![ベストポット13](https://itiho.com/wp-content/uploads/2019/09/4c3c181c5c72e3494dce9f5f8903dff5.jpg)
モラトゥーラの土鍋、best pot(ベストポット)を使って蓄熱調理をあれこれやってみました。実際にベストポットを使ってみた感想(口コミ)やベストポットの特徴などについてまとめたページです。
そーは、レシピのサイト(プロレシピブログ 艸SOUの作り方)なんかも運営しているなんちゃって料理人でして、「モラトゥーラの土鍋、ベストポットを使ってみる?」というお話をいただき、「はい、ぜひお願いしますっ!」てな具合に新品のモラトゥーラの土鍋、ベストポットを借してもらいました。
今回借りたベストポットのサイズは20cmのものです。他にも16cm、25cmのサイズがあるので真ん中のサイズです。カラーは7色展開されているうちの一色インディゴブルーです。
陶器でできている土鍋は、金属製の鍋と比べて熱伝導率がよくありません。なのでゆっくりと温度が上がります。ゆっくりと上った温度は、火を消した後もゆっくりと温度が下がるのが土鍋の特徴です。
土鍋の余熱を使ってじっくりと「ご飯を炊く」「豆を煮る」などすると、お米や豆などの甘みを引き出すことができるのは、やったことがある人はもちろん、ない人もなんとなく聞いたことがあると思います。
モラトゥーラの土鍋、ベストポットは、そんなじっくりゆっくりの余熱調理の一歩先を行く「蓄熱調理」ができる土鍋です。
「蓄熱調理」という言葉は、一般的ではないかもしれませんが、ベストポットは、いわゆる普通の土鍋の余熱よりさらに熱を逃さない構造になっているため、熱を蓄えてその熱で調理する「蓄熱調理」ができるのです。
「モラトゥーラの土鍋、ベストポットって何ができるの?」、「実際に使ってみてどうなの?」、「普通の土鍋と何が違うの?」について書いています。ベストポットを買おうかどうしようか迷ってい方の参考に少しでもなれば幸いです。
ベストポット bestpot IH対応(インディゴブルー)土鍋 炊飯【20cm/2合まで/正規販売店】萬古焼 日本製 蓄…
モラトゥーラの土鍋、ベストポットは買いか?
![ベストポットの箱2](https://itiho.com/wp-content/uploads/2019/09/88e7e5955807a899e4693bff27373513.jpg)
モラトゥーラの土鍋、ベストポットを使ってみた感想やらなんやらの前に、モラトゥーラの土鍋、ベストポットは買いか?の僕なりの答えを先に。
僕は、普通の土鍋も持っていますし、無水鍋もいくつか持っています。そんで毎日ストウブという鋳物の鍋でご飯を炊いています。だけれども、ベストポットも欲しいです。
なぜって、ベストポットは他の鍋にはない「蓄熱調理」ができて「ご飯を炊く」のにすごく優れているという大きな特徴があるからです。ベストポットがあれば、ストウブでご飯を炊くことはありません。
ベストポットは「ご飯を炊く」以外のこともたくさんできますし、この記事でも紹介しています。けれども、僕的にベストポットの一番の魅力はご飯が「美味しく炊ける」、「簡単に炊ける」、「火にかけるのは10分以下」、「炊いてから2時間経ってもあったかい」ところです。
![ベストポットで炊いた秋鮭とマッシュルームご飯2](https://itiho.com/wp-content/uploads/2019/09/8fb18e8fc12446786b256dc04bf76039.jpg)
そして、いわゆる土鍋と比べてシャレオツ過ぎるフォルム。料理をしていてもテーブルにそのまま出してもちょっとテンションが上がります。
![ベストポット12](https://itiho.com/wp-content/uploads/2019/09/8e3afe1481fc2a3d04d2181daa1b3a1d.jpg)
そんなベストポットですから自宅使いはもちろんですが、料理好きな人への誕生日や結婚祝い、出産祝い、新築祝いなどなどのプレゼントとしても丁度いいんじゃないかと。
モラトゥーラの土鍋、ベストポットって何ができるの?
![ベストポット12](https://itiho.com/wp-content/uploads/2019/09/ddaed472d379f6e191541a829482933b.jpg)
ベストポットは見ての通り、いわゆる土鍋とはちょっと違った形をしています。この形状も「蓄熱調理」ができる特徴のひとつで、もちろん寄せ鍋やら水炊きやらキムチ鍋といった鍋物の調理もできるのですが、どちらかというとそういった皆でつつく鍋物用というよりは、調理用の鍋としての方が実力を発揮できる土鍋です。
ベストポット公式サイトのレシピページでは、白いご飯の炊き方からいろんな炊き込みご飯の作り方、様々な蒸し物、煮物、煮込み、パンにデザートまでたくさんのレシピが続々紹介されています。
そんなレシピを参考に、色々と料理を作ってみました。その上でベストポットの一番の使いどころはやっぱり「飯を炊く」です。
ここではベストポットの蓄熱調理でこんな事ができるよ、という紹介にとどめて(長くなっちゃうので)、詳しい作り方については別ページにて書いているので、気になる作り方はそれぞれのリンクから見てみてください。
ベストポットでご飯を炊く
![ベストポットで炊いた米](https://itiho.com/wp-content/uploads/2019/09/9f9758e55c59ebff57d151ff4f05a921.jpg)
ベストポットの内側はご飯を炊くための羽釜の形なので、ご飯が美味しく炊ける形状をしています。その羽釜型の土鍋でご飯を炊けば、美味しいに決まっています。
うちには炊飯ジャーがないので、さっきも言いましたが毎日、ご飯をストウブ(ル・クルーゼとかバーミキュラみたいなやつです)という鋳物の鍋を使って炊いています。鋳物の鍋と土鍋のどちらがご飯を美味しく炊けるか、はどちらも美味しく炊けます。
毎日、鍋でご飯を炊いている僕が”ベストポットがあれば、ストウブでご飯を炊くことはありません”と言ったのは、ベストポットの方が「ご飯炊き」に優れているからです。
ベストポットは簡単にご飯が炊ける
ベストポットでご飯を炊くのはものすんごく簡単です。”火をつける。沸いてから1分したら、火を止める。20分待つ”だけです。これで美味しいご飯が炊けます。
ベストポット以外の鍋を使う場合は沸いてから弱火で10分が普通なので、初めてのときは、「え?もう火を消しちゃって大丈夫なの?こんなんでちゃんと炊けるの?」と半信半疑でしたが、ちゃんとキレイに炊けました。
「始めちょろちょろ中ぱっぱ、ブツブツいう頃火をひいて、、、」といった難しいことは一切ありませぬ。
ベストポットは火にかけている時間がストウブの約半分
◆ストウブ 【強火⇒沸騰⇒弱火で10分⇒火を消して10分蒸らす】
◆ベストポット 【強火⇒沸騰後1分⇒火を消して20分】
弱火で10分が必要ありません。土鍋が蓄えた熱だけでお米が炊けるのです。
ストウブでご飯を炊く場合は大体20分ほどガス台にかけていることになりますが、ベストポットなら火にかける時間は沸騰するまでの10分弱です。ほぼ毎日ご飯を炊くので時間もガス代も節約できます。
ベストポットは、炊いてから2時間経っても温かい
鋳物の鍋で炊いたご飯は、わりとすぐに冷めてしまします。金属ですから鍋自体が温まるのも早いですが、冷めるのも早いです。
なので、炊きたてのあったかいご飯が食べたいなら、食べる時間の間際にご飯を炊くことになります。でも、食事の直前にガス台を一個取られるのは、けっこうしんどいですよね。しかも20分も。
それに比べて、ベストポットは早めに炊いておいても全く問題ありませんし、間際に炊くにしても火にかけている時間が半分以下なので、混み合うガス台を占領し続けることもありません。
白いご飯以外の炊き込みご飯、おこわなんかも炊き方は一緒です。簡単に炊けます。
トマトご飯
![ベストポットで炊いたトマトご飯2](https://itiho.com/wp-content/uploads/2019/09/f24f31695d1cb1f6535ed7eb444e6928.jpg)
鮭とマッシュルームご飯
![ベストポットで炊いた秋鮭とマッシュルームご飯](https://itiho.com/wp-content/uploads/2019/09/4a6817b2e7a6d2bf7ab3d54a70dc3f08.jpg)
お赤飯
![ベストポットで炊いたお赤飯](https://itiho.com/wp-content/uploads/2019/09/dbb59b7936303f7950e53cd65ef13d40.jpg)
お赤飯のようなもち米で作る”おこわ”もベストポットでキレイに炊けます。おこわ好きなんでこれはめっちゃ嬉しいです。
ベストポットで軽い煮込みを作る
「ご飯を炊く」以外には、軽い煮込みを作るのにもベストポットはむいていると思います。
「煮込み」というと弱火でコトコトといったイメージですが、ベストポットの場合は、せっかくなので完全に火を消して「蓄熱調理」をします。火をつけっぱなしにしないので、焦げる心配もありません。
今回の軽い煮込みでは、”中火で沸かしたら火を止めて20分。20分経ったらもう一度中火にして、沸いたら火を消して20分”という感じでどちらも作りました。このルールで色々な軽い煮込みが作れると思います。
無水カレー
![ベストポットで作った無水カレー](https://itiho.com/wp-content/uploads/2019/09/8c6f48ebc370f45c44fc9aa7d47142ab.jpg)
豚バラと黒豆の煮込みスープ
![ベストポットで作った豚バラとブラックビーンズの軽い煮込みスープ](https://itiho.com/wp-content/uploads/2019/09/153c2451cadeabd9a458c0796d82c32b.jpg)
かぼちゃ、芋、人参などを蒸す
![ベストポットで蒸したサツマイモ](https://itiho.com/wp-content/uploads/2019/09/91939b4efd30829dfb28ae0b9a49f898.jpg)
じゃがいも、さつまいもなどの根菜やかぼちゃなどを蒸すのも簡単にできます。蒸した野菜は、サラダに使ったり、付け合せに使ったりとなにかと便利ですよね。土鍋でじんわりと火を入れるので、野菜の甘みもしっかりと引き出せますし。
![ベストポットで野菜を蒸す](https://itiho.com/wp-content/uploads/2019/09/f381934dc003d7fe2f157426d52efffb.jpg)
ベルトポットで豆を煮る
![ベストポットで炊いたあんこ](https://itiho.com/wp-content/uploads/2019/09/986bfddd788e6ba2c1a931e60dde0da7.jpg)
土鍋はベストポットに限らずもともと「豆を煮る」のにむいていますよね。今回は、小豆を煮てあんこを作りました。あんこはちょっとだけ弱火でコトコト状態にしてから火を消して「蓄熱調理」で火を入れます。
手作りのあんこって、簡単で美味しいのでぜひベストポットでも作って欲しいです。
ベストポットのその他できること
プリン
![ベストポットで蒸したプリン](https://itiho.com/wp-content/uploads/2019/09/776c770e4b5db9d65a8faf19cd4d92ea.jpg)
ベストポットは、羽釜の形をしているので、いくつもカップを並べるということには不向きなのですが、プリンの火入れにはすこぶる向いています。まったくスが入らないキレーなプリンができます。
チーズフォンデュ
![ベストポットでチーズフォンデュ2](https://itiho.com/wp-content/uploads/2019/09/6b56eff74daccd50add3a8faebc16a87.jpg)
チーズフォンデュが簡単にできます。下から温めるチーズフォンデュ専用のポットがなくても、ベストポットの蓄熱効果でチーズのトロトロが長続きします。簡単だし。パーティーの一品としてもおすすめです。
ベストポットってどんな鍋?
![ベストポット12](https://itiho.com/wp-content/uploads/2019/09/8e3afe1481fc2a3d04d2181daa1b3a1d.jpg)
ここまでベストポットでどんなことができるの?を紹介してきました。今度は、ベストポットはどんな特徴があるの?普通の土鍋と何が違うの?ということについて。
ベストポットは横から見ると、広がった持ち手の部分からきれいなアールを描いて下に向かっても広がっている独特のフォルムをしています。このスカートのように広がっている部分が「蓄熱調理」のひとつのポイントです。
実際に食材を入れる鍋の内側は羽釜のような形をしています。下から見るとこんな感じです。
![ベストポット10](https://itiho.com/wp-content/uploads/2019/09/fd36ebb12cb8fd6a9146439b0064038a.jpg)
この羽釜状の鍋の外側が二重構造になっていて、熱い空気が釜の周りにとどまり、もともと冷めにくい土鍋がさらに熱を逃さないようになっています。
「蓄熱調理」のもう一つのポイントがぴったりとハマるフタです。このフタは一見、ただの鉄のように見えますが、周りがガラス素材でコーティングされているホーローです。なので、洗って置いておいてもサビが浮いたりしてきません。
![ベストポット5](https://itiho.com/wp-content/uploads/2019/09/2bc5d41e7ee386c06f3c711be8fd1037.jpg)
![ベストポット6](https://itiho.com/wp-content/uploads/2019/09/4686e50647654cbe393cf297dcef9a0c.jpg)
そのフタはずっしりとした重量があり、その重さで蒸気をしっかりと抑え、鍋の中の熱を逃しません。
普通、焼き物である土鍋は、窯で焼いたときの焼き縮みのばらつきがあるので、そのままではフタがぴったりとはハマりません。そこで、航空宇宙産業にも携わる高度な切削技術で、土鍋本体の口の部分を削り、フタをピタッとハマるようにしたのです。
![ベストポット3](https://itiho.com/wp-content/uploads/2019/09/1b6749a3eb5334efce3f59036c77b412.jpg)
![ベストポット2](https://itiho.com/wp-content/uploads/2019/09/9c7f7bff0871425d5210acfdb4266c36.jpg)
![ベストポット公式サイト画像](https://itiho.com/wp-content/uploads/2019/09/cad6445163c541dbd663f538fddaa189.png)
このベストポットの形状とピタリとハマるずっしりとしたフタが、普通の土鍋の「余熱調理」を熱も旨味も逃さない「蓄熱調理」に変えたベストポットの大きな特徴です。蓄熱調理のイメージはこんな感じです。
※この画像は許可を得て公式サイトよりお借りしています
ベストポットはIHで使えるのか?
![ベストポットIH](https://itiho.com/wp-content/uploads/2019/09/7c1a9667c4b4451175b40f2cfbefaaa0_m-1-1.jpg)
ここで僕が使っているベストポットは焼き物の土鍋ですので、残念ながらIHでは使うことができません。
ですが、IH対応のベストポット、「ベストポットIH」も別に用意されています。
ベストポットの焼き直しと取替えサービス
![ベストポットのリペア](https://itiho.com/wp-content/uploads/2019/09/6e3841ef8cc49b7894bc18a91b79d385.jpg)
ベストポットの土鍋自体の特徴ではありませんが、ベストポットのサービスに焼き直しと取り替えサービスがあります。
ベストポットは土鍋です。土でできた鍋なので、ときに汚れたり、ときに割れてしまったり、、、ということも起こりえます。
そんなときには焼き直しと取り替えのサービスを使えば、無料ではありませんが、買い直すより全然安くきれいになったり、取り替えてもらえたりするのです。
汚れをキレイにするリペア(焼き直し)サービスは1000円。
交換するリプレイスメント(お取り替え)サービスは、16cm/8000円、20cm/10000円、24cm/12000円となっています。
送料、税別ですが、もしものときには安心です。
ベストポット bestpot IH対応(インディゴブルー)土鍋 炊飯【20cm/2合まで/正規販売店】萬古焼 日本製 蓄…
モラトゥーラの土鍋、ベストポットのおすすめ度
![ベストポットの口コミ、感想、レシピ](https://itiho.com/wp-content/uploads/2019/09/f2b5d4ee9f06e875f55c3bee17164881.jpg)
ベストポットは簡単にご飯が炊けるので「鍋で米を炊く」をしたことがない人におすすめなのはもちろんなのですが、すでにストウブや、ル・クルーゼ、バーミキュラなどの鍋を使ってご飯を炊いている人にも試してもらいたいです。
この記事でも紹介しているように、ベストポットは「ご飯を炊く」以外のこともたくさんできますし、さらにここで紹介している以上のもっと多くの料理に使うことができると思います。
それでも、簡単に美味しいご飯が炊けて、ガス代も節約できて、環境にもやさしいところが、僕にとってのベストポットの一番の魅力です。
「土鍋でご飯を炊くのはすごく簡単」をベストポットでぜひ体験してください!
ベストポット bestpot IH対応(インディゴブルー)土鍋 炊飯【20cm/2合まで/正規販売店】萬古焼 日本製 蓄…