築30年のおうちリフォームもいよいよ佳境に入ってきました。4畳の書斎に床材を張っていきます。
床材を張る前に下地材を貼ったのですが、これがとっても良かったです。その様子はこちらです。
今回貼っていく床材は「スゴい床」クリックフロアーズってやつです。「置き敷きフローリング」とか「フローリングタイル」とか呼ばれる「フロアタイル」の一種です。こんな床材だよってことも上の記事で書いています。
壁紙貼りはちょっと慣れないと難しいところもあるなーって感じだったんですけど、床張り、このクリックフロアーズ張りは、そこまで難しいところはありませんでした。(最後の端っこを入れるところだけ、ちょっとてこずりましたが)
張り方さえ分かれば、後は作業です。
ではでは、床材を貼っていきます〜!張っている床材はこれです。
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この記事の動画はこちらです。ブログでも一生懸命説明していますが、作業はやっぱり動画のほうが分かりやすいです。
目次
床材クリックフロアーズ貼るときに気になっていたこと
床を貼る前にいろいろ調べていた時に気になった点がいくつかありました。1つは、壁際の隙間ってやっぱり必要なの?ってこと。
あとは、どうやって張るのがいいの?床材ってどんな感じにずらすの?ルールがあるの?一番最初の床は、そのまま張っていの?端っこがすごい細くなったらダメなんだよね?最初に全体の調整をして切るの?といった床材の張り方全般にちょいちょい疑問が。
壁際に3〜5mmの隙間を開けて床材を貼る
僕が選んだクリックフロアーズのように素材がPVC(ポリ塩化ビニル)でできている床材は、壁際に3~5mmほどの隙間を空けて張るのだそうです。
PVCは温度変化による影響を受けやすく、伸縮するのでちょこっと隙間を開けて張ります。スペーサーと呼ばれる専用のものもあるみたいですが、床材の端材やダンボールなどでも代用できるみたいです。クリックフロアーズは厚さ4mmだから丁度いいかも。
そーかー、隙間を空けるのか、、、とおもむろに床材を置いてみたところ、、、
ちょっと写真では分かりづらい(とゆーかほぼ分からない)ですが、壁と床の間に隙間があってズコッと床材がちょうど5mmくらい入ってしまいます。なので、この部屋は、床材が膨張しても逃げ場があるので、壁際にスペーサーを入れなくてもいいってことにしました。
床材の貼り方「レンガ張り」「流し張り」って?
そして、床材をどう並べていくのか?最初の一枚を普通に丸々一枚でスタートして大丈夫?端っこが小さくなりすぎない?ってのが気になったので、とりあえず横と縦にどんな感じで床材が入るのか並べてみました。
横に並べると、こんな感じで3枚でちょっと余るくらいでした。
これなら、端を少し切ればいいだけなので横は問題ないみたい。
床材の張り方としては、レンガを積むようにきっちり半分ずらして貼る「レンガ張り」と呼ばれる方法と、床材を張っていって1列目の最後に切った床材を2列めのはじめに持ってくる「流し張り」があるそうです。
ですが、1列目の最後はちょっとしか残らないので、2列目には適当に3分の1くらいにカットした床材を使い、そのカットした残りをその列の一番最後に使いました。うちの場合、横並びが3枚弱なので、一列前の残りではなく、その列の最初のあまりを使うことにしましたが、考え方としては「流し張り」と同じです。
左の張り始めは床材1枚丸々、3分の1、半分を順繰り張ることにしました。3分の1や半分も測ったりせずに適当にカットしていきました。
図にするとこんな感じです。
名前的には「乱張り」とかになるのかな。
今回使った床材のクリックフロアーズは、キッチリ隙間なく継ぎ目があまり目立たないので、「レンガ張り」のようにキッチリ測って張っても、僕のように適当に張ってもあんまり変わりないかも、と思いました。
さて、今度は縦方向に並べてみて、最後の並びがどうなるのかをやってみました。
縦方向には、14枚入って、
微妙な隙間が、、、壁まで6cmちょっとです。最初の1列目を縦方向にカットしたほうがいいのかなー、、、めんどくさいけれど、仕方ないかーと思ったのですが、
よく見るとこの隙間はドアのくぼみに繋がっています。ので、最初の一枚と最後の端っこをいい感じに半分にすると、このくぼみ部分がちょっと足りなくなっちゃうなーと。あと、めんどくさいし、めんどくさいし、めんどくさいし。
うちの場合、上から巾木(はばき)を最後につけるので、外れたりもしないだろうし。とゆーことで、縦方向もカットせず、このまま行くことにしました。つまり、最初の一枚を丸々一枚カットしないで張り始めることにしました。
最後の隙間が2cmとか3cmとかだったら、泣く泣く1列目のカットをしたかもしれません。
床材クリックフロアーズを張る
クリックフロアーズのようなはめ込み式のフロアタイルは、部屋の左奥から順に張っていきます。
向きはこの向きです。
ジョイント部分が大きく出ている側を右と下の向きにして並べていきます。
床材クリックフロアーズ1列目を張る
下地材を貼り付けた上に、最初の一枚の位置を決めます。これが全体の位置の基準になります。
最初の一枚の位置を決めたら、横に同じ向きのクリックフロアーズをはめ込んでいきます。
40度くらいの角度で合わせて、ゆっくりと倒します。
きちんと合わさっていると、ほとんど継ぎ目がわからなくなります。線が出ているときは、しっかり入っていないので調整してしっかり合わせます。
壁に達する3枚目はカットします。カットするときは入れ込む向きと反対にしてカットします。
これが入れ込む向きです。
これをくるっと回転させて、壁に合わせます。
そして、一枚前の終わりに合わせてカットします。
いろいろなやり方があるみたいですが、僕はこのやり方が一番シンプルで、頭でも理解しやすかったのでこの方法でカットしました。
クリックフロアーズをカットする
クリックフロアーズのカットは、定規などを当ててカッターで表面を2,3度切りつけます。あくまでもクリックフロアーズの表面をカットする感じで、床材自体をカットするのではありません。そうすると、全然切れないのでものすごく疲れます。僕はとっても疲れました。。。
そしたら、カッターの傷をキッカケに手で床材を折ります。
折れたら、立てるようにしてカッターで切り離します。
折った時にキレイに離れることもあります。
切った床材を入れる向きに戻して、40度の角度で入れ込みます。
きれいに入りました。
もしキレイに入らなくても、クリックフロアーズは、意外と細くミリ単位でもカットできるので、後で調整すればOKです。
こんな感じに、細くてもカッターで切込みを入れて。
ペンチでその傷を折り曲げて、
最後にカッターでカットすれば、微調整できます。
糸みたいなのも、ハサミでカットできます。僕はそのまんま使いましたが。
床材クリックフロアーズ2列目を張る
2列目からは、左の張り始めは床材1枚丸々、3分の1、半分を適当に切って、気まぐれに張っていきます。今回は適当に1/3にカットして、
入れていきます。上の辺を40度くらいではめ込み、ゆっくりと倒します。
写真や動画で見ると、スッと入っている感じがするかもしれませんが、それなりにグリグリしてみたり、ズレたのを直したりしながらはめ込んでいます。
この最初に切った残りは、この列の最後に使います。
さてさて、次は横と上の2箇所をはめ込みます。
まずは短い方の辺(横)を40度の角度ではめ込んで、
一度パタッと倒してから、
隣の床材ごと持ち上げて、長い方の辺をググッと入れ込みます。
縦も横もきれいに入ると線は見えないので、しっかり線が出ていないか確認しながら入れていきます。
あとは、はめ込んでいく、カットする、の繰り返しです。
ちょっと前のところがズレていないかをチェックしながら入れ込んでいきます。一生懸命目の前の床材を入れていると、ずれちゃったりすることがありました。それをあとになって気がつくと直すのが大変なので。
最後の列に床材クリックフロアーズを入れる
いよいよ最後の列です。予定通り6cmくらいの隙間が残っています。
そして、ちょっとカットが難しそうなドアの凹み部分。
最後の列は、床材を定規にしてカットします。
まずは床材の定規を作ります。定規といっても上下のジョイント部分をカットするだけです。床そのもの(ジョイント部分を除いた)の幅の板を作ります。
長い1枚でもいいですが、意外とこのジョイントを切るのも大変なので、このくらいの長さのものを作りました。
あと、細かい所用に小さな切れっ端の上下のジョイントもカットしました。
サイドのジョイント部分は関係ないのでそのままで大丈夫です。
床材定規が完成したら、1つ前の床材の上に、これから入れる床材を、入れる向きのままピッタリと重ねます。
これまでと違って同じ向きです。ピッタリと重ねたら、床材定規を壁に沿うようにして乗せます。
定規に沿ってこれから入れる床材をカットします。
ポキっと折って、カッターでカットしたら完成です。
長い辺を斜めに入れ込んで、倒して入れます。
ぴったり入りました。
入ったんですけど、ぴったりすぎたので、後で、数ミリカットしました。壁際ギリギリぴったりだと次の床材と合わせて入れるのが難しかったのと、壁紙を傷つけそうだったので。
同じようにして、次の一枚も縦に細くカットします。
カットしたら、端っこは長い方の辺から入れ込んで、短い辺をググっと入れて倒してはめ込みます。
凸凹の部分に合わせて床材をカットする
ドアのところの凸凹しているところも、床材定規を当てながらカットするのですが、ちょっと複雑なので鉛筆で線を引いてからカットしました。
まずは、床材の長さを調整します。これまで通り、はめる向きとは反対にしてカットします。
カットした床材を今度は、はめる向きにして一枚前の床材にピッタリ重ねます。
床材定規を使って、鉛筆で線を引いていきます。
横に引く線は、床材定規を当ててこれまで通り引く、縦の線はただまっすぐドア枠とかに合わせて床材定規の側面に当てて引いていきます。なのですが、イマイチ良く分かってなくて、動画でも、なんか差し金(L時の定規)を使ったりしています。
一番奥の細いところは大きい床材定規が入らないので、細い床材定規を当てて線を引きます。
凸凹に合わせた線が引けました。
余計な鉛筆の線とか、床材の柄で分かりにくいですが、黄色い線に沿ってカットします。
カッターで切れ目を入れて、折る、カッターで切り離す。といったこれまでのカットと同じことをします。
まずいらないところを全部カット。
そして、細かいところにもカッターで切り込みを入れ、
ペンチで折り曲げて、
カッターで切り離し、
ポキっと折る。
みたいな感じにカットしていきました。
使うところをカッターで傷つけないように気をつけながら線に沿って切りました。
線に沿ってカットできたら、下面の角をちょっと削りました。
細かいところは、こうした方が入れ易いんだって。でも、上面を削らないように気をつけないと今までの苦労ががが^^;
さて、最後の一枚を入れ込みます。入れ方は最後の列の他のところと同じです。長い方の辺を入れてから、
短い方の辺をぐっと入れ込んで、
線が消えたら、パタンと倒します。
入りました!
この最後のところは、横にも上にも床材の逃げ場がないので、なかなか入れるのに苦労しました。でも、とりあえずキレイに入りました!
このドアの枠のところには巾木がないから、ここだけはピッタリ入れたかったんです。
でも、もう片方のドア枠のところにはちょっと隙間ができちゃいました。
最後に、絨毯を剥がす時に外した入り口の金具をもとに戻します。
これで床張り完成!
いい感じに貼れました〜!いい床材選んだ!
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頑張ってブログに書いてきましたが、なんだかんだいって動画のほうがとっても分かりやすいです。。。
床材(フロアタイル)を貼るの動画
巾木(はばき)を取り付けるに続く
床も無事貼り終わりました。最後に巾木を戻します。
巾木はを新しくすることも考えたのですが、色を塗り直して再利用することにしました。
巾木を取り付けるに続きます。