電熱ベストの選び方比較レビュー6

 電熱ベストヒートベストと呼ばれる電気の熱で体を温めるウェアがたくさん登場しているらしい、ということをわりと最近知ったそー(そーは僕の名前で、知ったそーですってゆー伝聞ではありません)です。

 僕は釣りにいったり、ちょこっと自転車に乗って物を運んだりする仕事をしたりと、けっこう外で活動することも少なくないので、これはぜひ試してみたい!

 と思ってAmazonで調べたら、思っていた以上に種類があって、中には同じ写真で違う名前の商品があったり、明らかに同じ商品に見えるのに値段がぜんぜん違ったりレビューもまちまちだったり、どれをどう選んだらいいのか全く分からない状態でした。

 なので、一つ一つ商品の説明とか、レビューとか、レビューを書いている人がどのくらいレビューを書いているか(内容も含めて)とかを見まくって、厳選に厳選を重ねて良さそうな2枚の電熱ベストを選んで購入してみました。

 その選んだ2種類の電熱ベストをがっつり使って、どのくらい暖かいのか、どのくらい電池が持つのかといった使用感から、サイズはどれを選べばいいの?返品できるの?といった電熱ベストの選び方までをまとめました。



電熱ベストを買う前に

インナーとしての電熱ベスト

 電熱ベストをAmazonやらGoogleやらで検索して調べていると、大きくわけて2つのタイプがあることが分かりました。

アウターとしての電熱ベスト

 モコモコした厚みのあるデザインで、いわゆるダウンベストに近い形でエリがあって、エリにも電熱線が入っていて首まであたたかいタイプ。「一番外に着る」もしくはその上からコートやダウンを着るなどして使う電熱ベスト。シャツの下に着るという使い方は難しい。

インナーとしての電熱ベスト

 割と薄めのデザインで、エリはなく下着の上、シャツの下に着るタイプ。仕事のスーツの下にでも、釣りや自転車、バイク、アウトドアなど服を選ばず中に着る電熱ベスト

 そんで、今回僕が購入したのは、どちらもインナーとしての電熱ベストです。

 いろいろなレビューを片っ端から読んでみた限りでは、電熱ベストは肌に近い方が温かそうだったからです。電熱ベストは、家庭用の電気毛布などのようにコンセントからの100Vの電圧で温めるのではありません。今回買った電熱ベストは5Vと7.4Vといった電圧です。その限られたエネルギーで電気毛布のように体をぬっくぬくに暖めるというのは、ちょっと難しいんじゃないかと考えました。

ので、より肌に近いインナータイプの電熱ベストから2種類選ぶことにしました。
 

サイズピッタリの電熱ベストを選ぶ

 とにかくインナータイプの電熱ベストを買う上で一番大事なことはサイズです。

 選んだうちの片方の電熱ベストでは、最初に選んだサイズでは背面のヒーターが体に当たらず、あまり暖まりませんでした。が、サイズを落として交換してもらったら、しっかりとヒーターが体に当たるようになり暖かさが全然増しました

 実際に電熱ベストを着てみて、より肌に近いほうが暖かさを感じることができることが良く分かりました。なのでサイズは体にピッタリのものを選ぶ必要があります。苦しくてはいけませんが、余裕があっては電熱ベストの温かみが文字通り半減してしまいます。

返品できる電熱ベストを選ぶ

 ”サイズピッタリの電熱ベストを選ぶ”のがとても大事です。

と書きましたが、自分の体のサイズを測り、電熱ベストのサイズをどんなによく調べても、実際に着てみないとピッタリのサイズかどうかは分かりません。なので、返品もしくはサイズ交換がちゃんとできる電熱ベストを選びます

 Amazonで返品無料と書かれている電熱ベストであれば、欠陥品や初期不良はもちろん、サイズ違いや色違い、イメージと違ったといった、こちらの都合であっても試着程度の使用で30日以内なら、無料(着払いでAmazonへ向けて発送)で返品、交換することができます

AmazonFashion 自宅で自由にフィッティング 返品手順

 電熱ベスト 返品無料



購入した電熱ベスト

 今回購入した電熱ベスト2種はどちらもインナーとして、スーツのシャツの下に着れそうなタイプのもので(なのでほぼどんな服装でも着ることができる)、Amazonでの評価がそれなりに良いもの、それでいてバッテリーまで含めて1万円を超えない電熱ベストから選びました。

 2つの電熱ベストの大きな違いは見た目もそうですが、一番はバッテリーです。

 片方は、5V/2AのUSB出力充電式モバイルバッテリーを使って暖める電熱ベスト

 5V/2AのUSB出力充電式モバイルバッテリーは、スマホやタブレットの充電に使う一般的なバッテリーで、この規格のバッテリーであればなんでもOK。手持ちのスマホの充電バッテリーを使うこともできます。

 もう一方は、電熱ベストに付属でついてくる専用の7.4V 6600mAhバッテリーを使って暖める電熱ベスト

 電圧が5Vの汎用性のあるバッテリーで接続するか、電圧が7.4Vの専用のバッテリーから電源を取るかの違いです。

DINOKA 電熱ベスト USBバッテリー給電 5つヒーター


DINOKA 電熱ベスト USBバッテリー給電 5つヒーター

 この電熱ベストにはバッテリーは付いていません。5V/2Aのモバイルバッテリーが別に必要です。

 僕は5V/2Aのモバイルバッテリーを持っていなかったので、これを一緒に購入しました。


Anker PowerCore 10000

1万円以下の電熱ベスト1

 この見た目の電熱ベストはAmazon内でも楽天でもたくさん売っていますが、それらがこれと同じものなのかは分かりません。また、この電熱ベストの旧タイプはヒーターが前面にはついていないので注意してください

 DINOKAで売られている電熱ベストはレビューもたくさん付いていて、そのレビュー内容も悪くなかったことと、Amazonの商品ページにあるサイズ表が分かりやすかったことから購入しました。

 結果的にですが、初めに買ったものはサイズが大きく交換することになりました。とは言っても、普通のベストならサイズ表の通りで良かったのかもしれません。

 僕は身長180cmの体重80kg。ビールっぱらのおっさん体型です。サイズ表を見るとXXLですが、ピッタリしていたほうが暖かそうと思いXLを注文しました。

体重(kg)⇒65.5-7070.5-7575.5-8080.5-85
身長176-180cmLXLXXLXXL

※サイズ表より抜粋
すべてのサイズ表はこちらのページの下の方にあります

 ワンサイズ落としたXLでもまだ少し余裕がありました。 この余裕が電熱ベストには大敵なのです。もう一つ下のサイズのLに交換してもらいました

 ピタッとした感じで着るのが、電熱ベストサイズとしてはちょうどいいです。

 ちなみにこの写真では、タンクトップにヒートテックを着て、その上に電熱ベストを着ています。

電熱ベストサイズXL

 この電熱ベストの生地はストレッチが入っていてよく伸びます。なので、ワンサイズ落としても締め付けられることもなくピタッと着れました。ピタッとフィットしている方が予想通り暖かかったです。

 洋服のサイズは身長体重だけでなく体型、体格によるところも大きいと思うので、サイズ表を参考に小さめをおすすめします。

 2サイズ注文して着比べてみて、片方を返品する(もしくは両方返品する)という注文の仕方なら時間も短縮できます。(Amazonもそういった買い方を推奨しています)

DINOKA 電熱ベスト

・5V/2Aモバイルバッテリー USB接続
・5ヒーター(お腹左右2箇所、腰左右2箇所、背中一箇所)
・3段階温度調節
・水洗い可
・一年保証
・連続使用時間(実測) 6.5時間(バッテリー新品 スイッチを入れて高温(赤)から自然に中温(白)に下がった状態で)

ARRIS 電熱ベスト サイズ調整可能 7.4Vバッテリー付き


ARRIS 電熱ベスト サイズ調整可能 7.4Vバッテリー付き
 
 アリスの電熱ベストの特徴は、ワンサイズ(フリーサイズ)なところです。ワンサイズと言ってもサイズが調整可能なワンサイズです。

 こんな感じに、左右に取り付けるアジャスターが付いてきます。ファスナーで留めることでサイズの調節ができるようになっています。

電熱ベストの選び方比較レビュー5

 ファスナーで調節するって、ちょっと心もとないなーと注文する時には思っていたのですが、実際に着てみるとファスナーで留めたところもしっかりとしていて全く問題ありませんでした。

 身長180cmの体重80kgの僕で一番細いやつを両サイドに付けて、ジャストフィットでした。

アリス電熱ベスト
電熱ベストの選び方比較レビュー3

 何も付けない一番小さいサイズにして、僕の嫁さん(身長170cm、太ってはいませんがガッチリしています。体重は非公開)が着てちょっと余裕があるくらいでした。

 なので、標準より小さいサイズの女性やほっそい男性には、この電熱ベストは大きいと思われます

ARRIS 電熱ベスト

・7.4V / 6600mAhバッテリー
・5ヒーター
・5階温度調節
・水洗い可
・連続使用時間(実測) 3時間20分(バッテリー新品 スイッチを入れて超高温(赤)から自然に高温(緑)に下がった状態で)



5V電熱ベストと7.4V電熱ベストを比較

 僕が買ったDINOKAの5V電熱ベストアリスの7.4V電熱ベストをいろいろな項目で比べてみました。

電熱ベストの電源と電圧

 もう散々書いていますが、そもそもこの電圧が違うから2種類の電熱ベストを選びました。

5V電熱ベストの電源

Ankerの5Vモバイルバテリー。

電熱ベストの選び方比較レビュー7

 すでにこの規格のモバイルバッテリーを持っている人、いくつも持っている人にとっては、とても使いやすい。
 今回はAnkerの10000mAhのバッテリーを買ったけれど、もっと容量の大きなバッテリー(ちょっと重くなっちゃうけど)や薄型のバッテリーなど自分で選んで使うことができるのも利点。
 

7.4V電熱ベストの電源

専用の付属の7.4Vバッテリー。

電熱ベストの選び方比較レビュー1

 専用のバッテリーが充電器と一緒についてきます。予備のバッテリーもAmazonで買うこともできます。

ARRIS 7.4V 6600Mah バッテリー

電熱ベストの暖かさ

 電熱ベストは本当に暖かいのか?どれくらい暖かいのか?これが一番気になるところですよね。

 電熱ベストはもちろん暖かいのですが、2つの電熱ベストで違いがあります。

5V電熱ベストの暖かさ

1万円以下の電熱ベスト1

 しっかりと体にフィットしたサイズが絶対条件で、上から保温のためのアウターを着ることで暖かさがアップします。

 Amazonのレビューでも書かれていますが、カイロを貼っている感じです。

 腰とお腹にそれぞれ2枚ずつのカイロがある感じです(3段階の真ん中の中温で)。背中のヒーターはやはり背中がくぼんでいるせいか、あまり暖かく感じません。車の椅子に座ったりして背中部分がフィットすれば暖かさを感じます。

 なので10度以下の屋外に出ずっぱりとかだと、ないよりはもちろん全然いいんですが、暖か〜い♡まではいきません。

 ですが、外や中をで出たり入ったりといった営業のお仕事や室内のお仕事でもうすら寒い、日常生活でちょっと外出するといった場面であれば、、暖か〜い♡です

7.4V電熱ベストの暖かさ

1万円以下の電熱ベスト2

 こちらも体にフィットしたサイズが絶対条件です。上から保温のためのアウターを着ることで暖かさがアップします。

 7.4V電熱ベストはかなり暖か〜い♡です。一番温度が高い超高温ではモワッとするくらい温まります。なので、赤の超高温はスタートだけで、緑の高温でも十分です。室内やそれほど寒くな日に使うのであれば中温(青)でも。

 これなら、結構寒い日の屋外での作業や、冬の釣り、アウトドア、自転車やバイクに乗る時にも暖かさをしっかりと感じられる電熱ベストです。日常生活で買い物に行くだけとかなら高温(緑)では暑すぎるくらいです(もちろん北海道でとかの話じゃないですよ)。

 かなり暖か〜い♡のですが、連続使用時間にちょっと難があります。

電熱ベストの実測の連続使用時間

 どちらも新品のバッテリーを満タンに充電した状態で計測しました。

5V電熱ベストの実測連続使用時間

3段階の一番上、高温で使った時の使用時間
4時間20分

3段階の真ん中、中温で使った時の使用時間
6時間30分

7.4V電熱ベストの実測連続使用時間

5段階の上から2番めの高温で使った時の使用時間
3時間20分

5段階の上から3番めの中温で使った時の使用時間
4時間40分

 7.4Vの方は中温でも4時間40分しかありません。

 体感的な暖かさでいうと5Vの高温と7.4Vの中温が同じくらい(と僕は感じる)なので、そういう意味では、だいたい同じくらいの使用時間ということになりますが。

 しかも、これは新品のバッテリーでの話なので、連続使用時間は少しづつですが短くなっていきます。一日中使うのであれば予備のバッテリーが必須になります。

電熱ベストの価格

5V電熱ベストの価格

 電熱ベスト自体の価格は5000円ほどですが、バッテリーが付いてこないので、バッテリーも購入する必要があればトータルで8000円ほど。

7.4V電熱ベストの価格

 こちらは専用のバッテリーが付属するので、これだけ買えば使えます。お値段は8900円(2018年12月現在)。

 バッテリーまで入れた価格で比較すると、どちらも8000円〜9000円くらいです。ただ、どちらもは使い方によっては予備バッテリーが必須になるので、その分上乗せになります。予備バッテリーはどちらも3000円くらい

電熱ベストの厚さ

 どっちの電熱ベストもインナーとしてYシャツの下に着てみました。Yシャツの下に着られれば、大抵の格好の下に着ることができると思います。

5V電熱ベストをシャツの下に着る

 5V電熱ベストは、電熱ベストの中でもかなり薄い方に入ると思うので、Yシャツの下にもスッキリと着ることができます

7.4V電熱ベストをシャツの下に着る

電熱ベストの選び方比較レビュー4

 7.4Vの電熱ベストは、やや厚みがあるのでちょっと着た感じがモコッとしてしまいます。が、Yシャツのサイズを少し上げればいけそうです。



電熱ベストの総評・まとめ

 バッテリーも含めて1万円以内で買える5Vと7.4Vの電熱ベストを着比べてみました。

 「ん?思ってたより、、、どっちも暖か〜い♡」というのが電熱ベストを使ってみた僕の感想です。

 こういっちゃなんですが、正直あんまり期待していませんでした。

 モバイルバッテリーでそんなに暖かくならないでしょ。5Vを7.4Vにしたからってそんなに変わるもんかね?と半信半疑で電熱ベストを買ってみたのですが、どちらもちゃんと暖かかったです。

 それぞれの電熱ベストの総評です。

DINOKA 5Vの電熱ベストの評価

 DINOKAの5Vの電熱ベストは、普段使いに最適です。

 中温でカイロを貼っている感じの暖かさと書きましたが、カイロを腰とお腹と背中に貼ってあたら暖かいですよね。極寒の屋外での作業となるとちょっとパワー不足なところは否めませんが、日常使いであれば十分に体を温めてくれます。

 薄くて軽いしストレッチがきいているのでとても着心地が良いです。

 連続使用時間も、寒くない時間帯や場所では電源を切るなどすれば一日使うことができるくらいの使用時間なので、電池切れの心配をあまりしなくてすみます。

ので、普段日常的にぱっと羽織るのはどうしてもこのDINOKA 5Vの電熱ベストになります。
DINOKA USBモバイルバッテリー5Vの電熱ベストとバッテリー】 

DINOKA 電熱ベスト USBバッテリー給電 5つヒーター

Anker PowerCore 10000

ARRIS 7.4Vの電熱ベストの評価

 屋外の作業、釣り、アウトドア、自転車やバイクなどがっつり寒いところでの使用ならARRISの7.4Vの電熱ベストです。

 DINOKAの5Vの電熱ベストとARRISの7.4Vの電熱ベスト、どちらが暖かいかと聞かれれば間違いなくARRISの7.4Vの電熱ベストです。

 体感的な暖かさでいうと、5Vの電熱ベストの高温(3段階の一番上)が7.4Vの中温(5段階の真ん中)くらいです。

 ただ高温での使用では連続使用時間がやや短いので、一日中屋外で活動するなら、予備バッテリーをしっかり用意しておく必要があります。
ARRIS サイズ調整可能な7.4Vバッテリー付き電熱ベストと予備バッテリー

ARRIS 電熱ベスト サイズ調整可能 7.4Vバッテリー付き

ARRIS 7.4V 6600Mah バッテリー

 温度と、使用時間に一長一短がありますが、それぞれの電熱ベストにはそれぞれの使い所がありそうです。

 電熱ベストをどんな場面で使うかによって選択は変わってくると思います。皆さんの電熱ベスト選びの参考になれば嬉しいです。

 あ、大事なことなので最後にもう一度いいますが電熱ベストはピッタリフィットでないと、その効果は半減してしまいます。くれぐれもピッタリフィットで。