ピザ窯作りに使う耐火レンガには、フランスレンガ、アンティーク耐火レンガ、焼き過ぎレンガ、ブリックヤードレンガ、耐火レンガSK-32などたくさんの種類があります。また、形状も様々なレンガがあります。
ピザ窯を作るにあたって、なんとなくでも設計図を作ろうと思ったのですが、そもそも耐火レンガのサイズがわからないことには設計図を書きようがありません。
ですので、耐火レンガには、どんな種類があるの?大きさ一緒なの?耐火レンガの一個のサイズってどのくらい?1個いくらなの?、、、などなど、耐火レンガの疑問を解決するために土台のブロックと一緒に数軒のホームセンターを見て回りました。
目次
耐火レンガの種類
耐火レンガって、高温に耐えられるレンガってことですよね。ピザ窯の中の温度は300度以上、できれば400度〜450度くらいまで上げたいので、普通のレンガは安いけど、耐火レンガじゃないとピザ窯、石窯は無理です。
で、4軒くらいのホームセンターをウロウロしてみたら、けっこう耐火レンガって種類があって、しかも大きさがバラバラだってことが分かってきました。
耐火温度、サイズ、価格は僕がホームセンターで見たり、調べたりしたものですので、他の規格のものもあると思います。
フランスレンガ
フランスレンガという耐火レンガ。
耐火温度:1200〜1300度
サイズ: 約220×105×54mm
価格(税込):225円〜228円くらい
色合いがとっても良くて、フランスレンガのブラウンでピザ窯を作ろうと最初は思っていたんですけど、お値段がちょっとお高い。
一個の値段の違いは数十円でもピザ窯を作るのに使う耐火レンガは150個オーバー。60円違えば1万円近く違ってくるのです。
最終的に僕が使うことにした耐火レンガと比べるとサイズも一回り小さい。
アンティーク耐火レンガ
そのまんまですがアンティークな耐火レンガです。
耐火温度: -
サイズ: 約230×115×65mm
価格(税込): 173円くらい
アンティークなレンガはとっても素敵だと思ったんですけど、アンティークだから、あっちこっち欠けてたりして、きちっとした長方体じゃない。
サイズは一応書いているけど、かなり怪しい。そんな耐火レンガを素人の僕がちゃんと積めるのか?と思ったのでパスしました。
焼き過ぎレンガ
普通のレンガを焼き過ぎたレンガなので、いわゆる”耐火レンガ”ではないのですが。
耐火温度: 900度?
サイズ: 約210×100×60mm
価格(税込):153円くらい
僕がみた本では200〜300度くらいまでの耐火性と書いてましたが、ホームセンターの看板には900度と書いていました。900度なら十分な気はしますけど、200~300度ならピザ窯にはちょっと温度が低い。
焼き過ぎレンガ自体は写ってませんが、、、
耐火ブリックヤードレンガ
ブリックヤードレンガという名前で売られているレンガ。
耐火温度: 1200度
サイズ: 約230×115×65mm
価格(税込): 168円くらい
”ブリックヤード”とはなんぞや。と調べてみたら”レンガ工場”のことなんだって。レンガ工場レンガ?
お値段も耐火温度も問題なく、ピザ窯作りに良さそうなレンガです。ネットで見てみると、耐火ブリックヤードレンガを使ってピザ窯を作っている人もけっこういるようです。
耐火レンガSK-32
耐火レンガといえばSK-32というくらい、ピザ釜の本、ネットでよく見かける耐火レンガ。
耐火温度: 1200度
サイズ: 約230×114×65mm
価格(税込): 173円くらい
SK-32の32の数字によって耐火温度が変わってきます。32の耐火温度は1200〜1300度です。
1〜40番まであるそうですが、普通のホームセンターではSK-32の耐火レンガしか見かけませんでした。
レンガのサイズの違い
僕が見ているピザ窯・パン窯の作り方の本で紹介されていた耐火レンガSK-32は
サイズ225×110×60mmとなっていました。
僕がホームセンターで見たSK-32は、サイズ表示がなく測ってみると230×114×65mmでした。5㎜違うと5個並べたら25mm(2.5cm)も違ってきちゃいます。
SK−32という表示は耐火温度の表示ですのでサイズは色々あるみたいです。
ホームセンターで見ていて大差無いように見えた、耐火ブリックヤードレンガ(230×115×65mm)と耐火レンガSK-32(230×114×65mm)は幅が1㎜違います。
この1mmの違いがピザ窯作りに大きく影響するかどうかはわかりませんが、僕がSK-32を選んだのはこの1㎜の違いからです。
耐火レンガの基本の形のものを半分にした”半マス”という耐火レンガがあります。僕は半マスの耐火レンガをピザ窯にいくつも使う予定にしました。
これが半マスの耐熱レンガです。この半マスの耐火レンガの幅が114mmだったので、基本の形の耐火レンガも同じ114mmのSK-32を使うことにしました。
いろんな形の耐火レンガ
耐火レンガには”半マス”のようにいわゆる普通の基本の形をしたレンガ以外のものもあります。
半マスの耐火レンガ
この半マスの耐火レンガ、意外と売ってないんです。たまたまかもしれませんが、4軒のホームセンター(みんなけっこうでかい)中、一軒しか置いていませんでした。
僕は、自宅とピザ窯を作っている場所が離れているので、できればレンガ類はピザ窯建設地に近いほうがいいのですが、半マスは自宅そばのホームセンターにしか置いておらず。。。
半マスのレンガは基本のレンガをディスクグラインダーで切って作ってもいいんですが、けっこうな数(僕は35個くらい)を使うし、キレイに切れるか心配だったので買うことにしました。
レンガは半分だけど、値段は一個168円。普通サイズのレンガと変わらない。切ったほうが良かったか。。。
大判の耐火レンガ
その名の通り大判の耐火レンガです。
基本のレンガの約6個分の耐火レンガです。ですが、お値段は6個分ではありません。一個2380円!
この大判レンガを縦に半分に切ってピザ窯の前面を塞ぐ(穴を小さくする)のに使おうと思っています。
これも半マスと同じ所でしか売っていませんでした。
半ペイの耐火レンガ
半マスとは違って横にスライスしたような耐火レンガが”半ペイ”です。僕は使う予定はありませんが、レンガを横にスライスするのって難しそうだからこういうレンガを使う予定がある人にとっては便利そうです。
【追記】結局、スライスしたようなレンガが必要になり、ディスクグラインダーでスライスしたら割れちゃいました。割れたのをくっつけて使ったけど。
耐火レンガの選び方
最初はフランスレンガで予定していたので、フランスレンガのサイズでピザ窯の設計図を書いたのですが、SK-32の耐火レンガで作ることに変更して、設計図を書き直し、さらに半マスのレンガを探しに行ったり、とけっこう耐火レンガを何度もホームセンターに見に行きました。
耐火レンガの風合い、サイズ、価格がみんな違うので、どれを選ぶのが、なるべくお金がかからず、作りやすいのかということを考えて選びました。
思っていたサイズと違うと、また一から設計をし直さないといけない場合もあるのでどの耐火レンガを選ぶかは気をつけたいです。
結局、僕が選んだのは、SK-32の耐火レンガ230×114×65mmと半マスの耐火レンガ114×114×65mmです。
まあ、65mmの高さといっても、レンガのサイズって大体なので、きっちり高さが揃っているわけではないのですけどねー。
ピザ窯作りにコメントや質問をちょこちょこ頂いていて、嬉しい限りです。もし良かったら、このブログを参考に作られたピザ窯の完成写真などもコメント欄から送って頂けると、このブログに掲載させていただきます。ピザ窯ライフを分かち合えたら嬉しいです!(^o^)!
つく◯ぽ!自作ピザ窯、自作石窯レポート
大判の耐火煉瓦は何処にありますか?
こんにちは、まっちゃんさん、はじめまして。
僕が大判の耐火レンガを買ったのはジョイフル本田というホームセンターです。
ピザ窯を作る時に4,5軒のホームセンターを回っていたのですが、そこの一軒しか置いてなかったので、どこにでも置いてあるというものではないのかもしれません。
かなり割高ですが、Amazonでも取扱はあるようです。ホームセンターで取り寄せできるといいですが、1個だけだと難しいかもしれませんね。
大判レンガ見つかるといいですね。
コメントありがとうございました。
初めまして。
ピザ窯を作りたいなと思いながら、このサイトを見つけ作ろうと思ってます。
耐火煉瓦SK32はこちら(九州 福岡)のホームセンターでは300円ぐらいなんですが、どこのホームセンターで買われたんです?
久保さん、こんにちは。はじめまして。
当サイトをご覧いただきありがとうございます。
僕もピザ窯制作の時に、どこで何を買うのが安く済むのか、とあっちこっちのホームセンターにでかけていってリサーチするのが、正直一番時間がかかりました。
僕がメインの耐火レンガを買ったのは、カインズです。福岡にも一軒あるようです。ですが、SK32を置いていないホームセンターもあったり、置いてあっても数がなかったりということもあるので、一度電話して訊いてみるのがいいかもしれませんね。
いい値段で耐火煉瓦が見つかるといいですね。
コメントありがとうございました。