チーズのソムリエ
 前回の「美味しくない、臭くて食べられないチーズに試したいこと」の最後に取ってつけたように紹介した本ですが、この本、チーズを美味しく食べたい人にはとっても参考になるんじゃないかな〜というわけで、もうちょっと詳しく紹介しようかと。

 「チーズのソムリエハンドブック」は、まあ、チーズをお店で提供する人、レストランとかワインバーとかでチーズを出している人に向けて書かれた本です。

 あ、なんだかそーゆーこむずかしそ~な本は求めてないんだよねー、という方にもサラッと読めちゃうのがこの本のいいところ。



 「チーズのソムリエハンドブック」はQ&A方式で書かれています。

 第一問目は”チーズとは何ですか?”で始まっています。でだいたいの質問に1ページ以下で答えています。文字も大きくて読みやすいです。

チーズのソムリエ2

 他にはどんな質問がされているかといいますと、

チーズにあいてる穴はなんですか?
賞味期限を過ぎたチーズは食べてはいけませんか?
チーズを美味しく食べる温度は?
チーズは何で包むのが良いですか?
どんな容器に入れると良いですか?
熟成の良し悪しを判断するポイントは?
最初の包装紙や箱を使い続けるのが良いですか?
切り分けるたびにケアすることは?

などなど。

 中には”仕入先と良い関係を築くには?”みたいなお店の人にしか関係なさそうに質問もありますが、チーズとは?から始まり、チーズの道具、チーズの選び方、品質チェック、保存方法、プラトーの作り方、チーズのサービスの仕方など、ちょっとお店の裏側も垣間見れたりして。

 チーズの辞典もいいけれど、「美味しいチーズの見分け方」「美味しくチーズを食べるには」「チーズを美味しく保管する方法」が理解できて、いつものチーズとちょっと仲良くなれる本です。