ピザ窯にタイルを貼ってから、しばらくピザ窯を使えていなかったのですが、久々にピザ窯を使ってピッツァを焼きました。そう僕が焼きたいのはピザじゃなくて、ナポリピッツァ。
何度目かの使用で、ようやっとちょっとだけピザ窯と仲良くなれたような気がします。
ピザ生地の作り方や、トッピング、ピザ生地ののばし方、ピザ窯の火の入れ方などなどは、こちらも一緒に参考にしてみてください。
自作ピザ窯で焼くナポリピッツァの生地の作り方
自作ピザ窯でナポリピッツァを焼く
自作ピザ窯でナポリピッツァを焼く2
これからピザ窯をこしらえるぜぃという方は、こちらから。
”温度をしっかり上げて、温度を管理する”ことで、ピザ窯で美味しいピザが焼けました。
ピザ窯の温度を上げる
細い枝から中くらいのサイズ、太いサイズの薪にして窯の温度をじょじょに上げていきます。
(詳しくは自作ピザ窯でナポリピッツァを焼くを参照)
久しぶりに使うし、タイルを張りはしたものの雨ざらしなので、まずは窯の水分を飛ばすべく2時間くらい小さな火を入れておきました。
ピザ生地の準備、トッピングの準備などができたので、窯の焼床と煙突を塞いで、火を大きくして温度計を挿しました。
だんだんと温度を上げていき、焼床の温度が300度くらいに上がったところで、焼床のレンガと煙突の蓋を外して、
更に薪を入れて火力を上げます。
ピザ窯でピザを焼く温度は400度とも500度とも言われますが、僕がこのピザ窯で何度か焼いてみた拙い経験でいうと、それは一層式のドーム型のピザ窯のはなしで、2層式の下から熱するタイプのピザ窯では、焼床の温度で330~380度くらいが焼きやすいんじゃないかなーと思います。
焼床(ピザを入れる所)の温度が330度を超えるくらいのときに煙突に温度計を挿すと400度でした。
焼床と、窯の上の方ではけっこう温度が違います。
焼床の温度をあんまり上げてしまうと、ピザの表面がぷっくりいい感じに焼き上る前に下が焦げてしまいます。下から熱している2層式と、空間を熱している一層式のドーム型のピザ窯では、ここがちょっと違ってくるのかもしれません。
ピザ窯の造りとか、外気の温度によって変わってくるかもしれませんが、僕のピザ窯では煙突に指した温度計が400〜430度くらいで焼くといい感じに焼けました。多分焼床近くの温度は330度〜くらいかと。
で、400度以上の窯で焼く場合は60秒〜90秒で焼き上がるのですが、2層式の窯で330~380度で焼く場合は、2〜3分位かかりました。
ピザ窯でピザを焼く
さて、ピザを組んで焼いていきます。生地の作り方、トッピングなんかについては自作ピザ窯で焼くナポリピッツァの生地の作り方を見てみてください。
トマトソース(市販品)、バジルソース(市販品)に、ステッペンチーズ(ドイツの水分を抜いたモッツァレラ)、ブルーチーズ、プチトマト、マッシュルーム、ソーセージ、ピーマン、アンチョビ、はちみつ、塩、胡椒なんかを用意しました。
ぷっくりとフチが上がってきたら、ピザを回して、前後を入れ替えます。
下が焦げる前に、パーラーでピザを持ち上げて窯の上の高い温度のところにピザの表面を当てるようにして、いい感じの焼き色を付けます。
焼き上がり!
フチまで美味しいサクサクもっちりのピザが焼き上がりました。
今度はステッペンチーズにブルーチーズをところどころに乗せたピザ。
蜂蜜をちょこっとかけて食べると”極上の甘じょっぱい”が完成です。
このピザのフチが炎の中でフワッと上がってくる瞬間がたまりませんね。
やっとピザ窯でピザがちゃんと焼けた
日が落ちてからのピザ窯の火がけっこうきれいでした。
そんで、次の日にピザ窯チェック。
すすで汚れたピザ窯を拭き上げました。
タイル張りをしてから初めて火を入れたので、タイルにヒビが入ったり、割れたりするかな?と心配していたのですが、全くそんなことはありませんでした。
ちょっとだけすすけて男前になりました。
ピザ窯を作り始めたのが2015年の秋。
そして、そのピザ窯を使ってまともなピザが焼けたのが、2018年の秋。3年がかりでやっと、やっと、やっと自作石窯で焼いたそれなりに美味しいピザにたどり着きました。
もちろんまだまだ、ピザ生地やら、トッピングやら、焼き方やらに改良の余地はありますが、とりあえず、”ピザ窯でピザを焼く”は自分の中では完結しました。
次は、ピザ窯でピザ以外の料理を作る。残り火を使ってなにか料理をするなんてことをやりたいなーと。
とゆーわけで、もうちょっとだけ続くかもしれません^_^
こんばんは。
ピザ窯作り、それにピザ焼きの試行錯誤、お疲れさまでした。
丁寧な写真と詳細な解説を共有していただき、とても勉強になりました。
さて本題ですが、私もそーさんのピザ窯を真似て、ピザ窯を作ってみようと思っています。
そこで質問なのですが、ピザ窯の高さをもう少し抑えた方が良かったと思われることはありますか?
失礼ながらこの記事を見て、天井がもう少し近ければ、ピールでピザを持ち上げる過程を省略できるのではないかと感じた次第です。
いかがでしょうか。
お時間のあるときにご回答をいただければ幸いです。
(現在、土台まで完成しました。ピザ窯が完成しましたら、つくれぽに投稿させていただこうと思っています)
ENDOさん、こんにちは。
そーのブログを参考にしてくださり、ありがとうございます。
「ピザ窯の高さをもう少し抑えた方が良かったと思われることはありますか?」
とのことですが、僕は、あまりそう思ったことはありません。
熱効率のことを考えると、焼床の空間が狭ければ、少ない薪、少ない時間で早く温度は上がりそうな気はしますし、実際、高さのないピザ窯を作られている方もたくさんいます。
ので、天井を低くすることは全く問題ないと思われます。
あくまでも素人の考えですが、ある程度空間が広いほうが、ゆっくり温度変化するので、温度の管理をするのは楽そうな気もします。
一層式のピザ窯で、プロが焼くときにも仕上げに持ち上げて高い温度で表面を焼いている人もいるので、そーゆーものなのかなと。
あとは、アーチは男のロマンなので(о´∀`о)
すいません、ふわっとした回答で、、、
つくれぽへの投稿、楽しみにお待ちしております!
コメントありがとうございます〜
そーさん、こんばんは。
丁寧なご回答をありがとうございます。
なるほど、確かに焼く空間が狭いと温度調節の遊びが小さくなりそうですね。
ありがとうございます。
これで安心して丸パクリさせていただきます(笑)
現在、4段目のレンガまで積めました。
来るアーチの木工作業がめんどくさいなぁと憂いています。
近くのホームセンターで工具レンタルをやっておらず、他に使うアテのないジグソーを買うのも勿体ないので、なんとか手持ちのディスクグラインダーやマルチツール、セイバーソーなどを駆使してやってみようと思います。
またご報告いたします!
ENDOさん、こんにちは。
おおっ!もう4段目までいってるのですねーヽ(^。^)ノ
木工作業めんどいですよねー、あとで捨てるだけだし。。。
完成を楽しみにしています(о´∀`о)
コメントありがとうございます。