で調べてみたら「モルタルパック」という名前でネットでも買えるみたいです。
ピザ窯の耐火レンガを積む
こんどこそ、いよいよピザ窯の耐火レンガを積んでいきます。
まずは火床(薪を燃やすところ)からです。ピザ窯の土台の上に耐火レンガをなんちゃって設計図どおり並べてみます。
こんな感じ。全体のサイズを測りながら耐火ブロックを並べる枠の線を引いたり、目地の幅を調整したりしました。
アサヒキャスターを練って、ここでも1㎝の角材を使って1㎝にならしました。
ここにすばやくブロックを戻して、なんとなく水平を取りながら、目地バックでアサヒキャスターを絞っていきます。
目地の細いところは、アサヒキャスターが入りづらいので、その都度コテやヘラで押し込みながら入れていきます。”その都度”じゃないとアサヒキャスターが固まってしまってコテやヘラで押し込めなくなります。
指でしっかりと押さえて、スポンジを濡らして、こすってならします。
火床が完成。
火床の上に一段目を積んでいきます。角材を使って、目地幅を調整しながらのせていきます。
上に行けば行くほど大きく傾いちゃうので、水平だけはある程度とっていきました。ある程度、です。
目地バックで詰めて
指でならして、スポンジワーク。
一段目が積めました。
1月の寒空の中で二人で作業をしていても、アサヒキャスターのかたまり具合は速いです。ので、一段分くらいのアサヒキャスターをちょっゆるめにその都度練りながらやっていました。
日差しがあると、急に固まるのが早くなります。夏なんてどうなっちゃうんだろ。
あくまで素人の感想です。
同じようにして2段目も積んでいきます。
2段目、積めた。
3段目は焼床をのせるカットしたレンガを積みました。レンガのカットは、ディスクグラインダーで耐火レンガを切るを参照してください。
正面から見ると
こんな感じです。だいぶボリュームが出てきて、それらしい感じが漂ってきたような。
4段目。
5段目。
5段目の前はまだ積みません。
6段目。
6段目も前はまだ積みません。
焼床を取り付ける
ここで、アサヒキャスターで作った焼床登場です。とりあえず、仮置きしてみました。奥には数センチの隙間があります。
なんちゃって設計図では、焼床の下に何かをかまして4段目のレンガと同じ高さにする予定だったのですが、そうすると、飛び出している焼床をのせるレンガ6箇所の高さを調整しなくちゃいけないので、予定を変更して、まずはこのまま焼床を取り付けることにしました。
飛び出したレンガにアサヒキャスターをのせて焼床を固定します。下からのぞくと
こんな感じになっています。焼床を手前に合わせにすると、奥が5㎝ほど空きます。この隙間から熱が上がって来る予定です。
焼床の両サイドもアサヒキャスターで埋めました。
6箇所の飛び出たレンガで高さの調整をする代わりに、一番前に薄いレンガを入れて高さを調整することにしました。
半ペイの耐火レンガ(横にスライスしているレンガ)を半分にしたほうが作業としては簡単です。が、急遽予定を変更したので、半マスのレンガをスライスして、薄いレンガを作ります。
こんな感じにカットします。
ディスクグラインダーで切りつけて、
タガネでとりゃ〜!
あ、割れちゃった。。。
割れちゃっても大丈夫!キッチリ合わせてアサヒキャスターで挟み込みました。
割れちゃった薄レンガの上にアサヒキャスターをのせて、5段目の前を積みます。
その上に6段目の前も積みます。
半マス分開いているところは後で積みます。アーチのかまぼこ木型を取り外せるようにあけておくことにしました。
わりといい感じにここまで積めています。ここからアーチにレンガを積んでいきます。
ピザ窯作りにコメントや質問をちょこちょこ頂いていて、嬉しい限りです。もし良かったら、このブログを参考に作られたピザ窯の完成写真などもコメント欄から送って頂けると、このブログに掲載させていただきます。ピザ窯ライフを分かち合えたら嬉しいです!(^o^)!
つく◯ぽ!自作ピザ窯、自作石窯レポート
初めてレンガ積みをする者です。私も1センチの角材を使用します。そこで質問があります。よろしくお願い致します。
Q1:1センチのの角材を外せるのはおよそ何時間後位ですか。当時そーさんは角材を外したのはいつ頃でしたか。
Q2:手順の確認です。まず角材を置いて、その中にアサヒキャスターを均して、その上にレンガを積んで、何時間後かに角材を外して、目地詰め&スポンジワーク、でよろしいでしょうか。
Q3:同日に何段か続けてレンガ積みは可能でしたか。「目地詰め&スポンジワーク」終了後、すぐに上の段を着手されていましたか。
以上、ご返信の程、よろしくお願い致します。
村瀬 和栄さん、こんにちは。
そーのブログを参考にしてくださり、ありがとうございます。僕も素人なので、アレですが、その時のことを思い出してお答えします^_^
A1 耐火レンガを積んで、コンコン水平を取ったら、角材はすぐ外していました。アサヒキャスターはわりとすぐ水分がなくなってガッチリしてくるので、ゆるゆるにねらなければ、大丈夫だと思います。
A2 まず角材を置いて、その中にアサヒキャスターを均して、その上にレンガを積んで、”わりとすぐに角材を外して”目地詰め&スポンジワークで大丈夫です。僕は1段積むごとにスポンジワークをしていました。アサヒキャスターはほんとにすぐに硬化し始めるので、スポンジワークはすぐにします。
A3 はい。「目地詰め&スポンジワーク」終了後、すぐに上の段に取り掛かりました。時間が許す限り、どんどん積んでいきました。
参考になれば幸いです。
コメントありがとうございます。
ご回答ありがとうございます。
水平がとれたら待たずに角材はずしで実施しました。大丈夫でした。ありがとうございます。
うちはピザ釜ではなく花壇の作成です。W2780×D1084×H900を2つなので先が長いです。
私も何も使わず水平1cmなんて絶対自信がなかったのでまず角材を用意しました。しかし具体的な使い方は思案中でした。そーさんのサイトで、後から目地入れモルタルパック、という方法を知りようやく実施の運びとなりました。本当にありがとうございます。ちなみに今の所、ケーキの絞り袋を使っています。花壇が終わって庭作りの最後にスペースが確保できればピザ釜もどき着手したいと思います。その時もまた参考にさせていただきます。
村瀬 和栄さん、こんにちは。
おお!花壇を作られていたのですね。
花壇つくりの参考にお役に立てるなんて、思っていなかったのでとっても嬉しいです。
こちらこそ、ありがとうございます。ぜひ、ピザ窯もお試しください〜^_^
コメントありがとうございます。
制作にあたり質問です
燃焼スペースには空気の取り入れ口(開口穴)は設けていないように見えますが
それは問題ないですか?それがなければ燃焼効率が悪いような気がしますが
どうなのでしょうか?
画像を拝見する限り、開口部分はあくまでも正面と煙突部分のみのような感じですが、、。
ご回答ください
よろしくお願いします。
こうさん、こんにちは。はじめまして。
気がつくのが遅くなってしまいすいません。もう、解決されてしまったかもしれませんが。。。
ご質問いただいた”燃焼スペースには空気の取り入れ口(開口穴)は設けていないように見えます”の「開口穴」がどのようなものを指すのか僕には分からないのですが、
この2層式のピザ窯では、一番下の火床で薪を燃やして、ピザ窯の奥の隙間を通って熱い空気が上の焼床に上がるようになっています(もちろん焼床自体も下からの火で温度が上がりますが)。その焼床から煙突へと空気が流れるようになっています。
僕的には、火床の大きな開口部分から空気を取り込むので問題ないと考えています。もちろん、僕は専門家ではないので、もっと効率よく燃焼効率を上げる方法があるのかもしれませんが、僕は知りません。
ご納得の行く回答ではないかもしれませんが。。。
もっといい方法の作り方がありましたら、ぜひピザ窯を制作されてつくれぽにお寄せくださいヽ(^。^)ノ
ご質問、ありがとうございました。
はじめまして
昨年から拝見させていただいております。
だいたい月1ペースでしか時間が取れないのでボチボチ進めており、土台を今月完成させ、数日休みを取っていよいよ耐火レンガを積みはじめる予定です。(アサヒキャスターや耐火レンガもそろいました!)
そーさんの方法でアサヒキャスターを使って耐火レンガを積む予定ですが、これからの時期はテントを張っても高温は避けられず、乾く速度に積むのが間に合うか心配しています。
アサヒキャスターに混ぜる水は、指定量であれば厳しいように思いますが、いかがでしょうか?
アサヒキャスターは耐火モルタルと性質が違うので、耐火レンガを水につけるのは大丈夫かなとも思いましたが、いかがでしょうか?
よろしくお願いいたします。
MYさん、こんにちは。はじめまして。
そーのピザ窯の作り方を参考にしてくださりありがとうございます。
確かにこれからの時期は、乾くのが早そうですね。
僕がピザ窯を作る時にいろいろ調べていた時に”耐火レンガは水に濡らさずに積む”というのをどこかで見かけたので、濡らさずに積みました。
実際、本やネットで見る写真でも乾いているレンガを積んでいるようでしたので。
ですが、今あらためて調べてみた所、濡らして積んでいる方もいるようですし、他の本には”濡らして積んでいくのがコツ”とも書いているものもありました。
ので、耐火レンガを濡らして積んでいくのは、この時期はいいのかもしれません。
すいません。やったことがないもので、、、ふわっとしたお答えしかできず。。。
濡らして作った様子などもお聞かせいただきついでに、つくれぽにも送ってくださると嬉しいですヽ(^。^)ノ
ピザ窯の完成、楽しみにしています!頑張ってください〜
コメントありがとうございます。
こんにちは。こちらのブログを参考にピザ釜にチャレンジしようと思っています。
ふと思ったのですが、焼き床の下に薄い鉄板を入れるのは、どうなんでしょうか?焼き床にヒビが入っても慌てずにすむかなぁと思ったのですが、なにか不具合出るでしょうか?
getenさん、こんにちは。はじめまして。
そーのブログを参考にしていただきありがとうございます〜!
>焼き床の下に薄い鉄板を入れるのは、どうなんでしょうか?焼き床にヒビが入っても慌てずにすむかなぁと思ったのですが、なにか不具合出るでしょうか?
とのご質問ですが、、、僕は入れいていないので、それがどう影響するのか分からないというのが正直なところです。。。すいません。
ですが、ピザ窯作りをされた多くの方が鉄板を入れずとも、問題なく、僕のように焼床が割れることもなくピザ作りを楽しんでいるようです。
ので、火入れを気をつければ、鉄板はいらないのかもしれません。入れたからと言って支障が出るかと言うと、分からないのですが、、、
ぜひ他の方のピザ窯も参考にされてください「つくれぽ」
https://itiho.com/tsukurepo/
ピザ窯が完成した際には、ぜひつくれぽにお寄せください!楽しみにお待ちしています。
まともな回答ならず、、、申し訳ないです。。。
コメントありがとうございました。
さっそくのご返信ありがとうございます!
空気抜きがうまくできるか心配ですが、鉄板なしで作ってみようと思います!
こんにちは。これからピザ窯を作ろうと思うのですが、耐火煉瓦は、SK-32はどちらで購入されましたか?格安で購入できるところが知りたいのでよろしければ教えていただけませんか?よろしくお願い致します。
鎌田さん、こんにちは〜!
この質問は複数の方から頂いていて、Q&Aにも載せたのですが、最近は耐火煉瓦が値上がりしているみたいですね。
僕がピザ窯を作ったのは2016年で、カインズホームで購入しました。当時は1個170円弱だったのですが、今年になってカインズに見に行ったら300円弱になっていました。
あまり参考にならない回答ですいません。。。コメントありがとうございました。