もう長らく本棚に置かれていたD.カーネギーの「人を動かす」をやっと手にとって読んだ。

 昨年末の忘年会でたまたま前に座った二人が、ずーーっと言い争っていました。
 一人は「これからは英語は絶対に大事だから、自分の子供には英語だけはやらせたい」と言い、もう一人は「まあ、俺はいまんとこ英語の必要性がないから、そこまでは思わないな。もちろん喋れた方がいいとは思うけど」と。

 すると、英語喋れた方がいい派が「あんたはレベルが低い!」と。

 そうなると英語必要ない派は「必要な物がみんな違うんだから、俺からすればお前のほうがレベルが低い!」と。

 まー、こんな感じで最初から最後まで、議論とゆーか、言い争いをしていました。

 そんな友人たちにも是非これを読んでほしーなーと思います。

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 有名な本なので、あっちこっちで薦められているのですが、僕がこの本を手にとったのは、とあるアフィリエイターの方が薦めていたからです。考え方が参考になるな~と、その方のブログをずっと読んでいまして、そのブログの中でこの「人を動かす」が薦められていたのです。

 この本はタイトル通り「人を動かす」とはどうゆーことか、という本質が書かれています。

 目次を見ますと

人を動かす3原則
人に好かれる6原則
人を説得する12原則
人を変える9原則

といった項目が並びます。人を動かす3原則とは何かといいますと

  1. 盗人にも五分の理を認める
  2. 重要感をもたせる
  3. 人の立場に身を置く

です。

 この2の「重要感をもたせる」はとくになるほどな~と思いました。重要感という言葉自体普段の生活ではます使うことがないのだけれど、これを人に与えることがどんなに大事かってことは、自分に置き換えてみてもすごく良く分かります。

 全体的に「原則」の話なので、具体的な手法ではありません。たくさんの例を上げて原則の話をしている本です。すごくなるほどね、うんうんそうだよね〜と読み進みつつ、これを実践できるようになるのは大変だな〜とも思いました。

 現実味がないってことではありません。自分の感情をコントロールして実践できるようになるには、常日頃からの意識とトレーニングが必要そうだなと。

 仕事にしても、友人、恋人同士、夫婦など対人関係にしても、「人を動かす」の原則を意識できれば、これまでと大きく違う人生になるだろーなー、きっと、と思わせる本でした。

 また、ときどき読みかえそーっと。