hanaのペティナイフ3

 そーは一応プロの料理人として、「プロレシピブログ 艸の作り方」というブログを運営してしています。だもんで包丁もそれなりに持っています。

 で、このブログでも、フードプロセッサーやら、低温調理器のボニークやらマキネッタやら、水のいらないワインクーラーなどなど、ちょいちょいキッチングッズの紹介もしています。

 ですが、包丁は一度も紹介したことがありません。なぜって、僕が使っているのは完全な業務用で、刃渡りも三徳包丁より長くて家庭では使いにくいだろうし、見た目もまあ画一的といいますか、特にこれといった特徴もない「業務用の良く切れる包丁」だからです。それはそれで僕にとっては愛着のある包丁ではあるんですけど。

 そもそも僕が包丁を選ぶ時は、決まったいくつかのメーカーから用途にあった種類やサイズのものを選ぶだけで、「僕はこれを使っている」以上のことが書けそうにもないし。

 なのですが、今回、「お、この包丁いいな!」と目に止まった「YEBISU YAIBAのhana」というシリーズの包丁は、その見た目も可愛らしく、「最も愛される家庭用包丁を目指しました」と謳っている通り、楽天でも包丁・ナイフ、三徳包丁の部門で1位を獲得しています。レビューの評価も4.7という異常な高さです。

 そんな評価の高いhanaには、

三徳包丁(いわゆる家庭用の包丁)
筋引き(刃が細めの包丁)
牛刀(三徳包丁より大きめの包丁)
ペティナイフ(小さめの包丁)
皮むきナイフ(ペティよりさらに小さい包丁)
パン切り包丁(波々の包丁)

の6種類の包丁があります。

hanaのペティナイフ6

 今回その中からペティナイフを提供してもらって使ってみたら、めっちゃ良かったので紹介します。正直なところ、良く切れる包丁=業務用で、デザインがかわいい、おしゃれ、素敵な包丁=切れ味イマイチ、とタカをくくっていたんですが、、、hanaめっちゃ切れましたっ!

デザインが可愛いだけじゃない!良く切れる包丁hana

 なにはともあれ、届いたhanaのペティナイフで玉ねぎを切った動画を撮ってみました。

1分30秒の動画です】

 初めてhanaのペティナイフを使ったので(言い訳)、ちょっと動きがぎこちないですが、スパスパ切れます。届いた包丁をちょいと洗って試し切りしました。研いだりはしていません。

 切れ込みを入れている時に玉ねぎがバラバラしてこないのは、包丁が切れるからです。久々に玉ねぎのみじん切りが楽しい♪

 hanaの販売ページでもこのペティナイフは、手の小さい人向けのメイン包丁というようなことが書かれているのですが、まさにそんな感じのサイズ感です。そーは図体はなかなか大きい(180cmの80kg)のですが、手は大きくありません。嫁とぴったり同じサイズです。

 嫁は女性ではそれほど手が小さい方ではないので、そのくらいの手のサイズでも、この包丁をメインの包丁として使えそうです。

 僕は普段、このhanaのペティナイフの上下においた、2本の包丁で大抵のことをするのですが、ちょうどその中間のサイズの包丁です。キャベツの千切りなど大きな包丁じゃないと難しいこと以外は、わりとこの一本で行けるんじゃないかと。

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 持ち手が白木(ホワイトオーク)で、丸みのあるデザインのhanaは、もちろん女性に好まれそうな可愛らしいデザインなんですけれど、それと同時に男性の心もくすぐるアウトドアっぽいワイルドさ?や剣(つるぎ)?のようにも見える絶妙なデザインで、見た瞬間に「あ、これほしい!」とおっさんの僕も思いました。

 「キッチンをはなやかに」というコンセプトからhanaと名付けられたシリーズで、いやほんとにちょっとテンションが上がる包丁ですよね。

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 まるっとした持ち手は、持った時に手にすっと馴染みます。この持ち手と刃のつなぎ目のところを刀と同様に鍔(ツバ)と呼ぶんですけれど、ここも深く握る時にとっても握りやすい角度になっています。さすがこのフィット感に2年もの歳月を費やしただけのことはあります。

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 包丁のお尻には、hanaのロゴモチーフになっている梅結びのマークが入っています。このお尻の金属部分があることで、包丁に程よい重みが加わって、持った時にふわっとしない安定感が生まれます。全体のバランスが取れているので重いというよりは、しっかりしている印象です。

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 そして、このダマスカスのきれいな紋様。これはただのデザインではなく何十層ものダマスカス鋼を重ね鍛造すると、このような独特の縞模様ができるんだそうです。

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 僕は、ダマスカスの包丁は初めてなんですが、とにかく美しい紋様。そんで、そういった作り方をすると、錆びにくく、耐久性に優れ、、切れ味の良い包丁になるんだそうです。ちなみにhanaは67層!もの強化された鋼が用いられています。

 包丁が切れる包丁かそうでないかの大きなポイントは、鋼に何が使われているかってところです。プロが使う包丁は、この使っている鋼によってランクが分かれていて、お値段も変わってきます。高級な良質な鋼ほどよく切れます。hanaで使われている鋼はVG-10(V金10)という鋼で、錆びにくくステンレス刃物鋼では最高クラスの切れ味の鋼です。

 VG-10は最高の切れ味の鋼なのですが、それだけで作るとお高くなってしまします。と言うわけで、VG-10を使いつつ、ダマスカスにすることで、そこそこのお値段で切れ味の良い包丁になっています。

 ちなみに僕が使っている筋引き(上の写真の長い包丁)は、2万円前後します。もうちょっと鋼のクラスが上の包丁だともう1万円クラプラスされます。さらに和包丁の柳刃とかになるとさらにお値段もアップします。

 家庭用の包丁にウン万円もするプロが使うような包丁は必要ないんだけど、、、、でも、切れ味のいい包丁が欲しい!という人にhanaはうってつけの包丁です。

 で、業務用の包丁でもhanaでもそうなんですけど、切れる包丁とは言っても永遠に切れるわけではありません。包丁を研がなきゃ段々と切れ味が落ちてきてしまいます。

 なので砥石を持ってない、砥石で研ぐのがめんどくさい、という人は一緒に「恵比寿刃 純正シャープナー」も(商品をかごに入れるところで追加できるようになっています)あると、hanaも本気を出せると思います。

hanaの包丁は贈り物にも最適

 僕は、自分が料理をしていることもあって、ここぞという時の贈り物にはキッチングッズを選ぶことが多いです。

 正直、僕が使っているような業務用の包丁は、料理をしている後輩とかには贈ったことはありますが、普通の主婦の方とかにはちょっと贈りづらいです。大きいくてごっついし。

 でも、hanaの包丁なら贈り物に最適かと。見た目、切れ味、お値段的にも丁度いい。

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 届いた箱には包丁についているのと同じ、梅結びが銀箔で押されています。梅結びは「ご縁を結ぶ」という意味で、大切な人との堅い絆の願いが込められていて、さらに、梅は「魔除け」の意味もあって、出産祝い・新築祝い・新生活への贈り物にも最適なのだそう。 

hanaのペティナイフ3

 包丁は、「災いを断ち切り、幸運を切り開く」ものと考えられていて、大変おめでたい縁起物です。一生モノの包丁は、結婚のお祝いにもおめでたい贈り物なのですが、人によっては「切れる」ものは嫌う人もいるみたいです。

 でも、僕は結婚ってわりと包丁の出番だと思うので、本来の意味を込めて友人や後輩など近しい人には普通に贈っちゃいますけどね。

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 ちょっとした贈り物なら今回のペティナイフ、もうちょっと改まった贈り物には、三徳包丁とペティナイフのセットがおすすめです。なんだかんだいって三徳包丁が誰でも一番使いやすいです。

 ちょっと料理を本格的にしている人にはペティナイフと牛刀や筋引きとの組み合わせでもいいかもしれません。僕だったら、”筋引き”がほしいです。僕だったら”筋引き”がほしいです。僕だったら、、、(≧∇≦)

 さらにhanaの包丁全6本セットなどもあるので、予算やシーンによって使い分けられるのもいいです。

「よく切れる実用的な包丁」でありながら「デザイン重視の可愛い包丁」でもあるhanaの包丁、僕もこれから使い倒していくのが楽しみです〜。