築30年のおうちのリフォームをしています。で、書斎として使っている4畳の部屋のリフォームを始めたときから、天井の蛍光灯も取り替えたいなー、ついでに天井紙?(壁紙?)も貼り替えたいなーと思ってはいたんです。
ですが、この書斎に付いている蛍光灯は電線から直接繋がっている直付きなので、交換するには電気工事士の資格が必要です。
そんなわけで、第二種電気工事士の資格を取りました〜!
電気工事士の資格を取るのにちょっと時間がかかったので、書斎のリフォームを一時中断してトイレのリフォームをしていましたが、やっと資格を手にしたので書斎のリフォームの再開です!
目次
天井直付き蛍光灯を引掛シーリングLEDに交換!の動画
蛍光灯をLEDシーリングライトに交換する動画です。動画が何かしらのお役に立てたら、いいね!チャンネル登録をしてもらえるととっても喜びます〜!
動画のテロップは文字数に限りがあるので、以下では、動画の内容に少し言葉を足しながら解説しています。
直付き電気の蛍光灯を外す
まずは蛍光灯を外す前にその部屋のブレーカーを落としておきます。部屋の電気のスイッチを切るだけだと、間違えて(癖で)スイッチ入れちゃったり、体が当たってスイッチが入っちゃたりしたら危ないですもんね。
うちの蛍光灯のカバーは両側にポチッと押すボタンみたいなのが付いていて、それを押すと外れるようになってました。
天井に”直付き”の電気とはどういうことかと言いますと、
こんな感じに、天井から電線が直接照明器具に繋がっているものを言います 。こういった照明器具を交換するには電気工事士の資格が必要なのです。
天井にこういった引掛シーリングが付いている場合は、照明器具を回すだけで脱着できるので、電気工事士の資格がなくても照明の交換はできます。
うちもたいていこの引掛シーリングが付いているんですけどね。この部屋とキッチンだけは直付きで照明器具が付いています。
電線を抜いたり挿したりするには資格が必要ということですね。ここからの作業には資格が必要になります。
さてさて、電線を抜いて照明器具を外していきます。作業しにくかったので反対側から撮ったので向きがこれまでと反対になりました。
「はずし穴」と書かれたところにマイナスドライバーをグッと入れて電線を引き抜きます。
もう一方も同じようにドライバーを外し穴に押し込んで、白線を抜きます。
電線は切っちゃってもいいんですけどね。どうやったら抜けるのかなーこのタイプは、、、とやってたら抜けたので。
線を抜いたら、照明器具を固定しているネジを緩めて本体を外します。
残ったネジをはずしたら、照明器具の取り外し完了です。
下地を探しどこ太を使って下地のチェック
このあと取り付ける器具を、どこにネジ止めすればいいのかを調べるために「下地探しどこ太」を使って、下地のチェックをしました。
シンワ測定(Shinwa Sokutei) 下地探し どこ太 Basic 35mm 石膏ボード用の針式の下地探し マグネット付 79025
どこ太の中には針が入っていて、
石膏ボードにぐっと押し当てて、石膏ボードの奥に何もなければ根元まで刺さり、途中で止まってそれ以上刺さらなければ、柱などがあるってことをチェックする道具です。
作りは単純ですが、これがあるとどこにネジ止めすればいいのかが分かって安心です。元々の照明器具がネジ止めされていた近くであれば取り付けられるんでしょうが、、、
ネジ止めしたい辺りに刺してみます。
どちらも、この針が出てる分(石膏ボードの厚み分)しか刺さらず、奥に柱があるっぽいことが分かります。ので、この場所にネジ止めをする当たりをつけておきました。
ちなみに、ちょっと離れたところにどこ太を刺してみると、こんな感じに奥まで全部刺さりました。
引掛シーリングを取り付ける
引掛シーリングとは?
引掛シーリングです。角型と丸型があります。他にも埋め込み型の薄いヤツだったり、コンセントが付いているヤツだったり、意外と引掛シーリングには種類があるみたいです。
僕が買ったのはPanasonicのWG5015WPです。数字の後ろのWはホワイト、Pは1個売り(箱じゃなくて)の意味らしいです。Yが付いているのはカラーが角の方みたいな色(ラクダ)のものです。
この引掛シーリングを買う時に、同じPanasonicのWG5005Wってのがあって、値段が倍するんですけど、何が違うのかよくわからない、、、と調べたら、こちらは「送り端子付き」だそうです。
表から見ただけだと全く同じなんですけれど、裏側には電線を挿し込む穴が4つ付いていて、複数の照明を連結するような時に使う引掛シーリングです。
ので、一つだけの照明を取り付ける今回のような場合はPanasonicのWG5015WPで大丈夫です。
引掛シーリングを取り付けると、その名の通り、照明器具を引っ掛けて回してカチッと設置できるようになります。
裏側はこんな感じになっています。外側の穴は天井に取り付けるためのネジ穴です。
真ん中あたりに2つ空いている穴が電線を挿す穴です。「W」または「接地側」などと書かれている方の穴に白線、そうでない側に黒線を挿し込みます。
今回は丸型の引掛シーリングを取り付けることにしました。
僕が選んだ新しい照明器具には、角型、丸形それぞれの引掛シーリングに対応したスペーサーと言うパーツ(後出)が付いていて、どちらの引掛シーリングでも安定して取り付けられるようになっていました。
「W」に白線、反対が黒線です。
引掛シーリングに挿す電線は周りのビニールを1cm剥きます。引掛シーリングの側面にも必要な電線の長さが分かる溝があるので、溝に合わせて確認すると確実です。
ケーブルストリッパ
引掛シーリングの取付作業に使うのは、ケーブルストリッパです。電気工事士の技能試験用に購入しました。
ケーブルストリッパは、ケーブルや電線の長さを測ったり、カットしたり、外側のビニールなどを剥いたりするための道具です。
ケーブルのカット、ストリップ
あ、ここで天井紙?天井の壁紙?を貼り替えました。天井の紙も貼り替えるという方はそちらも御覧ください〜!
ケーブルの長さに余裕がありそうだったので、まずはケーブル(グレーの太いやつ)ごとカットしました。
引掛シーリングに取り付けるためには、外側のケーブルのグレーの被覆(ひふく)を2cm剥いて、中の白と黒の電線の被覆を1cmむきます。
ケーブルストリッパのメモリを使って2cmを測って、
根元の部分を使ってケーブルをむきます。
電気工事士の試験のように机の上でやるのと違って、上向きの体勢でやったので、1回でうまくできず、、、でもなんとかケーブルを2cm剥けました。
次に、中の白と黒の電線の長さを1cm測って、(2cmまでのメモリはケーブルストリッパのこの位置にも付いています)
今度は先端部分を使って、白黒の2本をまとめてむきます。
剥けました。
引掛シーリングの取り付け
白と黒の2本の電線を挿し込みやすいようにちょっとだけ広げて、
引掛シーリングの「W」に白線、反対側に黒線を同時にグッと奥まで挿し込みます。
こんな感じに剥いた電線の金属部分が見えなくて、
真横から見ると黒白の電線が見えない状態に取り付けられればOKです。
引掛シーリングをとめるネジは付属していなかったので、自分で用意します。どのくらいのサイズがいいのかなー?と調べたら、引掛シーリングのメーカーのPanasonicのサイトを見つけました。
径が3.8〜4.1mmで長さが30mm以上の木ネジがいいみたいです。家にそのサイズの丁度いい木ねじがなかったので、買ってきました。
このネジを使って、どこ太で調べた下地がありそうなあたりにネジ止めしていきます。
これで引掛シーリングの取り付けが完了です!
アイリスオーヤマのLEDシーリングライト
取り付ける照明器具はアイリスオーヤマのLEDシーリングライト昼白色4.5畳用です。この部屋は4畳なので十分なサイズです。
LEDのカラーの種類
LEDのカラーは大まかにこの3種類です。カラーや明るさは、切り替えたり調節できたりするものもありますが、今回は書斎の照明なので、昼光色のみで、明るさの調整はできるものにしました。
昼光色…青みがかった光で、読み書きをしたりお遊コンでの作業など、仕事をしたり勉強をしたりする部屋などに向いている。
電球色…その名の通り、電球のようなオレンジがかった光で温かみのある雰囲気。寝室などに向いていて、読み書きをしたりする部屋には不向き。
昼白色…自然光に近いナチュラルな光で、リビングやキッチンなどに向いている。
照明本体の他にリモコンとスペーサーがついています。
このスペーサーとゆーやつは、引掛シーリングの角型用と丸型用がついていて、「照明器具が取り付けやすくなる」と説明書には書かれていました。これを取り付けておくとグラグラしにくいってことなんですかね?
リモコンはオンオフの他に明るさの調整やタイマーの設定もできるみたいです。単4の電池が必要です(別売り)。
本体はこれまでついていた蛍光灯の照明と比べてコンパクトでめちゃめちゃ軽いです。
裏側の金具を引掛シーリングに引っ掛けます。
カバーは反時計回りに回すと外れます。よくあるタイプです。
LED部分です。四角いのが付いています。
このLEDシーリングライトは一体型なので、LEDの交換はできません。交換するときは本体ごとの交換になります。一般的にLEDライトは10年以上は持つので、このお値段のライトなら本体ごとの交換でも問題ないかなーと思います。
アイリスオーヤマのLEDシーリングライトの取り付け
まずは付属品の丸形用のスペーサーをとりつけます。スペーサーの印と引掛シーリングの差し込み穴との位置を合わせて取り付けるみたいです。
グッと押し込む感じで簡単にしっかり取り付けられました。
カバーを外して状態LEDライトを取り付けていきます。照明の真ん中が透明のパーツでできているので位置合わせも簡単です。最近の照明はほんとに考えられていますね。
穴に金具を差し込んで時計回りにカチッとはめ込みます。
カバーも位置を合わせて時計回りに回して取り付け完了です。
ブレーカーをもとに戻して、スイッチを入れて、リモコンも使ってみました。
バッチリです。これまで付いていた蛍光灯より小さいですが、明るさはLEDの方が断然明るいです。電気代も蛍光灯より安いですし、いいことずくめですね〜!
直付きの蛍光灯から引掛シーリングのLEDライトに無事に付け替えできました。電気が明るいだけで気持ちもなんだか明るくなりますねー!ベタだけど、ほんとに^_^