子供の頃から取り掛かりが遅い、集中力がない(余計なことへの集中力は結構ある)ことに関してはかなりの定評があり、その分だらだらと時間をかけることで、やっと人並みのことをこなしてきたそーです。
今日もパソコンの前でなんとなく仕事をしています。なんとなく仕事をしているので、気がついたらSNSを見ていたり、ちょっと気になったどうでもいいことをゴリゴリ調べていたり(余計なことへの集中力を発揮)、とパソコンの前にいる時間が長いわりに全然仕事が進んでいない。全然仕事が進まないので起きてる時間は大抵パソコンの前にいます。子供のころから全く変わっていません(T_T)
これはどげんかせんといかん!ということで「ライフハック大全」という本を読んでみました。
ハックとはプログラマーが問題を鮮やかに解決する際に使われる言葉なんだそうです。ぜひ鮮やかに解決したい。
ライフは人生のことなので人生の問題を鮮やかに解決するのがライフハックということになるのですが、ライフハックは仕事術と訳されることが多いですよね。
これはできそうだなー、あーこういう考え方もあるのかーとゆーところに付箋を貼っていったら、ものすごい数の付箋になってしまった「ライフハック大全」を紹介します。
小さな習慣の積み重ねが大きな成果になる「ライフハック大全」
「ライフハック大全」で紹介されているライフハックには、親指シフト(専用のキーボードで速く入力することができる)をマスターしろとか、朝4時に起きろといった難易度が高いというか、習慣化する敷居の高いものはほとんど登場しません。
誰でも意識すればできること、行動すれば始められる250の小さな習慣が紹介されています。
ひとつの習慣が1ページ、長くても見開き2ページにコンパクトに分かり易く説明されていて、これは自分には向いてないな、今はまだ必要ないなというページは飛ばして、やってみよう、意識してみようというところだけをピックアップしてみました。
僕でもできそうでやってみたいライフハックがたくさん載っていたので、つい欲張っていっぱい書き出しちゃいましたけど、とりあえず実践するのは、この中からやりやすそうで特にやってみたいものから優先的にいくつか。
「ライフハック大全」のライフハックには「意識する習慣」と「行動する習慣」と「意識して行動する習慣」があって(勝手に僕がそう思っただけで、本の中でこの区別はありません)、意識する習慣は、意識するだけ、考え方を自分の中になるほど~と落とし込むだけなので、これは全部やるというか意識することにしました。
まずは、そんな意識するライフハックをいくつか。
意識するだけのライフハック
プロとは、成功にも失敗にも執着しすぎず、できるかできないかにもとらわれない、ただ、目の前の打席に立ちつけることができる人
HACK030仕事に入る儀式を決めて、レジスタンス乗り越えるより
いろんな言葉で言われることだけど、改めてこれはしっかり意識しておきたい。とにかくやらなきゃ何も始まらない。
ToDoリストを「気がかりなっている不安のリスト」にしない
HACK040ToDoリストを作って仕事をラクにしようより
不安のリストになりがち。ToDoリストはその不安を解決するリストにする。
1日の作業をあえて中途半端なところで切り上げる
HACK065作業を「下り坂」でパーキングするより
1日の終りに限らず、休憩に入る前にも意識したい。僕はとにかく取り掛かりが遅いんです。これは僕にとってものすごく大事なライフハック。
自分にとって効果がありそうな方法をとにかくしつこく繰り返す
HACK212毎日行う小さなトレーニングで、ゆるやかに健康を維持するより
これ読んだ時、そーそーそーだよね!って思った。ダイエットとか、健康管理とかで多くの人にとって”良い”とされていることって、統計であって、僕にとってベストな方法とは限らない。
最初は継続を意識するよりも「やめないこと」、つまりは行動をゼロにしない工夫をさまざまに試してみる
HACK226「やめない」仕組みを作るより
何かをずっと続けるのって大変だから、そこを考えちゃうと臆しちゃったり、面倒臭くなって、結局行動を起こさないことって多い。とりあえず毎日ちょっとずつやってみる仕組み作りをして、毎日ちょっとづつやる。その結果として続けていることになれば良し。
行動する、意識して行動するライフハック
僕がやってみようと思った行動する、意識して行動するライフハックもいくつか。
黄金時間にドラゴンを倒す。あとは雑魚。
HACK017黄金時間にドラゴン(最難関タスク)を倒す。
十分な睡眠時間を取って起きたあと1時間〜2時間経った頃が黄金時間(もっとも集中力が発揮できる時間帯)なんだそう。なので、その時間にその日の一番のタスクをこなすことを心がける。その時間って、メールの返信したり、今日は何やろっかなーと一番いい時間にほぼほぼ準備運動していた。
GTD「頭を空にすること」数枚の紙を取り出して、頭の中にある「あれをしなければ」「これもしなければ」という焦る気持ちをすべて書き出す。
HACK055GDTの考え方(1)頭を空にしてストレスフリーにするより
ToDoリストを作ることに似ているけど、もっと徹底的にやって仕事のことに限らず、頭の中にあるものを全部出してしまうのがGTD(Getting Things Done)なんだって。まずはこれからやってみる。
1年の目標を横目に、四半期ごとの目標を繰り返す
HACK035
そーそー、今年はこうする、こうやりたいという目標ってわりと立てるけど、その中間地点でどのくらい目標に向かって進んでいるかって全然チェックしない。その結果、あー今年もなんかやりたかったことの半分もできなかったなーということが起こりがち。なので、四半期でも2ヶ月ごとでも月ごとでも自分のやりやすい、チェックしやすいスパンで分けて、1年の目標に向かうそれぞれの目標を立てる。
音声認識で、歩いている時間も書類が書ける
HACK036
音声認識は前にもチャレンジしたことがあるんだけど、全然習慣化できなかった。けれど、これを習慣化して歩きながらでも文章を書ける(なんとなくの下書きでも)ようになれたら、散歩に行けるようになるなー。僕は散歩のための散歩がとても苦手。
用事があってそこまで歩くのは苦じゃないので、下書きを書くために歩く、にしたい。
ファースト・タスクを決めておく
HACK068
とにかく取り掛かりが遅いのが僕の最大の特徴。なので、このファースト・タスクを決めておくというライフハックは習慣化できれば、自分としてもものすごくいい。そんでファースト・タスクには、自分が長期的に実現したいことを持ってくる。
テーマを決めて、歩きながら考える
HACK152
音声認識で文書を書くのと同様、「ただ歩く」をより有効な時間にするのにいいかも。アウトプットすることが特にないときでも、テーマを決めてそれについて考えながら歩くなら、いつでもできるし。
読んで良かった「ライフハック大全」
「ライフハック大全」で紹介されているライフハックからいくつかいつまんで取り上げてみましたが、他にもまだまだ実践したい小さな習慣満載です。
僕はライフハックとか時短といった生活習慣を変えて効率を良くする、ということがあまり得意じゃありません。なので、ここで取り上げたライフハックは、わりと初歩的というかベースになるようなものに偏ってしまいました。が、もっと具体的なツール(アプリとかも)やその使い方などもたくさん紹介されています。
手元に置いておいて、ちょっとだらけてきたなーとか、なんかやる気がしないなー、うまくいかないなーという時にまたパラパラとめくりたい本です。
「ライフハック大全」の本自体はとっても良かったです。あとは僕がピックアップしたライフハックを習慣化できるかどうかですねー。
あ、違った。最初は継続を意識するよりも「やめないこと」、つまりは行動をゼロにしない工夫をさまざまに試してみる(HACK226)だった。
そして、その小さな積み重ねがHACK250の「人生の航路をゆっくり変える」につながっていくことを信じて。