先日、きのこ狩りに行くのに買った地下足袋。
山の急斜面でもしっかりとグリップしてこれまでで一番快適にきのこ狩りを楽しむことができました
地下足袋を買ったのは人生で初めてだったので、地下足袋の売り場に行ってはみたものの何をどう選んでいいか分からなかったので、そんなことを含めて「人生初めての地下足袋の選び」について書きました。
地下足袋の5枚、12枚って何?
地下足袋の売り場に行ってまず、これは何?と思ったのが
これ。
24.5がサイズなのはわかるけど、「5枚」って何?何が5枚なの?
よくよく売り場を眺めていると、5枚の他に7枚、12枚というのがありました。
これは「小鉤(こはぜ)」の枚数でした。
こはぜ、というのは
これのことです。
このこはぜを掛け糸と呼ばれる糸(ヒモ)に引っ掛けてとめます。
こんな感じに下からとめていきます。
上まで全部止めた状態です。
これの枚数によって、地下足袋の長さが違います。こはぜが5枚ならショートな地下足袋、12枚ならロングな地下足袋です。
ロングな地下足袋は、作業服、ニッカポッカ、股引などを中に入れて履きます。
今回はきのこ狩りの山登り用に選んだのですが、厚めのズボンを履くのと、たくさん止めるのがめんどくさそうだったので5枚のショート地下足袋にしました。
地下足袋の足袋底
地下足袋の底も違いがあります。
僕が地下足袋を見たホームセンターでは、農業用、建設用などと書かれていて、この靴底(足袋底?)は農業用となっていました。山登りなので、よりグリップが効いてしっかり土に噛みそうな農業用を選びました。
裏がこんなのが地下足袋が建設用となっていました。
建設現場で鳶職人の人が履く地下足袋です。
でも、キノコ狩りのプロフェッショナルのおじさんは、こっちの建設用の地下足袋を履いたので、キノコ狩りとかの場合どっちでもいいと思います。
もっとグリップの効きそうなスパイク底のものもありました。
地下足袋のサイズと靴下
当たり前ですが、地下足袋のサイズを選びます。普通の靴やスニーカーを選ぶ時と同じように試着します。
で、試し履きする時にできれば用意しておきたいのが靴下です。地下足袋を履くときには靴下を履きます。そんでもって、普通の靴下だと地下足袋は履けないので、二股か軍足(五本指の靴下)を用意します。
こーゆー靴下ですね。
靴下を履いて、試着をして、指先、指の股、かかとが当たらないか、また逆にブカブカ過ぎないかを確かめます。当たるよりはちょっと大きめのほうが良いと思います。
地下足袋のメーカーによっても、微妙にサイズが違うので、必ず履いてみて具合のいいものを選びたいです。
今回、初めて地下足袋を履いて山を登ったのですが、非常に良かったです。軽いし、地面をしっかりと捉えて、全然滑りませんでした。
地下足袋の底が厚くないので、石とか踏むと痛いんじゃないかという心配をしていたのですが、そんなこともなく、もっと早く地下足袋を買っておけばよかったと思うくらいです。
地下足袋デビューの際の参考に少しでもなればうれしいです。