どっからどーみても昭和のガス釜にしか見えない大同電鍋(だいどうでんなべ)ってゆー名前の調理家電のことをつい最近知りました。この大同電鍋は、台湾のメーカーが作っていて、現地ではめちゃくちゃ有名というか、各家庭はもちろんコンビニや仕事場やらあちこちにおかれてる家電みたいです。
ちょいと調べてみたら、大同電鍋は「蒸す」「炊く」「煮る」が一台で出来ちゃう超スグレモノ家電らしい。こりゃいいぞっ!とポチりました〜!
何がこりゃいいぞっ!なのかとゆーと、僕にとっての一番は「水が無くなったら電源が切れる安心安全な蒸し器」ってとこです。
ぼくは「蒸す」ってのが好きで、蒸籠(セイロ)も持ってるんです。けど、意外とすぐ鍋の水が無くなっちゃうんですよ。そんで鍋も焦げるし蒸籠も下の方焦げちゃうし、、、で、あんまり使わなくなってしまいました。でも、この電鍋なら、思いっきり蒸せそーーー!
そんなわけで、うちにやってきた大同電鍋を使って、電鍋ってどうやって使うの?どんな料理ができるの?美味しくできるの?みたいなことを紹介していきます。
電鍋にどのくらいの水を入れたら美味しくできるかを色々試してみた自分用の電鍋メモ的な要素が強いので、写真と水の量を見て「あーこの野菜を蒸すにはこのくらいの水加減なんだなー、お米を炊く時はこのくらい水入れるんだなー」くらいにゆるーく参考にしていただけると幸いです。
目次
大同電鍋ってどんなもの?
これが大同電鍋です。
外フタを取ると、
中には、内釜がはいっていて、内フタがついています。内フタを外すと、
内釜の中に中に蒸すためのプレート(蒸し板)が入っています。
内釜を取り出すと、
電鍋本体、外釜の内側です。ここに水を入れて使います。
内釜と蒸し板です。
付属品のしゃもじとカップ、アース。
このカップは200ccのカップで、ここではこのカップを使って、1カップ、0.5カップ、0.3カップといった具合にどのくらい水を入れたかを書いています。
説明書とちょいレシピ冊子がついてきました。
あと、楽天に出店している大同電鍋楽天市場店で購入したので、オープニングキャンペーンでしっかりとしたレシピ本もついてきました。
この本には、大同電鍋を使ったいろんな料理のレシピが載っています。
あ、そうそう、大同電鍋にはサイズがあって、僕が買ったのは10合とかLサイズと呼ばれるものです。6合、Mサイズと呼ばれるひと回り小さいものもあります。カラーは赤、緑、白がありました。
本場台湾では、もっと色々なサイズのものや、カラーバリエーションもたくさんあるみたいです。
大同電鍋の基本的な使い方
大同電鍋の使い方はいたってシンプルです。
内釜を使ってご飯を炊いたり、煮たりするときには内釜に材料を入れてセットします。
そして、外釜に水を入れます。
外フタをして、
スイッチを押すだけ。
炊飯が赤く光ったら、調理開始です。
調理後に保温しておくなら、保温をオンにしておきます。複雑な操作どころか、基本スイッチひとつをポンっと押す以外に操作はありません。
野菜を蒸すときには、外釜に蒸し板をセットして、そこに水を注いでスイッチオン。
既製品の肉まんなどを蒸すときには、ザルや器で底を上げて蒸すと、下からの熱で強く熱せられずふっくら仕上がります。
基本的には、こんな感じです。調理時間や火の入れ具合を何で操作するかと言うと「水の量」です。
とゆーわけで、何にどのくらいの水で調理したのかをざざっと紹介していきますね。
大同電鍋で「蒸す」
大同電鍋で僕が一番期待していた「蒸す」をいろいろな野菜、既製品の肉まん、プリン、蒸しパンなどで試してみました。
入れる水の温度だったり(冬と夏だとかなり違うし)、電鍋連チャン使用だったりすると鍋が温まっているので、かなり時間に差が出ると思います。ので、あくまで参考程度です。火の入りが甘かったら、もうちょっと水を足してスイッチオンすればOKです。
あと、普通の蒸し器やセイロで蒸すときには、蒸気が上がったところに入れて蒸すのが一般的ですが、ここでは材料と水を入れて、冷たいままの状態からスイッチオンしています。
もやしを蒸す
0.2カップ
もやしは、バラバラするので、蒸し板の上にザルを入れて0.2カップの水を入れて蒸します。さっと蒸せてシャキシャキです。
ブロッコリーを蒸す
0.2カップ
ブロッコリーは小房に分けて、0.2カップの水を入れて蒸します。茹でるより美味しい!
小さいじゃがいもを蒸す
1.5カップ
今回のサイズでは、1.5カップの水でホックリ火が入りました。”小さな”がどのくらいなのかによるので、楊枝を刺してスッと入るまで水を足しながら火を入れます。
火を入れた小じゃがいもは、バターにんにく醤油とアンチョビバターを絡めたり、と用途はたくさんありますね〜!
小さい里芋を蒸す
1カップ
いわゆる”きぬかつぎ”です。1カップの水でホックホクに蒸しあがります。
ジャガイモと人参を蒸す
2カップ
ポテトサラダように中くらいのジャガイモと半分に切った人参を蒸しました。水2カップでバッチリ火が入りました。
イモ類は電子レンジでも火入れできますが、電鍋で蒸すと、やり過ぎで固くなることもありません。さらに蒸した芋は、ジャガイモにしても里芋にしてもさつまいもにしても皮がめっちゃ剥きやすいのです。これはものすんごくいい!
ポテトサラダが億劫でなくなります。
さつまいもを蒸す
1.5カップ
細めのさつまいもなら1.5カップの水でしっとり蒸しあがります。ほんとにしっとり、ねっとり。
蒸したさつまいもを使ってスイートポテト。
とうもろこしを蒸す
1カップ
とうもろこしは、皮を薄く残したまま1カップの水で蒸します。ザルで底上げしているのは、サイズ的に電鍋の下のほうが狭くてとうもろこしが一本丸々は入らないからです。
蒸したとうもろこしはぷりっぷりでほんとに美味しー!
卵を蒸す
ゆで卵ならぬ、蒸し卵です。卵はザルに重ならないように並べて、蒸し板、お皿(パイ皿)、卵を入れたザルの順に乗せました。お皿は卵がひび割れて中がこぼれて焦げ付かないように入れています。
蒸し卵も入れる水の量で、ゆで卵のように好みの硬さにコントロールできます。ここでは、冷蔵庫から出したばかりの卵を使って、スイッチが上がったら氷水に取り、粗熱が取れたところでカットしています。
0.3カップ
0.3カップのお水で、とろっとろの蒸し卵です。
0.5カップ
0.5カップだと、ねっとり蒸し卵。
0.8カップ
0.8カップの水では、固蒸し卵、一歩手前。
1カップ
1カップで、しっかり固蒸し卵。
シューマイ、肉まん、冷凍肉まんを蒸す
電子レンジで肉まんを温めるのがめっちゃ下手くそで、子供の頃にガチガチ肉まんにしてしまってから、遠ざかっていましたが、既製品のシューマイとか肉まんとかも美味しく蒸せます。
シューマイや肉まんのサイズにもよるので、参考に水の量は調整してください。あ、ザルで底上げして蒸しています。
崎陽軒の真空パックシューマイ
0.3カップ
崎陽軒の真空パックシューマイは、0.3カップの水でしっかり蒸されます。お家でシューマイ弁当が食べられます。
チルドの肉まんを蒸す
0.5カップ
冷蔵の肉まんは、0.5カップの水でほわほわに仕上がりました。
冷凍の肉まん・あんまんを蒸す
0.8カップ
井村屋の冷凍の肉まん・あんまんは、凍ったままの状態から0.8カップの水でおいしく蒸しあがります。サイズが大きい冷凍肉まん・あんまんの場合は、水を増やします。
プリンを蒸す
プリンは、作り方によって色々変わってくると思いますが、僕は、陶器の入れ物に入れて作ります。ホイルなどでしっかりとフタをして、
1カップの水を入れてスイッチオン。最初の蒸気が上がってから5分経ったら、スイッチを切って保温で15分。という作り方に落ち着きました。金属の入れ物で作る場合は、蒸気がしっかり上がったら、スイッチを切って保温で25分くらいです。
プリンや茶碗蒸しは、強火でガンガン蒸してしまうと”す”が入ってしまうので、保温を使ってじっくりと火を入れます。
蒸しパンを作る
0.8カップ
蒸しパンは、0.8カップの水でしっかりふっくら蒸し上がります。
もちろん水の量は、蒸しパンのサイズによります。粉が100グラム(8号のカップ5個分)のレシピで作りました。手ぬぐいなどを掛けて、水滴が落ちないようにして蒸します。
大同電鍋で米を「炊く」
大同電鍋は東芝の電気釜をもとに作られているそうです。ですので、炊飯も得意です。白米と中華おこわ、赤飯を炊きました。
白米を炊く
1.2カップ
白米の炊きあがりは好みや、新米か古米かによっても大きく変わってきますが、ここでは、1年は経っていないけど新米とも言えないお米を4合炊きました。
内釜の通りの水加減でやると、ちょい固めだったので、4合のお米に対して4.5合まではいかないけれど、くらいの水加減が僕の好みでした。外釜に入れる水は1.2カップです。
炊きあがったら、15分蒸らします。おこわも一緒です。
中華おこわを炊く
1.2カップ
もち米は30分から1時間程度浸水させました。浸水しすぎるとベタベタになってしまします。もち米3合に対して水分は250cc(干しエビ、干し椎茸などの戻し汁)に調味料を加え、1.2カップの水で炊きます。水分が少ないですが、ちゃんと炊けます。
赤飯を炊く
1.2カップ
コンビニのおにぎりも1個はお赤飯ってくらい、僕は赤飯大好きです。
2.5合のもち米、ささげ豆50gでお赤飯を炊きます。もち米は30分から1時間程度浸水させました。2.5合に対して、水加減はささげ豆の煮汁と水を合わせて2合のメモリまで。
作り方はこちらを参考にしました。
おこわは、水少なめ(内釜に入れる水)で炊くとベタベタにならずに炊けます。
大同電鍋で「煮る」
正直にいって、大同電鍋で「煮る」のはあまり期待していなかったんです。でも、最後にポトフを作ってみたら、スープに肉と野菜の旨味がめっちゃ出てるし、ジャガイモは煮崩れないは、肉は柔らかいわで最高の仕上がりになりました〜!
「煮る」はもうちょっと色々試してみたい!とりあえずポトフ。
2カップ
鍋に野菜と塩をして30分くらい置いておいた肉、水、コンソメキューブ、鶏ガラスープの素、塩、ローリエを入れて、外釜には2カップの水を入れてスイッチオン。スイッチが上がったら、ソーセージを入れて10分保温。味を見て塩で整える。
めっちゃ美味しいスープは金色に透き通っています。
大同電鍋の使ってみた感想、口コミまとめ
大同電鍋を使ったレシピは、ネット上にたくさんあるので、レシピに困ることもありません。大同電鍋公式チャンネルも参考になります。
今回は水加減を細かく設定して大同電鍋を使いましたが、”ざっくりこのくらい”の水加減で、火入れが足りなければ水を足してスイッチオンみたいな感じで、大雑把に付き合えそうです。
いろいろなものを蒸したり、ご飯やおこわを炊いたり、カレーなんかもうまくできそうです。ちょいとご飯やおかずを温め直したりにも使えるし。使えば使うほど仲良くなって、どんどん使える幅が広がる家電だなーと。
ものごっつ使い勝手のいい調理家電で、長いおつきあいになりそうな予感がムンムンしますね〜。日本でもでも大同電鍋流行りそうです。ん?もー流行ってるのか?