嫁さんの実家が長野県にあります。
帰省するときはいつも車で行くのですが、うちの車はスタッドレスタイヤを履いていないので、冬場は長野に帰省することはほとんどありません。
電車で行けば良いんですけど、車と違って荷物を持ってえっちらおっちら乗り換えなくちゃいけないし、家族3人で行くとなるとまあまあのお金がかかります。快適さのわりに高いなーと。
そんで高速バスを調べてみたら、、、めっちゃ安いやん。新幹線を使って行くのと比べたら、一人分の金額で家族全員が行ける!ってゆーかお釣りが来る。
千葉県市原市の五井駅からバスタ新宿まで高速バスで行き、バスタ新宿から関越道、上信越道を通って長野(千曲さかき、長野駅)に行く高速バスを乗り継いで帰省した感想、高速バスのメリット・デメリットをまとめてみました。
目次
高速バスで五井から長野に行くメリット・デメリット
高速バスは普段から仕事で都内に行くときにも良く使っています。
五井駅からバスタ新宿行きの高速バスによく乗っています。
高速バスで五井から長野に行くメリット
乗り換えが一回で済む
いつも乗っているバスタ新宿行きの高速バスに乗れば、新宿で一回乗り換えるだけで済みます。しかもバスタ新宿は比較的コンパクトなので、電車の駅での乗り換えのようにものすごく歩くということもありません。
必ず座れる
電車や新幹線の自由席の場合、必ず座れるか分かりません。立ったまま長野まで行くのはちょっとしんどい。
選ぶバスにもよりますが、最近のバスは3列独立シートなんてのもあって、隣の人と肘が当たることもありません。
荷物を預けられる
大きな荷物もバスのトランクに預けられるので、車内は軽装で快適。
価格が安い
東京駅から上田駅までの新幹線と乗車券を合わせると大人一人6670円。更に指定やグリーン券代を乗せると9000円ほど片道でかかります。
それに対して高速バスは、選ぶバス会社や時間、バスのクラスにもよりますが片道で2000円〜5000円くらいです。
高速バスで五井から長野に行くデメリット
時間がかかる
高速バスと新幹線を比べた時の一番のデメリットは、時間がかかるということです。
新幹線 東京駅⇒上田駅 約1時間40分
高速バス バスタ新宿⇒千曲さかき 3時間15分
更に高速バスは天候や道路状況によって大幅に遅れることもあります。
そんなメリット、デメリットのある高速バスに実際に乗った様子をレポートします。
五井駅からバスタ新宿までの高速バス
今回は、バスタ新宿8:00発の長野行きの高速バスを予約していたので、それに間に合うように五井駅を出発しました。
バスタ新宿行きの高速バスは、市原市役所、高速国分寺台、アリオ市原、五井駅、市原駐車場と5箇所から乗れるので、バス停まで歩いていけるアリオ市原から乗りました。
始発です。まだ外は暗いです。早起きはちょっとしんどいですけど、バス停まで歩いて行けて、あとは寝てられるからまあいいかという感じです。
この辺りに近くない人は、市原駐車場まで車で来れば、駐車場に車をおいていけます。(駐車料金1日500円)
【市原駐車場】
始発のバスに乗っても、バスタ新宿での乗り換え時間は30分しかないので、もし渋滞にハマったりして大幅に遅れたらアウトだったんですけど、ほぼ時間どおり7:30にバスタ新宿に到着。
バスタ新宿での乗り換え
バスが到着するのは、バスタ新宿の3Fです。バスが出発するのは一つ上の階の4Fです。
バスが到着する3Fのトイレです。インフォメーションセンターの隣りにあります。
バスが到着するフロアの唯一のトイレなので、到着したバスから降りてきた人で混み混みです。特に女性トイレは。
4Fの出発フロアには2箇所トイレがあるので、入口付近まで並んでいたら上の階へ行くほうがいいかも。トイレの中(男性から見えないところ)に進んでもまだまだ列は長かった、と嫁が言っていました。
インフォメーションセンターの前を通って、
扉を出て、
左のエスカレーターで上に上がります。
上に上がったら、ABCの乗り場から出る高速バスに乗る場合は左へ。今回乗るバスはDの10番からだったので、右に戻るようにして乗り場に向かいます。
Dの10番は一番奥でした。
無事乗り場へ到着。
ちなみにバスタ新宿のインフォメーションカウンターなどがある待合室はこんな感じです。乗り換えのバスまで時間がある場合は、ここで休憩できるようになっています。
新宿から長野行きの高速バスの料金
高速バスの料金は同じ場所まで同じ距離を走るバスであっても、乗車する日や時間帯やバス会社、バスのクラス(シートの配列やラグジュアリーさなど)によって料金が違ってきます。
関越道方面の長野行きは、主に千曲さかき、長野ICなどを経由しながら長野駅方面に行く便と軽井沢へ行く便があります。(停車する場所場バス会社や便によっても細かく違います)
今回乗った長野行きの高速バスは、ちょっと特殊な便で、軽井沢で高速道路を降りて軽井沢北口に寄ってからまた高速に戻って千曲さかきを経由して長野ICで高速を降りるという便でした。後からいろいろ調べたんですけどあんまりない便みたいです。
そんな便なもんで、
バスタ新宿 8:00発
千曲さかきPA 11:45着
3時間45分と高速道路を降りない便と比べて予定所要時間もちょっと長めです。
【(株)昌栄交通 どっとこむライナー】
大人 2600円 × 2 = 5200円
子供 1300円 × 1 = 1300円
合計 6500円
ほんとに大人2人で子供1人分の料金で新幹線の大人1人分よりも安い。
ちなみに小学生までが子供料金(半額)で、小学校に上がるまでの幼児は大人1人に同伴1人まで無料です。
が、その幼児が席を使う場合は子供料金となります。
うちの娘は幼稚園の年長なのでギリギリ幼児なのですが、もうひとり分の席が必要なので子供料金がかかります。
新宿から長野(千曲さかき、長野駅)方面へ高速バス
今回乗ったバスは、独立3列シートのトイレ付きのバスです。
1人用の席が3列に並んでいて、その間に通路が2本あるシートの配置になっているのが独立3列シートです。
そんで、その座席が微妙に斜めに並んでいます。
僕は体がそこそこ大きいので、2列のシートだと家族といえどもすぐ隣に人が乗っていると窮屈に感じてしまうので、これは良かったです。
一人で高速バスに乗るなら、知らない人とずっと隣で肘を突き合わせて何時間も乗っているのは嫌だと思う人も少なくないと思います。
が、嫁は娘とも話し辛いしなんか落ち着かないからあんまり好きじゃない、と言っていました。感じ方は人それぞれです^^;
独立3列シートの座席はリクライニングできるのはもちろんですが、いろいろな機能がついていました。
まずはフットレスト。これがあるとないとでは長時間バスに乗る楽さがかなり違います。
更にレッグレスト。
これも足のふくらはぎを支えてくれて楽、、、、なはずなんですが、僕の場合は体が大きいからか、マックスに出しても足にフィットせず、使いませんでした。
お次はテーブルです。肘掛けのところから小さなテーブルがでてきます。
最後はコンセント。スマホやパソコンを充電しながら行けるのはやっぱり嬉しい。
席にひとつずつ付いています。このバスの場合は左右の席は窓の下辺りに、
真ん中の席は、肘掛けの下についていました。
行きに乗ったバスの前後の席間は、体の大きい僕でも窮屈という感じはなかったですが、ちょっと狭かったです。乗っている時には感じなかったのですが、帰りのバスの席間がゆったりしていたので、それと比べると狭かったんだなぁと。
新宿から長野へ行く高速バスのトイレ
最近の多くの高速バスには、広くはありませんがトイレが付いていますが、予約の時にトイレ付きの便を選択すれば確実です。
長距離を走る高速バスはトイレが付いていても、途中、サービスエリアなどに休憩によるので結局、僕も嫁もバスの中のトイレは一度も使いませんでした。
ですが、幼稚園児の娘は何回か使いました。大人ももちろんですが、子供連れとしてはトイレが付いているだけで安心です。
行きのバスでは、バスの一番うしろにトイレがついていましたが、帰りのバスには真ん中辺りの下に降りたところについていました。
バスタ新宿から長野までの高速バスの様子
さてさて、バスタ新宿を定刻どおりに8:00出発です。
この日は3連休の中日で、しかも軽井沢に寄る便だからなのか席は満席でした。
出発して1時間もしないうちに最初の休憩所の三芳に8:50到着。20分間の休憩。
道路は全然混んでないように見えましたが、この時点で10分遅れが出ていました。
三芳を出発して、関越道をひた走り、藤岡ジャンクションから上越自動車道に入るいつも帰省する時の道を通って2回目の休憩所横川に10:40到着。15分間の休憩。
確かに連休中だったので高速道路の交通量は多かったものの特に渋滞といった感じはありませんでしたが、この時点で35分遅れ。
横川を出発したら、碓氷軽井沢で一度高速をお降り、軽井沢駅の北口へ。
3連休中です。ご存知軽井沢のアウトレットがある軽井沢駅付近は混雑しています。またまた遅れが出てしまいました。
軽井沢駅北口に11:28到着。
その後佐久ICから再び高速に乗り、僕らが降りる千曲さかきPAに到着したのは、12:38。
到着予定時間の11:45から遅れること53分での到着となりました。
時間だけをみると1時間近く遅れてしまったけれど、連休中の移動なのでこのくらいは許容範囲内かなと。
僕的にはただ座っているだけなので楽ちんでしたし、娘もわりと楽しそうにバスの車内を過ごしていたので良かったのですが、嫁は、4時間40分は長い!とちょっと不満気味でした。
初めて高速道路のパーキングエリアに降りる高速バスに乗りました。細い階段で高速道路から降りられるようになっているんですね。
千曲さかきPAの下にある駐車場までじいじ、ばあばに迎えに来てもらいました。
帰りの長野(千曲さかき)からバスタ新宿行きの高速バス
帰りも同じく上りの千曲さかきPAから、連休中ではなく普通の平日に高速バスに乗って帰りました。
行きとは違うバス会社で、料金も平日で行きの連休中と同じくらいの料金のちょっといい高速バスです。
【京王電鉄バス(株) 中央高速バス 】
大人料金 2700円 × 2 = 5400円
子供料金 2100円
合計 7500円
このバス会社の子供料金は、大人の半分ではなくて小児運賃が設定されていました。
ちなみに帰りの高速バスは、
千曲さかき 10:34発
バスタ新宿 13:41着
の3時間7分の予定所要時間で、バスタ新宿に定刻どおりに到着しました。
帰りのバスの方が座席の間隔もやや余裕があり、途中一回の休憩を挟んで3時間ちょっとの運行。行きの高速バスに不満を漏らしていた嫁もまずまず満足といった感じでした。
すでにたくさんの人が乗っていたので写真はあまり撮れませんでしたが、行きの高速バスとの違いは窓が大きなガラス張り。
窓際の席にはカーテンが付いていて、個室な感じになるようになっていました。
それから無料のWi-Fiがありました。全然気が付かなかった。仕事すればよかった。
帰りはバスタ新宿に定刻どおりにバスが着いて、五井駅行きの高速バスの時間まで1時間半以上あったので、新宿からは電車でえっちらおっちら帰りました。
五井駅から長野まで高速バスで行ったまとめ
初めて高速バスを使って、市原の五井から、長野(千曲さかきPA)まで行って帰ってきました。
思っていた以上に快適で、特に僕にとっては運転しなくていいのでものすんごく楽でした。本を読んだり、音楽を聞いたり、居眠りしているうちに移動できるんですから全然疲労感が違います。
大きな荷持を持ってあっちこっち乗り換えに奔走する電車での長野への移動はしたくない僕にとっても、高速バスを乗り継いでの帰省は、想像していたよりずっと快適で、しかもかかる費用も新幹線より車移動より全然安かったです。
長野についてから、自分たちの車がないのは不便なので、雪のない季節はやっぱり自分たちの車で長野に行くと思いますが、乗ってるだけで長野まで行ける高速バスを使えば、冬にも孫の顔をじいじとばあば見せに行けるなー^_^
時間に余裕のある日程の旅行や帰省なら高速バスでの移動も選択肢の一つになりました。
今回の高速バスは楽天トラベルで予約をしました。