「美味しいぬか漬けが食べたい!美味しいぬか漬けをつけたい!」と数年おきにぬか漬けのある生活を無性に欲してしまうそーです。
そーは、いちおう料理人の端くれでプロレシピブログ 艸の作り方なんてサイトも運営しているのですが、洋食畑で育った僕はどうにもこうにも”ぬか漬け”がうまくできません。
近所のスーパーで適当にぬかを買ってきて、2週間以上かけて捨て野菜を漬けたぬか床にキュウリやニンジンを漬けてやっとこ完成したぬか漬けは、、、、それはそれは美味しくありませんでした。その後いろいろと試行錯誤して何ヶ月もぬか床と格闘したのですが、結局美味しいぬか漬けができず、、、やめてしまいました。
そんなぬか漬けにプチトラウマのあるそーが、今回試したのが「たね坊のぬか床」です。
この記事は商品を提供してもらって書いている記事ではありますが、お金を頂いているわけではありません。なので、いち消費者として思ったままの感想を書いています。
目次
たね坊のぬか床って何が他とは違うの?!何がいいの?
ぬか漬けを普通に作る場合は、米ぬかに塩と水を混ぜて、旨味をプラスする昆布や腐らないように唐辛子を入れて、更に”捨て野菜”と呼ばれる野菜のクズ(キャベツの芯やら大根、人参の皮など)を漬けて、毎日1日2回かき混ぜるを2週間ほど続けて、やっと野菜を漬けることができるぬか床になります。
しかも、ちゃんと自分で作ったぬか床だからといって、必ずしも美味しいぬか漬けができるぬか床になるかってゆーとそんなこともなく。。。あー思い出したくもないι。゚(´・ω・`)ショボーン
「たね坊のぬか床」はすでに野菜が漬けられる状態の旨みたっぷりの熟成ぬか床が届きます。今回の届いた1kgのぬか床セットはこれです。
・熟成ぬか 1kg
・タッパー容器
・酸味調整煎りぬか 100g×2
・天然塩25g
・旨味セットミニ5g
・説明書
「たね坊のぬか床」は冷蔵庫で保存、混ぜるのは週一回
「たね坊のぬか床」の一番の特徴は、冷蔵庫でぬか漬けを漬けるところ。週一回くらいかき混ぜればOKなところです。
「たね坊のぬか床」は、50年継ぎ足し継ぎ足しのぬか床をベースに、冷蔵庫でも美味しいぬか漬けが作れるようにと、2年間の試行錯誤を経て作られたぬか床です。
「冷蔵庫でも美味しく漬かる」そんで、「お手入れも週に1回くらいよくかき混ぜればOK」なぬか床となれば、本当に扱いが楽です。毎日毎日かき混ぜなくちゃいけないこれまでのぬか床の場合は、ぬか床を持って旅行に行くって話もあながち笑い話ではありません。
「たね坊のぬか床」はすべて国産原材料を使用
で、この「たね坊のぬか床」についてくる「熟成ぬか」は他のぬか床と何が違うかといいますと、無添加にこだわって、すべて国産原材料を使用しています。
ざっと上げるとこんな感じです。
米ぬか…新潟県大潟村の有機栽培米ぬか
天然塩…日本海、磯浜の海水から作られた旨味のある粗塩
生姜…四国山地の山奥で化学農薬・化学肥料・除草剤を一切使用しないたね坊線用の有機JAS生姜
にんにく…言わずとしれた青森県田子産の有機栽培のにんにく
しいたけ…数々の賞を受賞している貫井農園の原木しいたけ
とうがらし…有機栽培とうがらし
昆布…北海道産の日高昆布
水…紀州備長炭で寝かせた水
国産原材料というだけでなく、有機栽培という言葉も何回も出てきます。安心安全なぬか床ということですね。
「たね坊のぬか床」は届いたその日から漬けることができる
「たね坊のぬか床」はぬか漬け用の容器もついてくるので、届いたその日から野菜を漬けることができます。
米ぬかからぬか床を一度でも作ったことがあると、「え?もう野菜漬けていいの?」ってくらい楽ちんなことなのです。
届いたセットの「熟成ぬか」をタッパーに出して、
よく混ぜて空気に触れさせます。そんで、全体をきれいに整えて、
漬ける野菜を用意します。今回は、茄子と胡瓜にしたので、茄子と胡瓜は塩で全体をスリスリしてから入れます。漬け方とか漬ける時間は説明書に書いてあるので、はじめてでも迷うことなくはじめられます。
フタをして冷蔵庫の野菜室などに入れて、一番最初は半日、ぬかがこなれてきたら1日つければ(にんじんやキャベツは2日)ぬか漬けが完成!
ぬか漬けが簡単に始められます。
ぬか漬けが酸っぱいときは
それぞれの家庭にそれぞのの家庭のお味噌汁の味があるように、ぬか漬けも家庭によって好みの味が違います。
「たね坊のぬか床」は僕にとってはちょっと酸っぱかったので、その酸味を調整して好みの味にちょっとずつしていきました。
ぬか漬けが酸っぱいのは、ぬか床で乳酸菌が増えすぎているためです。乳酸菌が増えるのを抑えてあげれば酸っぱくなくなります。
酸っぱいぬか漬けの酸味を取る方法にはいくつかの方法があります。
酸味調整煎りぬかを加える
そのまんまの名前がついている”酸味調整煎りぬか”がついてくるので、それをぬか床に足してよく混ぜ合わせることで酸味を抑えることができます。
袋には、1/5ずつくらい入れる、と書いています。一気に入れると発酵が止まってしまうこともあるようです。
ぬか床の水分を吸い取る
”酸味調整煎りぬか”を入れるのも、水分の調整する意味合いもあるのですが、ぬかを足さずにキッチンぺーパーなどでぬか床の水分を吸い取ることでも乳酸菌が増えるのを抑えることができます。
塩を足す
塩をにぬか床に足すことでも、酸っぱくなるのを抑えることができます。美味しいお塩も最初からついてきますし。
よく混ぜる
一週間に1回くらいかき回せば良い「たね坊のぬか床」ですが、酸っぱいときは、毎日よくかき混ぜてあげます。乳酸菌は嫌気性(空気が嫌い)なので、よく混ぜてあげることで酸味を抑えることができます。
2〜3日野菜を漬けずに休ませる
野菜を漬けずに数日間ぬか床を冷蔵庫で休ませてあげることでも、酸味が落ち着いてきます。
僕は「旨味はあるんだけど、なんか酸っぱいなー」と思いつつ、野菜を何回も漬け続けていました。それを一回やめて、調整煎りぬかをくわえて、塩を加えて、毎日ぬか床を混ぜつつ、キッチンペーパーで水分を吸わせながら、冷蔵庫でまる3日置いて置きました。
すると、酸味がかなり抑えられて「僕にとって美味しいぬか漬け」になりました。
とはいえ、ぬか漬けの酸っぱさは整腸作用、美肌効果、免疫力強化など身体にとってもいいことが多い乳酸菌からくるものなので、まったく酸味がないぬか漬けというのを目指してはいないのですけどね。
ぬか漬けの酸味を抑えるのに重曹を足したり、粉からしをたしたり、日本酒やビールをたしたりという方法もあるみたいなのですが、せっかく無添加で国産の有機栽培の材料をたくさん使っているぬか床なので、なるべく出どころの分からないものは足さないで酸味を和らげる方法を取りました。
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「たね坊のぬか床」のまとめ
一緒についてくるタッパーもなかなか優秀で蓋を閉めていると、ぬかの匂いがしません。なので、冷蔵庫の野菜室に僕は入れているのですが、他の野菜に匂いが移ったりもしませんし、野菜室を開けたときにもぬか床の匂いが気になることもありません。
コンパクトなタッパーなので、冷蔵庫で場所も取りません。まあコンパクトだからキュウリも半分に切らないと漬けられないのがちょっと難点ですが、タッパーのサイズを大きくしちゃうと送料無料が難しくなるのかもしれませんねー。
美味しいぬか漬けって簡単なようでけっこう難しかしかったりします(経験者は語る)。でも、「たね坊のぬか床」は最初から旨味がしっかりとしていました。僕にとってはちょっと酸味が強かったので、調整しましたが、そうやって段々と自分の好みの味のぬか床にしていくのもぬか漬けの楽しみのひとつです。酸味や、塩気や旨味までしばらくの間、調整できるセットなのも安心です。
そのへんのスーパーでぬかを買ってきてもぬか漬けは始められます。でも、冷蔵庫で週に一回混ぜればいいだけの、楽ちんで美味しいぬか漬けを作りたいのなら「たね坊のぬか床」を選択するのもいいんじゃないかと。
「たね坊のぬか床」は届いてすぐにぬか漬けを始められるので、本当に簡単でした!