クイジナートのフードプロセッサーは1.9Lのサイズがおすすめ、ということを書きました。
で、いざ1.9Lのクイジナートのフードプロセッサーを買おうと調べてみると、同じ1.9Lの容量でも数種類あって、その違いが微妙すぎてでよく分からない、、、という人もいるんじゃないかと。
というわけで、クイジナートの1.9Lのフープロを長いことプロの料理人として愛用してきたそーが、機種別の違いを比較して解説します。
クイジナートのフードプロセッサー1.9Lには「DLC-191J」「DFP-7JBSW」「DLC-10PRO」「DLC-10S Pro Classic 7-Cup」があります。
どのクイジナート1.9Lのフードプロセッサーを買うかという決め手は、価格とパワーと付属品に何がついているか(あと見た目)だと思われます。
目次
クイジナートのフードプロセッサー DLC-191J
1.9Lのクイジナートのフードプロセッサーで家庭用のタイプのものが「DLC-191J」になります。家庭用と言っても十分なパワーです。ちなみに僕はこのタイプのものも長く飲食店で使っていましたが全く問題なく使えていました。
「DLC-191J」は「DFP-7JBSW」の後に発売された新しいセットです。
「DLC-191J」と「DFP-7JBSW」との本体の違いはありません。まったく一緒です。付属品が違うだけです。
「DLC-191J」には大根おろしなどができる”おろしカッター”がついているという違いしかありません。
「DLC-191J」=「DFP-7JBSW」+ ”おろしカッター”ということになります。
【容量】1.9L
【重量】5.1Kg
【サイズ】幅177×奥248×高350mm
【定格時間】10分
【定格消費電力】300W
【回転数】1500/1800回/分
【電源コード】約1.5m
DLC-191Jのセット内容
※リンクをクリックすると各付属品の説明が見られます。ブラウザの[戻る]でここに戻ります
共通パーツ | ワークボール、ボールカバー、プッシャースリープ、ディスクハンドル、小プッシャー、スパチュラ |
付属の刃 | メタルブレード、ドゥブレード、2mmスライサー、ファインシュレッダー、おろしカッター |
シンプルカバー | シンプルカバーあり |
クイジナートのフードプロセッサー DFP-7JBSW
もうほぼほぼ、上で説明してしまいましたが、「DFP-7JBSW」は売られてはいますが、「DLC-191J」が現行のセットになります。フードプロセッサー本体は全く同じものです。
”おろしカッター”なんかいらんわ、という人で、DFP-7JBSWの方が安ければこの選択ももちろんありです。
【容量】1.9L
【重量】5.1Kg
【サイズ】幅177×奥248×高350mm
【定格時間】10分
【定格消費電力】300W
【回転数】1500/1800回/分
【電源コード】約1.5m
DFP-7JBSWのセット内容
※リンクをクリックすると各付属品の説明が見られます。ブラウザの[戻る]でここに戻ります
共通パーツ | ワークボール、ボールカバー、プッシャースリープ、ディスクハンドル、小プッシャー、スパチュラ |
付属の刃 | メタルブレード、ドゥブレード、2mmスライサー、ファインシュレッダー |
シンプルカバー | シンプルカバーあり |
クイジナートのフードプロセッサー DLC-10PRO
DLC-10PROはプロとついているように、業務用のフードプロセッサーです。
クイジナートは家庭用と業務用と別々のラインナップになっています。DLC-10PROは業務用の中では一番小さいサイズ。
家庭用のフードプロセッサーとの違いを数字で見ますとコンセントのコードが30cm長い1.8mなのと、消費電力が30W多い330Wなだけですが、業務用のフードプロセッサーは家庭用とは作りそのものが違います。
コンセントのコードはただ長くなっただけでなく、太くて丈夫な設計になっています。
モーターも家庭用のものとは別のものが搭載されています。パワーもあって丈夫なモーターです。
業務用のフードプロセッサーなので、毎日ガンガン使う仕様になっているのです。丈夫で壊れにくいのです。
ちなみに、家庭用のフードプロセッサーを業務用で使っていた場合は保証が効きませんので気をつけてください。
付いている付属のカッターは1㎜スライサーとおろしカッターです。シンプルカバーはついていません。
【容量】1.9L
【重量】5.6Kg
【サイズ】幅182×奥252×高348mm
【定格時間】10分
【定格消費電力】330W
【回転数】1500/1800回/分
【電源コード】約1.8m
DLC-10PROのセット内容
※リンクをクリックすると各付属品の説明が見られます。ブラウザの[戻る]でここに戻ります
共通パーツ | ワークボール、ボールカバー、プッシャースリープ、ディスクハンドル、小プッシャー、スパチュラ |
付属の刃 | メタルブレード、ドゥブレード、1mmスライサー、おろしカッター |
シンプルカバー | シンプルカバー無し |
クイジナートのフードプロセッサー DLC-10S Pro Classic 7-Cup
もう1つ1.9Lのクイジナートフードプロセッサーを探していると見かけるのがDLC-10S Pro Classic 7-Cupです。
これはクイジナートの生まれ故郷アメリカで売られているフードプロセッサーです。それが並行輸入されて日本でも売られています。北米モデルとかと呼ばれています。
DLC-10S Pro Classic 7-Cupはプロとついているので業務用のフードプロセッサーです。日本の業務用のDLC-10PROと同じモーターだそう。(日本のクイジナートの人談)
DLC-10S Pro Classic 7-Cupの販売店の消費電力の表示が”600W”となっているのは、日本とアメリカでは定格消費電力の表示のルールが違うことによるものだそう(日本のクイジナートの人談)
なので、消費電力が倍近いからと言って、電気代が倍かかるということでも、パワーが倍になるということでもないようです。
電化製品の並行輸入は電圧の違い周波数の違いなどの心配事もあるかもしれませんが、僕が長年愛用していたのがこのモデルなので、細かいことを抜きにして大丈夫です。日本でも普通にコンセントに刺すだけで使えます。
そして、日本モデルとのパーツの互換性もあります。
取扱説明書は全部英語ですが、クイジナートのホームページから日本語の説明書をダウンロードすれば問題ありません。
日本語の説明書
ちょっと気をつけておきたいところは、アメリカから発送する場合は届くまでに時間がかかります。
【容量】1.9L
【重量】約5Kg
【サイズ】幅約17㎝×奥行約24cm×高さ約35㎝(シンプルカバー使用持約24.5㎝)
【定格時間】10分
【定格消費電力】600W
【回転数】1500/1800回/分
【電源コード】約0.8m
DLC-10S Pro Classic 7-Cupのセット内容
※リンクをクリックすると各付属品の説明が見られます。ブラウザの[戻る]でここに戻ります
共通パーツ | ワークボール、ボールカバー、プッシャースリープ、ディスクハンドル、小プッシャー、スパチュラ |
付属の刃 | メタルブレード、ドゥブレード、4mmスライサー、ファインシュレッダー |
シンプルカバー | シンプルカバーあり |
クイジナートの1.9Lのフードプロセッサー付属品解説
Amazonや楽天のページで付属品の名前が買いてあっても、いまいちピンとこないと思いますので、付属品についてここでまとめておきます。
クイジナートフードプロセッサーの共通のパーツ
ワークボール
ワークボール。見ての通り、付属品というか、これがないとお話になりません。
ボールカバー
ワークボールのカバーです。スライサーやシュレッダー、おろしカッターを使う時はプッシャースリーブとともに必要です。シンプルカバーを使う時は使いません。
プッシャースリーブ
ボールカバーに取り付けて使います。スライサーやシュレッダー、おろしカッターを使う時はボールカバーとこれが必要です。シンプルカバーを使う時は必要ありません。
ディスクハンドル
スライサーやシュレッダー、おろしカッターを取り付けるハンドルです。メタルブレードやドゥブレードがワークボールの下で回転するのに対して、スライサーやシュレッダー、おろしカッターはワークボールの上で回転して、切ったりおろしたりした食材をワークボールにためていきます。
小プッシャー
少プッシャーはプッシャースリーブの穴から食材を押し込むためのものです。
スパチュラ
スパチュラはヘラのことです。
クイジナートフードプロセッサーの付属の刃
メタルブレード
野菜を刻んだり、生肉をミンチにしたり、火の入った野菜をピュレにしたり、お菓子の生地を混ぜたりと出番が一番多いと思われる標準装備の刃です。
ドゥブレード
ドゥブレードは、ドゥの名前の通り、生地をこねるための刃(刃ではないですが)です。パン生地、ピザ生地などを混ぜる、捏ねることができます。
スライサー
スライサーは野菜などをあっという間にスライスできる刃です。選ぶ機種によって付属するスライサーの厚さが違うので、ここはチェックが必要です。
「DLC-191J」「DFP-7JBSW」には2mmのスライサー
「DLC-10PRO」には1mmのスライサー
「DLC-10S Pro Classic 7-Cup」には4mmのスライサー
ファインシュレッダー
シュレッダーは野菜や、チーズなどを細切りにできる派です。氷をシャーベット状にすることもできます。
おろしカッター
大根おろしに、山芋おろし、玉ねぎおろし、人参おろしに、じゃがいもおろし。何でもかんでもおろせます。
シンプルカバー
シンプルカバーは、個人的には必需品です。「DLC-10PRO」は付属しないので別に買わなければいけませんが、他の機種には付属しています。これがあるとない都では洗い物のめんどくささが違います。毎回、ボールカバーとプッシャースリーブを洗わなくちゃいけません。
そ~たろ様
はじめまして。フードプロセッサーを買い直すにあたり、クイジナートにしようかと迷っている時に、こちらのサイトを見つけ、大変参考になりました。私が知りたかった情報がすべて網羅され、かゆいところに手が届く内容でした。おかげさまで、DLC-191Jを買いまして、まだ使い始めたばかりですが、いい買い物だったかなと思っています。
ブログをやっていますので、そこで取り上げた時に、こちらのブログもリンクさせていただきました。事後承諾になってしまいましたが、よろしかったでしょうか?一言、お礼申しあげたく、コメントさせていただきました。
SUGAR&BUTTERさん、こんにちは。
クイジナートのフードプロセッサー1.9Lの選び方という日本で17人くらいの方向けに書いた記事を参考にしてくださり、ありがとうございます。
書いたかいがありましたヽ(^。^)ノ
>ブログをやっていますので、そこで取り上げた時に、こちらのブログもリンクさせていただきました
もちろんOKです。ご紹介してくださりありがとうございます。
コメントありがとうございます。
DLC-10S Pro Classic 7-Cupを使っておられたとのことでお尋ねしたいのですが、日本モデルとパーツの互換性があるというのはメタルブレードは含まれていますでしょうか?日本クイジナートに尋ねたところ教えてもらえなかったもので・・・。日本の10proとメタルブレードの互換性があるのであればよいのですが。
DLC-10SYを購入しましたので予備のブレードも買いたいのですが、10proのものを買うか迷っています。
buibuiさん、こんにちは。はじめまして。
すいません、コメントに気づかず、、、返信が遅くなってしまいました。
互換性があるはずなので大丈夫だとは思うのですが、実際にDLC-10SYと10proのパーツを入れ替えたことがないもので、、、大丈夫です!とは言い切れません。。。
コメントありがとうございました。