つ、ついに、、、ついに行ってきました。。。みんなの憧れ、誰しも一度は訪れたいであろう場所、蓮根の田んぼに!
蓮根の田んぼにいつか行ってみたいなーとここ数年ずっーと思っていたので、蓮根見学当日の2日前にFacebookに流れてきた”蓮根農家さんの竹チップ圃場見学”の文字に即、お願いしまーすと参加してきました。
※圃場(ほじょう)は田、畑、果樹園、牧草地など農作物を育てる場所のことをさす言葉らしいです。
「竹チップ」って何?と、よく分からないままに蓮根の田んぼ見学会に参加してきた様子です。
目次
初!蓮根の田んぼ
今回お邪魔した金坂さんの蓮根は春に植え付けをして、8月の新れんこんの時期から出荷を始めて、9月中旬の蓮の葉が枯れる直前と12月の寒くなってきてデンプンが唐に変化する時期の旬を経て翌年の3月まで収穫できるそうです。
蓮根が田んぼで出来ているのは知っているけど、田んぼを歩いて間近でまじまじと見たことはなかったのでかなりときめきました。
蓮(はす)の葉の上のしずく。
蓮の花。
蓮の花が散ったあとにできる花托(かたく、果托とも)。
その蓮の花托にできるハスの実を食べさせてもらいました。
中の実はもっと成長して大きくなるらしいのですが、今回頂いた実は
これくらいのサイズで、この緑の皮をむくと
白い中身が出てきます。
生のまま食べると、、、、うーん、、、なんていえばいいのかな、、、ほんのり甘みのある、、、僕の知っている食べ物の中では生の落花生?みたいな感じでした。
蓮根の竹チップ栽培って何?
蓮根の田んぼを見せてもらいながら説明してもらった蓮根の”竹チップ栽培”って何?について。
蓮根の”竹チップ栽培”とは、今回、見学させててもらった蓮根農家の金坂さんが始めた独自の農法で、蓮根の田んぼに肥料を入れるのを一切やめて、その代わりに竹のチップを入れるという農法です。
伐採した竹を粉砕したチップを蓮根の田んぼに入れるらしいです。どんな感じで入れるのかといいますと
こんな感じでブワッサーーと入れるらしーです。
竹チップを入れたから何なの?というお話も細かくしてもらったんですけど、僕の農業の知識が全く足りず(当たり前だけど)、どこまで理解できたのかは不明です。
不明なりにまとめますと、竹チップは有機物なので、田んぼに入れると微生物が分解していきます。でも、粉砕しているとはいえ竹なのでゆっくり時間をかけて微生物が竹チップを分解していきます。ゆっくり分解するので、蓮もゆっくり年間を通して栄養をとることができます。
微生物の働きによって、田んぼの土が柔らかくなって、土の状態も良くなるそうです。
それともうひとつ、竹のチップ(パウダー?)を密封して数週間置いておくと、乳酸菌が発酵していい香りがしてきます。発酵した竹チップは畑などに入れることによって、野菜が美味しくなる効果があるらしいのです。
蓮根の田んぼに入れる竹チップは発酵させたものではないのですが、田んぼの中で発酵して、それも良い影響を与えているというお話でした。
竹チップを入れると何がいいの?
蓮根の竹チップ栽培ではアブラムシが来ない。肥料を入れないので余計な窒素?がないので、アブラムシがほとんどつかない。というわけで農薬を撒かなくていい。
アブラムシの駆除は、田んぼの中を何往復も練り歩いて農薬を撒くという重労働の作業を年に2,3回もやらなくてはいけないらしいのですが、これをやらなくていい。
それでいて、従来の肥料を入れて、農薬をまいて育てる田んぼと比べて、蓮根のサイズや収量が落ちるということもない。
結果、化学肥料も使わず、農薬も使用しない美味しい蓮根ができる。
というお話、、、だったと思う。。。
あ、そうそう、全国の蓮根農家で作られている蓮根の4割くらいは今回お邪魔した金坂さんのお父さんが作った品種で、蓮根業界?では知らない人がいないくらい有名な人らしいです。
蓮根のシャキシャキ系とモチモチ系
実は蓮根にはシャキシャキ系の品種と、モチモチ系の品種があるのです!
ということを初めて知りました。まあ、玉ねぎだって、胡瓜だって大根だって、人参だって農家さんレベルで言えば品種はいっぱいあるので、もちろん蓮根にもたくさん品種はあるのです。
そのたくさんある蓮根の品種を大きく分けると、シャキシャキ系とモチモチ系に分かれるそうです。
シャキシャキ系の蓮根はそのシャキシャキとした食感で淡い味が特徴で、煮物など味を染み込ませて食感をたのしむという料理に向いています。
に対してモチモチ系の蓮根は、火を入れるとイモのようにふっくらとして甘みも増すので、オリーブオイルで焼いただけ、お塩パラパラのレンコンステーキなどに向いているそうです。
長年にわたって、うすぼんやりと思っていた疑問がひとつ解決しました〜!
金村さんのハスの田んぼギャラリー
今回は、蓮根の収穫とかはしなかったので、金坂さんに蓮根の写真をお借りしました。
今回お邪魔した蓮根農家の金村さん。蓮根めっちゃでかい。
蓮根、めっちゃ白くてキレイ。もちろん、漂白したわけじゃありませんっ。
もーなんて言うか、ハスランチャーって呼んでいいと思う。
蓮の花の中って一体どうなっての?花から花托(かたく)にどうやってなるの?問題を解決してくれる一枚。
次回は、蓮根掘りた〜いっ!
蓮根を古民家で頂きました
お昼は金坂さんの蓮根を改修中の古民家、芳泉茶寮(ほうせんさりょう)で、頂きました。立派な大屋根の古民家です。
素敵なお膳で
根に近い方の蓮根を使ったの蓮根のおこわ
みずみずしくて柔らかい先っぽの方の蓮根を使ったサラダ
その間の蓮根をすりおろして作ったお団子のお汁、とろみもすりおろした蓮根の汁から沈殿させて取り出した蓮根のデンプンで。
美味しく頂きました〜。
お料理を頂いた芳泉茶寮は、築160年の立派な古民家で、古民家にも興味があるそーはすこぶるテンション上がったのですが、蓮根に料理に古民家に薪ストーブに、、、etcいろいろ興味がありすぎて、いっぺんには無理!
また、お邪魔させてもらおうと思います〜。
インフォメーション
今回お邪魔させて頂いた蓮根農家の金坂さんのFacebook
金坂さんのFacebook
もっと本気で竹チップ栽培を知りたい方はこちら
竹チップ利用のレンコン栽培
蓮料理を頂いた芳泉茶寮(ほうせんさりょう)のFacebookはこちら
芳泉茶寮 古民家改修プロジェクト