書斎という名前の納戸4畳半を仕事部屋としてあてがわれているそーたろです。
今年もまた暑い蒸し蒸しした夏がやって来ます。そして、納戸で4畳半の書斎にあるのは扇風機だけ。。。
去年の夏は暑すぎるわ、湿気にやられるわで頭がぼ~っとして部屋にいられず、リビングにノートPCを持っていったのだけれど、嫁に何かと話しかけられ、娘は周りでわちゃわちゃ、、、集中力のなさにはかなりの定評がある僕にとっては、とても仕事ができる環境ではなかった。
ので、今年は部屋にこもって黙々と仕事をこなすために(という口実で)、冷風機なるものを買いました。
冷風機、冷風扇ごちゃ混ぜ問題を乗り越えて選んだ冷風機はコロナのどこでもクーラーCDM-1016です。冷風機のそーたろ的選び方とコロナ どこでもクーラーの使用感などをレビューします。
※CDM-1016、CDM-1017、CDM-1018は製造年が違うだけで仕様・性能は同等です
目次
冷風機(れいふうき)と冷風扇(れいふうせん)の違い
冷風機を買おうと思って調べ始めると、冷風扇がめっちゃいっぱい出てきます。冷風扇は安いので目移りしちゃいますけど、冷風扇は冷風機ではありません。
冷風扇(れいふうせん)とは
冷風扇とはどんなものかといいますと、
こんなやつです。はちょっと乱暴かも知れませんが、仕組み的には一緒です。
”水や氷で冷やした空気を扇風機で風を送る”というものを1台のマシンにしたものです。氷や水をいれるところがあって、結露した水分も垂れたりしないようになっているものが、冷風扇です。
氷は自分で冷凍庫で作ったものや、付属の保冷剤を冷風扇に入れて使用します。マメに氷や保冷剤を凍らして、マメに入れ替えれば、それなりに涼しい風がきそうな感じもしなくはありませんが、その涼しい風は湿った風です。
僕は湿気が大っ嫌いです!
うちでは一年を通してパワフルな除湿機を稼働させているくらい湿気が嫌いです。
冷風扇から放たれた湿気たっぷりの冷たい風はすぐに部屋の温度にかき消されます。残るのは湿気だけ。
絶対に嫌!
がしかし、冷風を出す機械という意味では冷風機と言えなくもないからなのか、ほとんどの冷風扇には”冷風機”というキーワードが付けられていて、本物の冷風機を探すときにめっちゃ邪魔です。
冷風機(れいふうき)とは
冷風機(れいふうき)とは、スポットクーラーなどとも呼ばれていて、仕組み的にはクーラーと同じです。取り込んだ空気を中で冷却して送ります。
いわゆるクーラー、エアコンとの大きな違いは、室外機が本体と一緒になっているところです。
夏の暑い日に動いているエアコンの室外機の前に行ったことがありますか?ものすんごい熱気が放たれていますよね。あれが、本体の後ろにくっついているのです。
恐ろしい!
ですが、僕が買ったコロナのどこでもクーラーには本体の後ろに排熱用のダクト(大きな布製のホース)を付けて部屋の外や、窓から家の外に熱を逃がしてやれるので、本体の前で風にあたる分には十分涼しい。
そして、冷風機には除湿機能が付いているのです。しかも結構なパワーの除湿機能が。
素晴らしい!
冷風扇が湿気を出すのに対して、冷風機は湿気をとってくれる。仕組みの違いからここが大きく違ってきます。なので、冷風機を検索するときには”冷風除湿機”というキーワードで検索するとわりと冷風扇を排除できます。
冷風機 コロナ どこでもクーラーCDM-1016の効果と使用感
僕がコロナのどこでもクーラー CDM-1016を選んだ理由は、、、、、、、これしか家庭用の冷風機、冷風除湿機がなかったからです。シャープも以前は作っていたようですが、現行品は”冷風機能”がなくなりました。
冷風機、冷風除湿機として紹介されているものでも、冷風機能について全く書かれていなかったり、そもそも”冷風”というボタンがないものも何故か冷風機として紹介されていたり。。。。結構惑わされました。
コロナどこでもクーラーにはパワーの違いで2種類の冷風除湿機があります。
品番の1016は一日最大10L除湿できる2016年製という意味の数字です。上のクラスのどこでもクーラーの品番はCDM-1416で、一日最大14L除湿できる2016年製です。
17年製(CDM-1017とCDM-1418)、18年製(CDM-1018とCDM-1418)と毎年出ていますが、メーカに確認したところ、生産年で型番を変更しただけで、基本的な仕様・性能に違いはないそうです。
これです。
僕がどこでもクーラーを使う部屋は4畳半の部屋なので、パワー的には十分過ぎます。
買うときにたくさん見た写真は縦からのが多かったですが、横からみるとこんな感じに奥行きがあります。
除湿した水が貯まる排水タンクはこんな感じ。5.8Lたまると自動で停止します。
逆側はこんな感じにコンセントが付いています。
スイッチ部分。
ちゃんと冷風のスイッチがあります。
スイッチを見て分かる通り、除湿しながら冷風が出るというわけではありません。除湿モードのときは除湿だけです。冷たい風は出てきません。というか前の送風口は閉まっています。ひたすら除湿です。
コロナのどこでもクーラーはコンプレッサー方式の除湿です。コンプレッサー方式というのは、取り込んだ空気を冷やして空気に含まれている水分を結露させて除湿するというものです。エアコンのクーラーと同じ仕組みです。
除湿はモードは除湿だけですが、冷風モードでは除湿モードの時ほどではありませんが、除湿されて水がたまります。
付属品の排熱用のダクトとダクトを本体につなげるダクトアダプター。
アダプターにダクトをマジックテープでしっかりと留めます。
後ろの排熱口に、
シュッとはめます。
買う前に一番気になっていた後ろからの熱。予想していた以上に熱かったです。
うちにあるパワフルな除湿機もコンプレッサー方式なので、熱の感じはなんとなく分かっていたつもりでしたが、排熱用のダクトを取り付けて熱がギュッと集められると、その熱はかなり温かいです。
でもこのダクトのおかげで熱を部屋の外の廊下に出せるので、部屋の温度が上がるということはありません。逆に、ダクトの先を部屋の外に出せないとかなり室温が上がります。
付属のダクトはそれほど長くないので(95㎝)、僕のように4畳半で使うには十分な長さでも、冷風を当てたいところから部屋の外まで距離があるような広い部屋だと熱を外に逃せないので、ホームセンターとかで何かしらダクトを延長できるものを探してつけたほうがいいと思います。
このどこでもクーラーを生かすも殺すも、後ろからの熱をいかに部屋の外に出せるかにかかっています。
あ、どこでもクーラーは、エアコンのクーラーと同じ仕組で空気を冷却するのですが、部屋全体をガンガン冷やすというものではありません。設置型のクーラーとはワット数(パワー)が違います。なのであくまで、スポットクーラーです。
Amazonや楽天で”全然部屋が冷えん!使いもんにならん!”的な冷風機、冷風除湿機のレビューを見かけたのですが、そもそもどこでもクーラーはいわゆる設置型のクーラーではないので部屋をがっつり冷やしたりという代物ではありません。
本体からの熱を部屋の外にしっかり逃がしてやって、本体の前で冷風にあたっていると涼しーというものです。
”冷風機能は使えないから除湿機として使う、除湿機としては満足”というレビューも結構見かけました。
確かに除湿機能はすごく使えます。ちょっと蒸しっとする日は除湿をしっかりするだけで(もちろん熱はちゃんと逃がして)、かなり気持ちいいです。4畳半なので、しっかり部屋が除湿できて、そのあと冷風モードにすると、去年の夏がウソのように快適です。
コロナの冷風機、どこでもクーラーの冷風機能は、室温27℃の状態で、僕の買ったCDM-1016で室温の−10℃の、パワーのあるCDM-1416で室温の−11℃の冷風が出るということになっています。
冷風モードで直に当たってると弱でも、体冷えてきて消しちゃうくらいの冷風が出てると僕は思うんですが、”冷たい”と感じるかどうかは人それぞれですですからね。
※CDM-1016、CDM-1017、CDM-1018は製造年が違うだけで仕様・性能は同等です
コロナのダクトパネルの取り付け方
それほど暑くない日は、部屋のドアから廊下に熱を逃がしておけばいいんですけど、もっともっと暑くなってきたら、4畳半の部屋を完全に締め切って、除湿しまくって、冷風に当たりたい。
さっきも書きましたけど、大事なことなのでもう一度、コロナのどこでもクーラーはいかに熱を部屋の外に出せるか、逃せるかにかかっているのです。
というわけで、部屋を締め切って窓から熱を逃がすように、窓に取り付けるダクトパネルというやつも一緒に購入しました。
ダクトパネルのパーツです。結構いろいろとパーツが入っていますが、使わなかったものもあります。
ダクトパネルを取り付けるのは、大都会が広がるこの窓。
ダクトパネルは取り付ける窓の大きさによって、何種類かサイズがあるので購入する際は必ず窓のサイズをきっちり測ってから選んでください。
このショップがダクトパネルのサイズを選ぶときにとても見やすかったです。
⇒メロウハウス CDM-1016
このダクトパネル、うまく取り付けられなかったというレビューもチラホラ見かけたのですが、ちゃんと取り付けられました。
動画に早送りでまとめたので、ダクトパネルをお取り付けの際は参考にしてみてください。
【5分52秒の動画です】
コロナの冷風機 どこでもクーラーCDM-1016購入のまとめ
コロナのどこでもクーラーはいわゆる設置型のクーラーと同じ仕組ですし、名前にもクーラーってついちゃっているので、部屋を冷やすことを期待しちゃう人もいるかも知れませんが、設置型のクーラーとはワット数が全然違います。どこでもクーラーは直接冷風に当たるものです。
朝起きたら、ごはんを食べている間に除湿をかけておいて、仕事を始めたらカラッとした冷風に当たる、という使い方が最高に涼しくて気持ちいいです。
僕のような使い方をする人にとっては、コロナの冷風除湿機どこでもクーラーはとても良い選択だと思います。
設置型エアコンのクーラーの替わりとして買うと、残念に思う人もいるかもしれませんが、まさに僕が欲しかったイメージ通りのもので、快適です。
今年の夏は、4畳半にこもって仕事ができそー!
途中でも書いていますが、17年製(CDM-1017とCDM-1418)、18年製(CDM-1018とCDM-1418)と毎年出ていますが、メーカに確認したところ、生産年で型番を変更しているだけで、基本的な仕様・性能は同じです。
排熱用のダクトパネルは、僕は必須だと思う。⇒ダクトパネルのサイズを見る
僕が買った冷風除湿機より、パワーのある冷風除湿機がこれ。
そーたろさん
詳しい説明、ありがとうございます!
山奥に住むおっさんですが、8月だけエアコンほしいな~と思ってたところ、この製品に目が止まりました。
学生時代に冷風機(いま思うと水を貯える除湿器でしょうか)を使っていて、4畳半には十分でした。いまは15畳(といっても鉄骨製元農作業小屋を改築、がちがちに緻密性あげてます)ですが、ここで使うにエアコンは高価だし…と検索していくうちにこちらのページにたどり着いた次第です。ダクトパネルは自作しないといけないのですが、なんとかなりそうです。
同じような考え方の人がいらっしゃると知り、うれしいです。
プロの料理人でいらっしゃるそうですね。すごい!私はこてこての大阪人でしたが、実は、TVで北海道の料理研究家の番組にのめりこみ、料理おもしろい!やってみてぇ!と開眼。やがて無農薬野菜つくりに憧れ、ど田舎に古民家をみつけてiターンしました。昨日、りんご・レモン・みかん・ぶどうの苗木を移植しました(先週、ピザ窯土台も)。我流ですが改築もほぼ終了し、農業の真似事をやりながら週末は仕事(写真)で全国を飛び回ってます。男の遊びはやめられませんよね!
また遊びに来ます。
お元気で!
あらすかさん、こんにちは。
どこでもクーラーの記事を読んで頂きありがとうございます。
田舎に引っ越して、果樹を植えて、無農薬野菜を育てて、家はご自分で改築!すごいです〜僕もそこに早く辿りつきたいと思いつつ、中途半端な郊外で暮らしています。
憧れるなーヽ(^。^)ノ
ダクトパネルも手作りできるって凄すぎです。ぜひ、快適な夏をお過ごしください〜
コメントありがとうございます。
はじめまして、主婦です。
詳しいご説明大変参考になりました。
動画も分かり易くよく理解できました。
いろんな角度の写真で大まかなイメージがつかめました。
娘夫婦が、お盆に孫を連れて来るので暑さ対策に、どうしたものかと
座敷にはクーラーの穴をあけられなくて困っていました。
納戸のクーラーを全開にしてコロナの冷風機とダブルで運転します。
二部屋続きで、扇風機もフル回転で何とかなりそうです。
今日早速ネットで注文しました。
こと細かな説明には、本当に助かりました。
有難う御座いました、お世話になりました。
あい犬さん、こんにちは。はじめまして。
こちらこそ、つたないブログのレビューを参考にしてくださりありがとうございます。
この記事がお役に立てて良かったです。
お孫さんたちが快適に過ごせるといいですね^_^
コメントありがとうございます。
毎日、暑いですね。
以前、このコーナーを参考にさせて頂いた主婦です。
おかげ様で、とても快適に冷やすことが出来ました。
手作りダクトパネルで廊下に廃熱して大成功でした。
パソコン初心者で、動画とか写真をお見せできなくて残念です。
感謝の気持ちをお伝えしたくて、有難う御座いました。
残暑厳しくなってまいります、どうかご自愛下さい。
あい犬さん、こんにちは。
どこでもクーラーで快適に過ごせて良かったです。
こちらこそ、参考にしてくださり、コメントまで頂き、ありがとうございます。
この返事もどこでもクーラーに当たりながら書いています^_^
あい犬さんも、どうぞご自愛ください。コメントありがとうございます。