10年以上前、DIYやるぜぃ!と張り切って作業台を作ったのですが、、、たまーにしか使われず、重すぎて移動もできなくて、ずっと邪魔だった。。。
その作業台をバラした2×4(ツーバイフォー)を使って、頑丈で、簡単に作れて、コンパクトにしまえる作業台に作り変えました。もちろん、新しい2×4でも作り方は同じです。
今回は、ソーホースブラケットという金具を使って作業台を作りました。ソーホース(SAWHORSE)は、直訳するとノコギリ馬。ノコギリで切ったり作業をするための馬みたいな作業台のことを言います。で、ブラケットは、取付金具のことです。
簡単で頑丈な作業台が欲しい誰かの参考になればいいなー^_^
目次
DIY-IDのソーホースブラケット
よく見かけるのがこのタイプのソーホースブラケットです。
このタイプはいろんな会社から発売されています。もちろん、これでもいいのですが、僕はDIY-IDってところから出ているソーホースブラケットを使いました。コレです。
よく見かけるソーホースブラケットが2×4を縦に挟むタイプなのに対して、DIY-IDのソーホースブラケットは2×4を横に渡します。もちろん2×4のねじれ具合にもよりますが、ちゃんとまっすぐの木を選んでくれば、作業台がしっかり安定しそう。横に渡してあるので、それ自体にも座れるし。
そして、金具自体の最大荷重が200kg!なので、頑丈そーでしょ。2個入りなので、2箱購入。カラーは、僕は黒を選びましたが、白もあります。
ソーホース用の脚キャップも買いました。コレもグレーがあります。
2×4の接地面を斜めにカットすればいいのですが、DIY素人の僕には、ちょっと難しそーってのと、下がコンクリートやタイルの場所で使うことが多そうなので、グリップが効いたほうがいいかな、と。コレは2個入りで、ひとつのソーホースにキャップが4個必要なので、4パック購入。
そして、専用のネジも一緒に購入しました。ソーホースブラケット専用ネジには2種類あったので、1台ずつ違うネジで留めることにしました。
1つ目はDIY-IDの「ソーホースブラケット用6角フランジタッピング」。
もう一つはDIY-IDの「ソーホースブラケット用すっごく速いビス」。
DIY-IDのIDはインダストリアルデザイン(industrial design)。とゆーだけあって、ネジ(ビス?)ひとつとってもかっちょいい!のですが、留めるのは専用のビスでなくても良かったかも。いや、かっちょいいんですけどね。
DIY-IDのソーホースブラケットと2×4で簡単!頑丈!な作業台を作る動画
DIY-IDのソーホースブラケットを使って作業台を作る動画です。15分ないくらいなのでサラッと見られるかと。ブログでは、動画内では書ききれなかったことなどを補完しています。合わせて読んでもらええると嬉しいです。
2×4ツーバイフォーとは?
2×4ツーバイフォーとは、厚さ2インチ、幅4インチの木材のことです。2インチ(50.8mm)、4インチ(100.16mm)は生の木の状態でのサイズなので、実際にホームセンターで売られているサイズは、38mm×89mmです。ホームセンターに行くといろんな長さの2×4が売られています。
厚みが薄い1×4や、幅の広い2×6などもありますが、使うのは2×4です。
今回は、もともとの作業台をバラした2×4ツーバイフォーを使いました。もちろん、新しい2×4でもいいのですが、買う時には、歪みやねじれが少ない、なるべくまっすぐの木材を選びます。けっこうひん曲がった奴も多く売られています。
バラした2×4は雑巾でフキフキ。
作業台の高さは?2×4をカットする
僕の身長は180cmです。キッチンで包丁を使うなら90〜95cmくらいの高さが快適なのですが、DIYの作業台は、作業台を切らないように台の上に角材を置いて、その上にカットしたい木材を置いてカットしたりするし、電動工具が重いので、やや低めに80cm弱の高さにすることにしました。
DIY-IDのサイトに分かり易い図が載っていました。
上に天板を乗せるので、ソーホース自体の高さは75cmにします。ので、2×4をカットする長さは72cmです。
ソーホースの横に渡す2×4の長さは、、、何を基準に決めればよいのかよく分からず、85cmにしました。幅90cmくらいの天板が乗っけられれば十分かな?と思ったからと、ソーホース自体の佇まいのバランスが良さそーと思ったからです。
まずは、脚の長さがみんな同じになるようにきっちりと並べて、72cmの長さに印をつけました。85cmの方も同じようにして線を引きます。
線を引いたらカットしていくのですが、作業台作りを色々調べている最中に、丸鋸ガイドってのがあることを知りました。丸ノコでまっすぐカットするための定規です。あれ?今までどうやってまっすぐ切ってたのかな?フリーハンド?
TAJIMAタジマの200mmの丸鋸ガイドを購入しました。
コレ、めっちゃ便利です。
長さ72cmの足8本、上に渡す85cm2本をカットしたら、切り口と汚れているところに120番の紙やすりを掛けました。
もう一度、雑巾でフキフキ。
2×4に色を塗る
新しい2×4なら、オイルステインかなんかを塗ればいいんですけど、すでに一度色を塗ってある(多分、水性塗料)、しかも組んでから塗ったので色が塗られてない箇所があります。
全部色を剥がしてから塗り直すか、と「剥離用の塗料剥がし剤」ってのを買ったんですけど、、、めんどくさそー、そもそも、きれいに落とせるのか?
と悩んだ末に、上塗りすることにしました。それはそれで味わいが出るんじゃないかと。上から塗る塗料はコレです。
コレを塗られてないところを中心に上塗りしていきます。「1回塗りで仕上がる強着色」と書いてありますが、1回ではあまり色が乗らず、2回塗りました。
仕上がりは、悪くなかったです。乾いたら古材っぽくなりました。いや、すでに古材だったのか?
ソーホースブラケットにビスで留める
塗った色が乾いたら(夏場で2時間くらい)、DIY-IDのソーホースブラケットにビスで留めて行きます。
72cmの方の2×4を差し込みます。サイズがギリギリの場合もあって、床にコンコン打ち付けて奥まで入れました。
奥までしっかりと差し込んでから、
ビスをインパクトで留めていきます。まずは、「6角フランジタッピング」で留めていきました。
このソーホースブラケット1個で20個のビス留め箇所があるので、1個のソーホースを組み立てるのに40本のビスが必要です。
あと、気がついたのは最後の最後でなのですが、初めに2×4の側面の下側からビス留めすると、金具が2×4にグッと沿うようになっていい感じでした。(下の写真の指で指しているところと反対側)。
脚を2つ作ったら、上に85cmの2×4を渡して、ビス留めします。左右に5cmほど出す感じで留めました。
1つ目完成です。しっかりと安定したソーホースができました。座っても全くグラグラしません。
続いて、今度は「すっごく速いビス」を使って組み立てていきます。「すっごく速いビス」は、ほんとに速いです。1個目に使った「6角フランジタッピング」と比べると、格段に速いです。
で、その速さに僕の腕がついていけず、、、回しすぎてしまって、ネジ穴がバカになってしまい、グラグラソーホースになってしまいました。。。
脚の部分は、問題なくガチッと留まっていたので、上に渡した85cmの2×4のところだけ、長いビス(ネジ?)で留め直しました。
留め直したら、ガチッとなりました!良かった〜!
「すっごく速いビス」でも、腕があれば問題なかったと思いますが、ビス(ネジ)は3cmくらいの普通の木ネジでも良かったかも、と思いました。
最後に、脚キャップを全部の脚にはめたら完成〜!
頑丈なソーホース完成!
天板は、後で作るかもしれませんが、とりあえずは、いいサイズのランバーコア合板?が家にあったので、それを乗っけて使うことにします。
80kgのおっさんが乗っても全く大丈夫です。
頑丈だし、いい感じのソーホースができました。挟むタイプのソーホースブラケットは、片方だけをビス止めすることで折り畳めるのですが、DIY-IDのソーホースは折りたためません。でも、こうやって重ねて置けば、それほど場所を取りませんし、折りたためないからこそ頑丈です。
どのソーホースブラケットを使おうか、何度もホームセンターに行って実物を見て迷った挙げ句、DIY-IDのソーホースブラケットを選んでよかったです。どなたかのソーホースブラケット選びの参考になったら嬉しいです。
DIY-IDのソーホースブラケットは、お値段はちょっとするんですけど、楽天で工夫して買うとホームセンターで買うより安く買えました〜!