ピザ窯作りに使う耐火レンガをカットするには、ディスクグラインダーにダイヤモンドカッターという刃をつけて切込みを入れ、レンガタガネで切り落とします。
ピザ窯を作る時に使う耐熱レンガをカットするために初めてディスクグラインダーを買いました。
ディスクグラインダーもホームセンターで1日数百円で借りられるんですけど、悩んだ末買うことにしました。結果としては、思っていた以上にピザ窯作りに時間がかかったことと、ちょくちょくレンガを切る作業が最後の最後まであったので、買って良かったです。
目次
そー的ディスクグラインダーの選び方
さて、ディスクグラインダーを買おう!と思ってネットで調べたり、ホームセンターに出かけて行ったりしたのですが、最初は何をどう選んだらいいのか全く分かりませんでした。っていうか、ディスクグラインダーに種類が色々あると思ってなかった。。。
僕が買ったディスクグラインダーはこれです。
マキタのディスクグラインダー
ディスクグラインダーは、マキタ、日立工機、パナソニック、RYOBI、BOSCHなど、いろんなメーカーが出していますが、性能的なことで言えば、有名なメーカーならどこのものでも全く問題ないと思っています。素人がDIYで使うだけですので。
マキタのを丸のこを持っている、というだけの理由でディスクグラインダーもマキタから選ぶことにしました。
ディスクの径は100mmそれとも125mm?
ディスクグラインダーを調べていると最初に目につくのが、ディスクのサイズでした。ディスクとは、ディスクグラインダーに取り付ける円型の”刃”のことで、この直径が100mmのものと125mmのものがあります。
一般的によく使われているのは100mmの方で、ディスクグラインダー本体も100mmのほうがたくさん売られていますし、ディスクの種類も100㎜のほうが豊富です。
100mmのディスクグラインダーのほうがサイズも重さもコンパクトなので、もちろん100mmの方を選ぶことにしました。
ディスクグラインダーの高速、低速高トルクって?
で、マキタの100mmのディスクグラインダーを探していると、なにやら「高速回転」と「低速高トルク」という回転数の違うディスクグラインダーがあるらしい、ということに気が付きました。
マキタのディスクグラインダーで言えば、高速回転の方は1分間に12000回転で、低速高トルクの方は、1分間に9000回転するのだそう。
9000回転の低速高トルクの方は、ちょっと回転数が遅いぶん高トルクということらしい。高トルクとは最大出力が高い、まあ馬力があるということらしいです。
高速回転の方が金属を切断するのに向いていて、低速高トルクはコンクリートなどを切断するのに向いている、ということはあるようなのですが、レンガをカットするならどちらでも問題なさそうです。
なんとなく高速で回転するディスクグラインダーがおっかなそうなので、低速高トルクのディスクグラインダーにしました。9000回転でも十分高速な感じがするし。
ディスクグラインダーのディスクを選ぶ
ディスクグラインダーを買ったら、今度はレンガを切る用のディスクを選びます。
僕がピザ窯作りの参考にしているピザ窯・パン窯の作り方やネットでレンガの切り方を調べたところによると、”ダイヤモンドカッター”とか”ダイヤモンドホイール”と呼ばれる刃をディスクグラインダーに取り付けてレンガを切るみたい。
で、ダイヤモンドカッターには”ウェーブタイプ”というものと”セグメントタイプ”というのがありあます。
これがウェーブタイプ。
ウェーブタイプは瓦とかタイルを切る時に使うダイヤモンドカッター。
これがセグメントタイプ。
セグメントタイプは、ブロックとかレンガを切る時に使うダイヤモンドカッター。
”100mmのディスクグラインダーに取り付ける、セグメントタイプのダイヤモンドカッター”を探しにホームセンターに。
が、しかし、売ってるディスクグラインダーの刃とか砥石とか100mmじゃなくて105mmのものがほとんど。105mmでいいの?
いいんです!店員さんに訊いたところ、大丈夫ということでした。
セグメントタイプのダイヤモンドカッターにもたくさんの種類と言うか、値段の差がものすんごいありました。
これは5枚入ってて、1080円。
こっちは1枚で1280円。
他にも1枚3000円〜5000円というお高いセグメントタイプのダイヤモンドカッターもありました。
これとは逆に100円ショップでもセグメントタイプのダイヤモンドカッターが売ってるみたいです。
これも事前にネットで調べました。やっぱり安い刃はすぐダメになって結局すぐ交換しなければいけなくなるみたいです。「すぐダメになる」の直ぐがどのくらいなのかの基準が僕にはないので何ともいえませんが、1000円くらいのをとりあえず買ってみようかと。
ちょっと予定よりは高くなっちゃいましたが1280円のダイヤモンドカッターをお買い上げ。
あ、売り場にこんなものも置いてありました。
これも明らかにレンガカット用ではあるとは思うんですが。。。調べてみたけど、よく分かりませんでした。
ディスクグラインダーにセグメントタイプのダイヤモンドカッターを取り付ける
いよいよ、ディスクグラインダーにダイヤモンドカッターを取り付けます。
が、初めてのディスクグラインダーなのでこれが思いがけず時間がかかりました。ダイヤモンドカッターを取り付けてみてもグラグラ、、、明らかにつけ方を間違っている。。。
使い慣れてる人が見たら、笑われちゃいますが、そーがディスクグラインダーにダイヤモンドカッターを取り付けるまでの軌跡を動画に撮りました。
いや〜、知らないって恐ろしいですね〜^_^
【2分37秒の動画です】
ブロックタガネ、レンガタガネ
耐火レンガをカットするのにディスクグラインダーの他にもう一つ必要なのが、ブロックタガネとかレンガタガネとか呼ばれている道具です。
耐火レンガ(普通のレンガでも)は、ディスクグラインダーで切込みを入れてから、このブロックタガネを切り込みにコンコン打ち込んでカットします。ディスクグラインダーでスパッとカットするわけではないんです。
ディスクグラインダーで耐火レンガをカットする
レンガをディスクグラインダーでカットするときには、けっこうな粉塵が出るので、メガネに防塵マスク、手袋を装着します。素人は素人らしく安全対策をしっかりして作業しました。
ディスクグラインダーで耐火レンガをカットするのは動画のほうがわかりやすいと思って、動画を取りました。コレは練習で普通のレンガを切っています。
【2分54秒の動画です】
さて、本番です。アサヒキャスターで作った焼床を何箇所か耐火レンガを横に飛び出させてその上にのせる予定なのですが、耐火レンガをただ横にして積むだけだと長過ぎるので、少し切ることにしました。
それぞれ60mmずつ切り落とします。
ディスクグラインダーの向きが反対です。これだと自分の方にディスクグラインダーが飛んで来る可能性があるので危ないです。(練習では向き合ってたのに、、、)
電動工具は便利なんですけど、気をつけなくちゃ大事故になりかねません。そーのような素人は特に。でも、なんとか無事に切れました。
ディスクグラインダーでレンガをカットするって、そんなに毎回うまくいくものなのかな?変な形に割れちゃったりしないのかな?と心配していたのですが、
普通にカットするだけなら、わりと失敗しないでできました。耐火レンガ6個カットして、6個とも上手く切れました。
ここ以外にもいくつか耐火レンガをカットしましたが、同じ要領でわりとうまくいきました。耐火レンガのカットは、うまくできるか心配だったことの1つでしたが、やってみると意外と難しくなかったです。
いよいよ、耐火レンガを積んでいきます。