そーは魚釣りのクーラーボックスに竿をさして持ち運んだり、堤防で竿がじゃまにならないように立てて置いておけるロッドスタンドが欲しくてクーラーボックスを買ったと言っても過言ではありません。
僕が買ったのはタナハシのロッドスタンド クーラーボックス用です。
クーラーボックスに取り付けるロッドスタンドとしては、なかなかのお値段がします。なので買うまでにほんとに悩んだのですが、実際に取り付けて釣りに行ったら、めっちゃ快適で良かったです。
目次
タナハシのロッドスタンドクーラー用が付けられるクーラーボックス
タナハシのロッドスタンドクーラー用は、どんなクーラーボックスにでも取り付けられるというわけではありません。
僕はロッドスタンドと一緒にクーラーボックスも選んだので、”タナハシのロッドスタンドが取り付けられる”というのもクーラーボックス選びのポイントでした。
タナハシのロッドスタンドが取り付けられるクーラーボックス
タナハシのロッドスタンド クーラー用が取り付けられるクーラボックスたち。
【ダイワ】
SU700
ZS700/1100
クールラインシリーズ
スノーラインシリーズ
プロバイザー(RXは不可)
プロバイザーイズム(トランクタイプは不可)
【シマノ】
フィクセルシリーズ(トランクタイプは不可)
※トランクタイプとは、平べったいタイプのクーラーボックスのことです。
タナハシ製作所のHPとロッドスタンドの説明書に書いてあることをまとめると取り付けられるクーラーボックスはこんな感じです。
ご自分の持っているクーラーボックスや買おうとしているクーラーボックスに取り付けられるか心配な場合はメールや電話でタナハシ製作所に直接相談してみるといいと思います。
タナハシのロッドスタンド クーラーボックス用を選んだ理由
クーラーボックスにロッドスタンド(竿立て)を取り付けるだけなら、プラスチックのネジで止めるタイプのものがたくさん売られているのですが、それを選ばず、タナハシのロッドスタンドを選んだ僕なりの理由です。
▶クーラーボックスに穴を開けずに取り付けられる
タナハシのロッドスタンドは、クーラーボックスにネジで止めるタイプではないので、クーラーボックスに穴を開けなくて済みます。
▶他のクーラーにも取り付けられる
取り付け、取り外しも慣れれば簡単なので、他のクーラーボックスにも使えます。
▶「竿立て」が「竿掛け」にもなる
タナハシのロッドスタンドは3段階に角度を変えられるので、仕掛けを投げた竿を掛けておくことにも使えるのです。
▶よく考えたらそんなに高くないかも
ネジで止めるタイプのロッドスタンドはひとつ2000円くらいします。2個付けたら4000円。プラスチックのロッドスタンドで、他のクーラーにも流用できない、竿掛けにもならないことを考えると、タナハシのロッドスタンドのコストパフォーマンスはかなりいいかも。
タナハシのロッドスタンドの取り付け方
タナハシのロッドスタンドの取り付け方です。
僕が取り付けるクーラーボックスはシマノのフィクセルライト 22L、これです。
堤防釣り用のクーラーボックスにシマノ フィクセル ライト 22Lを選んだよ
タナハシのロッドスタンド、クーラーボックス用カラーはガンメタ。クーラーが黄色だからもう色はいらない。
こんな感じに、本体と付属部品が入っています。
本体をひっくり返すとこんな感じです。
付属部品の中身は、使わなくても取り付けられるクーラーボックスもありますが、僕のシマノのフィクセルでは、左の一番大きいパーツを使います。
ちなみにダイワ プロバイザーとプロバイザーイズムでは、真ん中と左のパーツの両方を使います。ダイワ クールラインαでは右の小さなパーツと左の大きいパーツを使います。
本体下のネジをグルグルと外しますと、本体の後ろについていたパーツが外れます。
で、今度はその外れたパーツのネジを2箇所ゆるめますと、棒が抜けます。
ロッドスタンドを取り付けるのは、クーラーボックスの横、持ち手の部分です。どちら側でも大丈夫です。
この部分にさっき外した棒を入れます。
ここに付属品の大きなパーツをはめ込みます。取り付ける向きはこうです。
出っ張りを上の手前(自分側)にして、2本の棒を穴に差し込みます。クーラーボックスを立てると作業がしやすかったです。
このパーツの向きが反対だと凹凸にしっかりはまりません。
きっちり入っています。
そこに外したパーツを取り付けます。
片手でしっかり上下を押さえるようにしてネジを締めます。
ガタつくようなら、一度ネジを緩めてもう一度しっかり押さえて締め直します。
ここで、本体登場です。
最初に外したネジでしっかりと留めます。
タナハシのロッドスタンドの取り付け完成です!
クーラーボックスとロッドスタンドの間の間隔も絶妙で、持ち手は全く干渉しないけど、離れすぎてもいません。
実際に竿を入れてみました。
いい感じです。リールの位置も前と横と選べるので、二本の竿のリールがぶつかることもありません。
タナハシのロッドスタンドの高さと角度のアレンジ
タナハシのロッドスタンドは、ロッドスタンドの部分の高さと角度を変えることができます。
ロッドスタンドの高さを変更するには
標準の状態でも、わりと高い位置にロッドスタンドがあるので、ほぼほぼグリップ部分が地面につくことはないのですが、中にはリール下のグリップが長いものもあるので5cmほど高くすることができます。
まずは標準の状態高さから。
リールを掛ける切り込みの部分から地面までの高さが43.5cm。
高いバージョンにすると、
同じく、リールを掛ける切り込みの部分から地面までの高さが49cm弱になります。
高さの調整の仕方です。
黒いネジをネジネジして外します。
真ん中の2箇所のネジをドライバーで外します。
外すと、今留めていたところの下に穴が二つ空いています。
今度は下のふたつの穴に留めます。
これを黒いネジで元のように取り付けたら完成です。
ロッドスタンドの角度を調整する
僕がタナハシのロッドスタンドにした理由の半分くらいはこの機能にあります。
まずは、黒いネジをネジネジします。角度を変えるときは完全に外さなくていいです。
ネジをある程度緩めたら、本体を引っ張るようにして、右に傾けます。傾けて、押し込むとハマるところがあるので、ハマるところにはめたらネジをしっかりと締めます。
釣り場では、この角度に固定して投げた竿を置いておきました。
角度はもう一段変えられます。ネジを緩めて、本体をもっと傾けてハマるところにはめてネジを締めます。
この角度で、置き竿をすることもできます。
ロッドスタンドは2本分ですが、縦に並んじゃうので置き竿用の竿掛けとして使えるのは一本です。
タナハシのロッドスタンドの意外な盲点
いろんなものが全てにおいて完璧でちょうどいいというものは存在しないわけですが、僕が持って行きたかった竿の内の一本が、、、
入らない。。。ということもありますのでご注意を!
この入らなかった竿のグリップエンドの部分の太さは3.5cmです。もうちょっとで入りそうなんだけどなー。
フィットラバーキャップ
このタナハシのロッドスタンドのオプションパーツにフィットラバーキャップがあります。
もともとのロッドスタンドのリールが当たる部分はプラスチックでできているので、より柔らかくリールに優しく、しっかりフィットするオプションパーツです。
とってもいいオプションパーツですが、直径もちょこっと狭くなります。
タナハシのロッドスタンドクーラー用を使ってみた感想
フィクセルライト22Lに取り付けた感じは、思っていたほどゴツくもなく、仰々しさもありませんでした。
クーラーの中に何も入れない状態で持ち上げても、バランスがよく、実際釣りに持っていった時も竿は安定していてガチャガチャなることもなく運びやすかったし、置き竿用の竿掛けとしても活躍しました。
最初にも書きましたけど、ロッドスタンドとしてはなかなかのお値段がしますが、悩んだ末に買って良かった!と思える使い心地でした。