虫

 たまにテレビとかでやっている地球の食糧事情の番組がありますよね。この先インド、ブラジルなどの人口が更に増えて全世界の人口が今よりもっともっと多くなって、地球上の人口に対して地球上で生産できる食料の量が足りなくなるって話。

 そこで登場するのが「虫」。「虫を食べる時代」「虫が大事なタンパク源」となる日が来るかも知れない。みたいな展開がされたりするので、生き残るためにも虫を食べるトレーニングをしよう!

 というわけでは全くないのですが、僕の嫁の実家が長野なもので、まあ、わりとそのへんで売ってるんです。食べられる虫が。

 今回買ってみたのは蚕(かいこ)のさなぎです。繭を作って人間に生糸を提供してくれます。

 食べる、食べないという問題以前に虫が嫌いな人もいると思いますけっこうアップの写真が入りますので、お嫌いな方は見ないでください〜



今回買ってみたのはこれです。
 蚕の蛹

同じ売場に蜂の子やイナゴも売っていたのですが、蜂の子もイナゴも食べたことがあったのと、この蚕のさなぎが一番安かったので、これにしてみました。

 お店の方いわく、蚕は他のものと比べると、ちょっとクセがあるらしいです。でも、というか、だから、というか好きな人はすごく好きです。と言っていました。

 さてさて、開けてみます。
蚕の蛹2

 おっと、けっこうな感じですね〜。虫、むし、ムシーーーーー!!ッて感じです。僕は、こーゆーの割と平気な方なんですが、それでも、ちょっと抵抗感が。。。

 取り出してみました。
蚕の蛹3

 A面です。

 続いて、B面。
蚕の蛹4

 うーーん。見た目の虫感は半端ないです。

 でもね、これはこれでけっこうな感じだけど、よく考えたら、川海老とかだっておんなじじゃない?エビの方がもっと足がワシャワシャしてて、よーく見るとキモいでしょ。海老は食べ慣れてて、美味しいのが分かってるから何とも思わないだけなんだよ。

 と自分に言い聞かせて、蚕のさなぎを食べる。パクッ。

 うん、普通に食べられる。佃煮風に煮ていると、味的にはそーゆー味です。後味にちょっと独特の風味がしますね。これがお店の人が言っていた「クセ」なんでしょうね。

 一個食べると、特に抵抗感なくパクパク食べられました。見た目がダメなら、刻んでご飯に乗っけて食べたりすれば、ちょっと苦手な人も食べられたりするんじゃないかなー。

 さあ、虫を食べる時代がそこまで来ています!でも、やっぱり、川海老のほうが美味しいのは否めない。。。