体験を通じて日本の食をもっとおもしろく、新しい形のマーケットプレイス「QOOTOKクートク」のサービス開始の公開イベント「QOOTOK DINNINGクートクダイニング」に参加してきました。
クートクは、日本各地に埋もれている「まだあまり知られていないけど美味しい!素晴らしい!食材」を見つけ出し、全国に提供するサービスです。
そうは言っても”あまり知られていない食材”ですから、「丹精込めて作られた」とか「80年の伝統を守り続けて」とか「絶品!」「空前絶後のうまさ!」なんて宣伝文句だけではなかなかはじめの一歩を出しづらいものです。
それなら一度食べてもらって、そこで「うまい!」を感じてもらって安心して買ってもらおうというのが「QOOTOK DINNING」。
「QOOTOK DINNING」はレストランでクートクの扱う食材をふんだんに使った料理を体験できるイベントで、この先も定期開催されるということです。
クートクのWEBでの食材販売開始の2018年11月を目前に、赤坂のレストランCROSS TOKYO(クロストウキョウ)で行われた「QOOTOK DINNING」にご招待いただき、日本全国の美味しい食材をたっぷり堪能してきました。
「QOOTOK DINNING」スペシャルメニュー
「QOOTOK DINNING」が開催されたのは、赤坂駅から徒歩1分のビルの10FにあるCROSS TOKYO(クロストウキョウ)。
QOOTOK DINNINGスペシャルメニュー。
卵のフランロワイヤル 栗とキノコ 薬膳の餡
【前菜】
天然鯖と根セロリのレムラードアボカドのクーリ
本鮪のミキュイ 山葵のタルタルソース
活締め神経抜き天然ヒラメの昆布〆
薬味野菜のジュリエンヌ シャンパンのヴィネグレットソース
【スープ】
かぼちゃのポタージュ
スパイスオマール海老添え エストラゴンのエミュリューション
【魚料理】
三沢の秋の海の幸”ブイヤベース・ジャポネ”
【肉料理】
黒毛和牛グリエ 里芋とブルーチーズのクロケット
エリンギのグリエ添え ソースペリグー
【米】
無農薬コシヒカリ
【デザート】
無花果と茄子のクレープ
リコッタチーズのグラス添え
【茶】
紅茶
ちなみに、この日の一般参加の料金は5000円です。とてもこの金額ではおさまるはずのない「QOOTOK DINNING」のお料理の数々をご紹介していきます。
【アミューズ】卵のフランロワイヤル 栗とキノコ 薬膳の餡
栗とキノコの優しい餡のかかったトゥルットゥルのロワイヤル(和食でいうところの茶碗蒸しに近い)。これから始まる食事を期待させる一品でした。
【前菜】サバ・マグロ・ヒラメ
奈良県 無農薬・有機ラディッシュ
神奈川県 三崎ヤマ岩水産 アイルランド産本鮪
宮城県 自然農場風天 3色大根
天然鯖と根セロリのレムラードアボカドのクーリ
神経抜きというのは、針金を魚の細い神経に一匹づつ通して神経を抜くことで鮮度を保つ方法です。活〆神経抜きされた身の厚く、柔らかい鯖の旨味にアボカドのソースがアクセントに。
本鮪のミキュイ 山葵のタルタルソース
見た目からしてうまいに決まっているアイルランド産の本マグロは、ねっとりしていて、あっさりとした山葵のタルタルソースと相乗効果が抜群でした。
活締め神経抜き天然ヒラメの昆布〆 薬味野菜のジュリエンヌ シャンパンのヴィネグレットソース
シャキシャキとした食感の3種の大根の千切りを昆布〆されたヒラメでクルッと巻いて、更にキャビアのトッピング、見た目も可愛らしくさっぱりと食べられました。
【スープ】かぼちゃのポタージュ
かぼちゃのポタージュ スパイスオマール海老添え エストラゴンのエミュリューション
平均糖度が15度のとよ坊かぼちゃん(坊ちゃんかぼちゃ)の甘みが存分に引き出され凝縮された一品。あまーくてみんな大好き。
【魚料理】ブイヤベース・ジャポネ
三沢の秋の海の幸”ブイヤベース・ジャポネ”
宮城県 自然農場風天 インカのめざめ
ブイヤベースの食材は青森県三沢ブランドの三沢昼イカ、青森の豊かな海で捕れたタラ、ホウボウ(写真はタラ)、そして、、、
ブイヤベースの中に入るはずだったワタリガニ。本当はもっと小さなサイズのカニの予定だったが、予想以上に大きなワタリガニしか獲れず、別皿での提供となったそうです。
自然の海が相手の天然物だからこそ起こる事態で、高級レストランで手づかみで食べるワタリガニというのもなかなかいい。もちろんワタリガニが旨みたっぷりなのは言うまでもありません。
【お肉料理】黒毛和牛グリエ
黒毛和牛グリエ 里芋とブルーチーズのクロケット エリンギのグリエ添え ソースペリグー
宮城県 自然農場風天 里芋
鳥取県 北村きのこ園 びっくりエリンギィ
奈良県 ラウアイ 無農薬・有機ほうれん草とからし菜
この日提供されたカドワキ牛は甘みのある赤身のお肉。しっかりとした噛みごたえがあるのに柔らかく、噛むごとに旨味が広がる。あっさりめのペリグーソース(トリュフのソース)と相まってナイフ・フォークを一度も置くことなく口に放り込んでしまいました。
「QOOTOK DINNING」当日にはあまり触れられていませんでしたが、この日、僕が一番「おおっ!」となったのは、カドワキ牛の横にひっそりと添えられていたエリンギ。
口に入れた瞬間に、あれ?!今何食べたんだっけ?とエリンギを二度見するくらい食感がいわゆる普通のエリンギとは違っていました。ふわっと柔らかく、それでいてエリンギの特徴のジャキジャキとした食感もあり、噛むとその繊維がほどけていくような不思議な感じ。まさに名前通り「びっくりエリンギィ」でした。
【米】無農薬コシヒカリ
京都府 WABISUKE 平飼い卵
締めはTKG(卵かけご飯)。魚沼産の無農薬で育てたコシヒカリと平飼いで育てた鶏の卵なんて、TKGの頂点と言っても過言ではありません。
鍋でふっくら炊き上げられた庄治郎商会の無農薬コシヒカリは、白米だけでずっと食べ続けられるくらい甘み旨味のあるお米でした。卵かけるのもったいなないなーなんて思いながら、卵かけたら流石にTKGの頂点、めちゃくちゃうまかったです。
【デザート】無花果と茄子のクレープ リコッタチーズのグラス添え
いちじくはそのままでも美味しいけれど、手を加えることでぐっといちじく感が増しますね。洋食のデザートらしくしっかりと甘いいちじくをチョコレートソースが引き締め、柑橘をきかせたリコッタチーズのアイスが全体をさっぱりとさせトータルのバランスが絶妙。
【茶】紅茶
ロンネフェルト認定ゴールドマイスター遠藤麻衣子の紅茶
デザートと一緒に提供されたお茶はスリランカ産の紅茶。テーブルによって何種類かの紅茶が提供されていて、僕らのテーブルには”Pride of UVA”という紅茶でした。寂しさや孤独を感じた時、自信を取り戻したい時に飲んでもらいたい、と表現されてる”Pride of UVA”はメンソール、ミントをまとった飲み口で、デザートの甘い口をスッキリと流してくれました。
「QOOTOK DINNING」とは
「QOOTOK DINNING」には、多くの人が関わっています。
野菜を作る農家、牛や鶏を育てる畜産業、魚を獲る漁師といった生産者さん。
そして全国に散らばる生産者さんが作った美味しい食材を発掘し、それを食卓に届けたいQOOTOKクートクのサービスを開始する渡辺さん。
その全国から集まった食材を調理し、集まった皆さんにその魅力を存分に伝えるCROSS TOKYOの増山シェフ。
今回の「QOOTOK DINNING」の乾杯のシャンパンから食事中のワインをすべてコーディネートしてくれた「ここだけワイン」の今野さん。
ここだけワイン
そして、美味しいものが大好きな「QOOTOK DINNING」に参加した皆さん。当日の「QOOTOK DINNING」は満席でした。
CROSSTOKYOで出されたお料理は、クートクの厳選食材自体の味、旨味がストレートにとってもよく分かるような調理の仕方がされていました。
その食材を実際に食べて、「これはうまい!」と感じてから買うことを検討できるのがすごくいい。
プロのシェフが作る料理であれ、家庭の料理であれ、美味しい料理をつくる上で最終的に行き着くところは食材かと思います。
魅力的な食材は、料理を作る人をワクワクさせます。
個性的で魅力的な食材を作る人から、美味しい料理を作る人への橋渡しをするのがQOOTOKクートクです。
厳選食材のネット販売はたくさんあれど、これまでありそうでなかった新しい厳選食材の買い方「食べてから買う」「納得してから買う」「楽しんでから買う」QOOTOKがいよいよ来月から始まります。
クートクの公式サイトからSNSをフォローしておけば、次回のQOOTOK DINNINGの情報も。