築35年のおうちのキッチンをコツコツリフォーム中です。今回は換気扇の交換です。おそらく換気扇も一度も交換してないと思うので、換気扇も築年数と同じだと思われます。
換気扇の交換はやってみると難しくなく、もっと早くに取り換えとけばよかった、と思いました。
目次
キッチンの換気扇の交換手順
- 1.換気扇を選ぶ
- 2.古い換気扇を取り外す
- 3.木枠、外カバーの油汚れを掃除する
- 4.新しい換気扇を取り付ける
この中で、DIY初心者の僕が一番迷ったのは、1.の換気扇選びです。これを間違えてしまうと取り付けられない可能性もありますからね。
一番大変だったのは、3.の掃除です。35年分の油汚れを落とすのはかなりの時間が掛かりました。時間は掛かりましたが、きれいになったので、とっても気持ちいい〜です!
換気扇の交換自体は、このブログや換気扇交換のYou Tubeを見てもらえると分かりますが、簡単です。
キッチンの換気扇の選び方
人生で換気扇を買ったことは一度もありません。初めて換気扇を買うので、何をどう選んだらいいのかがさっぱり。。。あ、うちの換気扇はダクトを通して排気するシロッコファンではなく、昔ながらのプロペラの換気扇です。ので、プロペラファンの選び方です。
キッチンの換気扇選びは、換気扇の「サイズ」「材質」「紐式かスイッチ式か」の3つのポイントから選びます。
ちなみに僕が選んだのは、PanasonicのFY-25EM5という換気扇です。
換気扇のサイズ
ネットで一般的な家庭用の換気扇を探していると、サイズは、20cm、25cm、30cm辺りみたいでした。で、うちに付いている換気扇を見てみると、最低でも30cmはあるやろ〜と30cmの換気扇を選びそうになりました。が、ちょっと調べると、換気扇のサイズは、「羽の直径」で表されているということを知りました。
羽根の直径を測ってみると25cmでした。。。危なかった。ここを間違えなければ、交換できたも同然です^_^
換気扇の材質
換気扇の材質は大きくわけて「樹脂(プラスチック)」か「金属」かです。で、うちに付いている換気扇は、樹脂製だったので、同じような換気扇を選べばいいか、と思うじゃないですか、普通。でも、色々と調べているうちに「フード内に取り付ける換気扇は金属製のもの」というルールがあるらしいことを知りました。
え?なんで?樹脂製の換気扇が付いてるやん!といろいろ調べたのですが、具体的な法的根拠、条例などにはたどり着けず、、、詳しい方がいましたら、どこで規制されているのか教えて下さい。
とはいえ、多くの方がフード内の換気扇は金属製じゃないと駄目だ!といっているので金属製のものを選びました。金属製の換気扇は樹脂製のものと比べると、なかなかいいお値段がするのです。。。
紐式かスイッチ式か
これは分かりやすいですね。紐を引っ張るタイプか、別の所についたスイッチでオンオフをするタイプかを選びます。うちに付いていたのは、紐で引っ張るタイプだったのですが、その紐が引っ張れなくなり、スイッチ付きコンセントでオンオフをできるようにしておきました。
応急処置として付けたスイッチ付きコンセントでのオンオフがね、、、思っていた以上に楽チン!だったので、かなり迷いましたが、スイッチ式にすることにしました。このスイッチ付きコンセントの位置はかなり高いので、紐式の換気扇が付いている場合は、紐のやつを選ぶほうが無難だと思います。
ちなみに、紐を引っ張るタイプのことを「連動式シャッター」、スイッチタイプのことを「電気式シャッター」と呼ぶようです。
そんなわけで、僕は25cmの羽の金属製の電気式シャッターの換気扇を購入しました。どうしてPanasonicにしたのかは、実際にAmazonや楽天で調べてみると分かりますが、金属製に絞って検索するとほぼほぼPanasonicの換気扇が並びます。あとLIXILの黒っぽい換気扇も出てきますが、お値段がPanasonicの1.5倍くらいするので。。。
同じサイズ(羽25cm)の紐で引っ張るタイプ(連動式シャッター)の品番はFY-25PM5です。
換気扇の交換の動画
換気扇をDIYで自分で交換する動画です。動画内では電気式シャッターの換気扇を取り付けていますが、紐式の連動シャッターでも、取付自体は同じです。
13分ほどの動画なのでサッと見れば換気扇の交換のやり方がわかるかと思います。動画が何かしらのお役に立てたら、いいね!チャンネル登録をしてもらえるととっても喜びます〜!
古い換気扇を取り外す
ブログの方でも、古い換気扇の外し方、新しい換気扇の取り付け方をさらっと解説していきます。
まずはコンセントを外して、下の油受けを外します。
カバーをガコッと外します。この換気扇は押し込むと本体にハマるタイプなので、ぐっと引っ張って外しました。
で、羽を外します。羽は親指のところにあるボタンを押しながら、引っ張ると外れるようになっています。が、なかなか外れなくて、毎年、換気扇掃除のときにも四苦八苦していました。動画では、それなりに簡単に取れてるっぽいですが、結構長い時間外れなくてわちゃわちゃしてるんです、本当は。
これが、35年の油汚れです。羽やカバーはマジックリンでガシガシ洗えるので、それなりに綺麗にできるのですが、この本体部分は水で流せないのでちょいちょいマジックリンかけて拭き取るくらいしかできません。そのくせ、炒めものや揚げ物をガンガンするので。。。
この換気扇は、黄色い所3箇所でビス留めされています。ので、三箇所をドライバーで外しました。
思っていた以上に長いビスで止まっていたので、ベッセルの電動ドライバーを使いました。これが一本あると便利です。狭い所のビス留め、ビス外しが楽ちんです。写真みたいに利き手じゃない方でも電動なので「あれ?どっちに回すんだっけ?」となりませぬ。
本体は油汚れで固着していましたが、無事に外れました!
35年分の油汚れを掃除する
換気扇自体は、交換するので新しくなりますが、外したところのキッチンパネルから、木枠、その奥の外カバーまで汚れがびっしり!換気扇を交換するときくらいしか掃除できないので、頑張ってキレイにしていきます。
掃除するにあたって、外側を養生したりしておきました。換気扇の外カバーの真下にエアコンの室外機があるのも、この部分をゴリゴリ掃除しにくい要因のひとつです。
電気のメーターをマスカーで覆っておきました。
で、外カバーのちょうど真下にあるエアコンの室外機(左下にちょっとだけ見えてる)の上にダンボールを置いて新聞紙を入れて汚れが落ちてきてもいいようにしておきました。
さて、掃除です。掃除はコツとかありません。ひたすらヘラで汚れを落とす。マジックリンかける。金たわしでこする。拭き取る。細かいところは、歯ブラシでこする。の繰り返しです。
換気扇の交換で一番大変だったのは、この掃除です。正直、古い換気扇の取り外しも、新しい換気扇の取り付けも、大したことはありません。僕のような素人でも数十分あればできます。でも、掃除は数時間掛かりました。。。
頑張ってゴシゴシしたので木枠の下の部分もちゃんと木が姿を現してキレイになりました。まあ、またすぐに汚れちゃうのかもしれませんけどね^^;
この木枠は、換気扇を初めて取り付けるときには自分で取り付けなくちゃいけないみたいです。換気扇の取付説明書にも書いてあります。でも、上の写真を見ると分かりますが、木枠は、キッチンパネル(白いタイルみたいなやつ)の下に入っています。もし、木枠がボロボロになってたりしたら、けっこう大変だったかもしれません。木枠が無事で良かった。
外のダンボールもちゃんと役に立っていました。
Panasonicの換気扇を取り付ける
換気扇の穴?もきれいになったので、新しい換気扇を取り付けていきます。
換気扇のサイズは合ってたみたいです。上の2箇所のボルト?ネジ?が引っかかっているので、緩めます。
緩めていくと換気扇本体がしっかり入りました。
緩めたボルトを今度は締めていきます。
ある程度締めたら、下の左側を付属の木ネジで留めます。
あまりしっかり締めると換気扇の金属枠にめり込みそうだったので、下の木枠に固定できていればOKで、締めすぎないようにしました。
最後にもう一度上の2箇所のボルトをしっかりと締めます。
これで、本体の固定はできました。
次に、コンセントまでの距離が短いので、余分な電源コードをぐるぐるします。
右の青丸が今取り付けている電気式シャターのコードの巻き方です。(左の図は紐タイプ)説明書にはこれしか書いてありません。ので、図を見ながらやってみました。
ビスを外して、図を真似してツメにぐるぐる巻きつけて、
最初になっていたのと同じようにビスでとめました。
付属品の結束バンドでコードの中心を束ねて、
結束バンドの余計な部分をカット。これであっているのかは分かりませんが、とりあえずスッキリ収まりました。
このコードぐるぐるさえできれば、取り付けられたも同然です。カバーを取り付けます。カバーは上部で2箇所ツメに引っ掛けるようになっています。こんな感じです。
本体の爪をカバーの上の穴に入れるように引っ掛けて、
油受けを下からネジを締めて本体とカバーと一緒に留めます。
そしたら、羽をスコット挿して、
最後に中心のフタをくるくる回してしっかりと締めたら、取り付け完成です!
電源はゆくゆくは、ちゃんとしたスイッチを取り付けたいですが、とりあえずは、スイッチ付きコンセントで取り付けました。
スイッチオン!
ちゃんと問題なく動きました。電気式シャターは、羽がなめらかに開くのとってもいいです。でも、スイッチオフの時はガチャンッとまあまあ大きな音で閉まります^_^
最初にも言いましたが、このスイッチ付きコンセントで電源のオンオフをする場合、スイッチの位置が高いので、届かない場合は紐式を選択してください。もちろん、もともとスイッチ式の場合は、全く問題ありません。
古い換気扇を取り外して、新しい換気扇を取り付けるのは、イレギュラーがなかったので思っていた以上に簡単でした。これでちゃんとシャッターも閉まるようになったし、長年気になっていた汚れもきれいに落とせたし、気持ちいいい〜!