築35年のおうちのキッチンをリフォーム中です。今回はキッチンのライト、頭のところらへんにある手元を照らす電気をDIYで交換します。手元灯とか流し元灯とかと呼ばれます。この名前が分からなくて、「キッチン ライト」とかで検索すると、キッチンの天井についているシーリングライトばっかり出てきて、うまく調べられませんでした。名前さえわかれば調べるのは難しくないんですけど^^;
うちには昔ながらの蛍光灯がついているので、LEDライトに交換してビシッと明るくします。
キッチンの手元灯にしても換気扇にしても、ガスコンロにしてもリフォームするときに交換するモノをどうやって選ぶのか、何を選ぶのかってのが、僕のような初心者DIYerにとっては意外と時間がかかります。。。
目次
キッチンのライト、手元灯の選び方
今回、僕が選んだのはアイリスオーヤマのLEDキッチン手元灯 棚下専用 KTM8N-TSというライトです。この手元灯というのは、思っていた以上に種類があって、見た目も似たようなものが多く、最初は何をどうやって選んだらいいのか分からなかったのですが、調べているうちにだんだんと選ぶポイントが分かってきました。
蛍光灯かLEDライトか
蛍光灯の手元灯も売っていますが、蛍光灯からわざわざ交換するのですからLEDライトを選びました。LEDライトのほうが明るいし、電気代も安く済むし、紫外線が少ないので、キッチンの窓に蛍光灯の光に寄せられて来る虫も多少は減るんじゃないかと。
あと、LEDライトには「電球色」「昼白色」「昼光色」といった色の違いがあり、それぞれこんな特徴です。
昼白色…自然光に近いナチュラルな光で、リビングやキッチンなどに向いている。
昼光色…青みがかった光で、読み書きをしたりお遊コンでの作業など、仕事をしたり勉強をしたりする部屋などに向いている。
電球色…その名の通り、電球のようなオレンジがかった光で温かみのある雰囲気。寝室などに向いていて、読み書きをしたりする部屋には不向き。
というわけで、キッチンに向いている昼白色のLEDを選びました。
電気工事が必要か否か
手元灯の多くは、電線に直接つながっている直付きのタイプが多いような気がします。直付きタイプの照明は、電気工事士などの資格がないとできません。資格がなくても取り付けられる充電式のタイプの手元灯もたくさん売られていますが、今現在、直付きの手元灯がついていて交換となると、取外すのにやはり資格が必要になります。
となると電気工事士の資格を取るか、資格を持っている人に作業をお願いするかになります。僕は、DIYのために第2種電気工事士の資格を取りました。ご興味にある方はこちらも参考にしてみてください。
電気工事士の資格を持っている人にお願いするなら「くらしのマーケット」がおすすめです。作業の金額や内容を事前にやり取りしてから発注できますし、レビューの評価などから、どんな感じの人が来るのかも想像しやすいです。
紐かセンサーか
手元灯を探していると、紐で引っ張るタイプの他に、センサーに手をかざすだけでオンオフできるライトがあることを知りました。特にセンサー付きにしたい!と思っていたわけではなかったのですが、LEDの手元灯はセンサー付きのものが多かったのと、キッチンの作業をしながら、サッと手をかざすだけでオンオフできるのであれば便利そうだなーと。センサー付きのタイプを選びました。
もし、センサーの反応が悪かったら、ストレスになるなーと懸念していましたが、反応いいです!全くストレスなく使えています。
棚下専用か棚下・壁兼用か
ここまでの選択でアイリスオーヤマの手元灯にしようと最終的な商品選びをしていたら、「棚下専用」と「棚下・壁兼用」という2つの種類があることに気が付きました。
棚下専用は、下だけが光るタイプで、棚下・壁兼用は下と側面が光るタイプです。
【棚下専用】
【棚下・壁兼用】
ん?どっちがいいんだろ?棚下・壁兼用の方が広く照らすからいいのかな?それとも、下の手元を集中して照らす棚下専用の方がいいのかな?
何を基準に選択すればいいのか結局よく分からなかったのですが、このあと天井についていいる蛍光灯もLEDライトに替えるので、手元だけを集中して照らす棚下専用を選びました。
実際に取り付けて使ってみて思ったのですが、うちの手元灯は、僕の目線とほぼほぼ同じ位置に付いているので、棚下・壁兼用の側面も光るタイプだったら、確実に眩しかっただろうな、と。棚下専用にして正解でした。
サイズ
あとはサイズです。僕が選んだアイリスオーヤマの手元灯には、幅が45cmと60cmのサイズがあります。もともとついていた蛍光灯の蛍光管自体のサイズは40cmくらいでした。が、照明全体のサイズとしては60cmくらいだったので、照明のサイズと合わせて60cmの方を選びました。
明るさ
明るさは照明にとって大事なことなんですけど、全然頭になかったといいますか、35年前の蛍光灯よりLEDの手元灯の方が明るいやろ、と思い込んでいました。
なので全然気にしてなかったら、手元灯交換の動画をアップしたら、何ルーメン?という質問が来ました。あわてて商品ページを見に行ったら800lmと書かれていました。
800lm?って、僕にとってはちょっと暗くね?というイメージの数字だったのですが、実際に使った感じ、全然暗くない。蛍光灯のときよりかなり明るい。部屋全体を照らすライトではないので800lmでも十分なのかな。ちなみにこのあと取り替えるキッチンの天井のシーリングライトは2000lmのものを購入しました。
アイリスオーヤマ LEDキッチン手元灯 棚下専用 KTM8N-TS
アイリスオーヤマ、昼白色のLEDでセンサー付き、棚下専用、60cm、800lmの手元灯、KTM8N-TSです。
この手元灯の取り付けには電気工事士の資格が必要です。電気工事士の資格についてはこちらも参考にしてみてください。
古い方の蛍光灯の手元灯は、器具自体の幅は60cmくらいと、この新しいLED手元灯と同じですが、蛍光管自体は40cmほどでした。それに対してLEDライトは、写真で見て分かる通り、ほぼほぼ60cm幅が光ります。そして、薄くて軽いです。
右のスイッチでオンオフももちろんできますが、センサーを「短い」にすれば、センサーの3cm以内で反応して、「長い」にすると15cm以内で反応してオンオフができます。
裏面です。電線を通す大きめの穴とネジ止めする小さな穴が2箇所空いています。電線を通す穴の位置については全然考えてませんでした。うちの場合、この穴の位置だとうまく通せなかったので、別のところから通しました。後述の取り付けのところを参考にしてください。
付属のネジです。微妙に長くて、このネジを使うと上の吊戸棚からネジの先が飛び出そうだったので、使いませんでした。
説明書に沿って取り付けていきます。
手元灯の交換の動画
蛍光灯からLEDの手元灯への交換はそれほど難しくはありませんでした。動画を見るとサクッとできるかと思います。動画が何かしらのお役に立てたら、いいね!チャンネル登録をしてもらえるととっても嬉しいです〜!
蛍光灯の手元灯を取り外す
動画もありますが、ブログでも手順を紹介していきます。まずは、ブレーカーを切って作業を始めます。
古い方の蛍光灯の手元灯を外します。これは付いている手元灯によると思いますが、ウチについていた手元灯は2箇所のネジを外して、カバーを外します。
手元灯の交換には、ベッセルの電動ドライバーがめっちゃ便利です。ドライバードリルに比べて軽くて、扱いやすいです。
カバーを外すと、僕から見て左側(写真の右)から器具を通って右までグルっと電線が伸びていました。電線をなるべく長く残すように、ペンチでカットしました。
蛍光管を外して、固定してあるネジを外すと、本体が取り外せます。
蛍光灯の手元灯を外すと、電線の位置がよく分かります。正面から見て吊戸棚の左端から電線が出ています。
LED手元灯を取り付ける
新しく取り付けるLEDの手元灯の電線を通す穴は、真ん中よりちょっと左の位置にあります。これだと、左端から出ている電線を通せません。
ですが、もう一箇所電線を通せるところがありました。ここです。
ここをマイナスドライバーでこじ開けます。
うまく開かないので、カバーを外して内側から外します。
穴が空きました。ここから電線を通します。
カバーを外した内側のこれが電線をつなげるコネクタです。
手元灯には極性(+−)のあるものもありますが、このライトにはないようです。コネクタにもWや接地側という記載もなく、説明書にも何も書かれていません。
念の為、アイリスオーヤマにも問い合わせたところ、やはり極性はないとのことでした。白黒の電線をどちらに挿しても大丈夫ということです。
空けた穴から電線を通して、取り付け位置を決めます。
取り付け位置を決めたら、ネジ穴に印をつけて、
その印に、ドリルで下穴を空けました。
付属の取り付けネジ(右)は、ちょと長く、吊戸棚の内側に飛び出そうだったので、古い蛍光灯をとめていたネジ(左)を使うことにしました。
電動ドライバーでしっかりと固定します。
電線を接続していきます。電線の接続にはワイヤーストリッパーという工具を使います。電気工事士の資格を取るときに買ったやつです。
電線は短くなりすぎないように気をつけながら、電線をカットします。
2cmほど外装をむいて、
説明書の通り、芯線被覆を1cmむきます。
挿しやすいように、ちょっと広げて、
コネクタにグッと奥までしっかりと差し込みます。
電線を中に収めて、カバーを取り付けます。
これで、手元灯の取り付けが完了です。
LED手元灯の使い心地
アイリスオーヤマの手元灯KTM8N-TSの使い心地は、とってもいいです。センサーは最初のうちはロングで遠いところでも反応するようにしていたのですが、反応が良すぎるので、ショートにして、センサー近くでないとオン・オフしない設定にしました。
もともとの蛍光灯と比べると段違いに明るくなりました。やっぱり手元が明るいってのはほんとにいいですねー。薄くなって見た目も良くなリマしたし、センサーも感度が良くて、ストレスフリーです。
付け替えの作業自体は、簡単でした。DIYレベルでも意外と電気工事士の資格がないとできない作業って多いので、ぜひ電気工事士の資格も検討してみてください〜!