base

 ネットショップを始めることにしました。

 売る物の企画、制作は嫁が担当で、インターネットでそれを売るのがそーの担当です。

 個人でネットショップを開設して、モノを簡単に売ることができるいい時代です^_^

がしかし、それなりに長くサイト(ブログ)運営をしていると、ネットショップを作りましたー!でモノが売れないということは理解しているつもり。

 でもその前に、どうやってネットショップをはじめるか?を考えてみました。

 モノを売りたい。でも、お金はそんなに掛けられない。最初はなるべく小資本で、売上があがったらそれを使って少しずつ本格的にネットショップに参入していく感じにしたい。

 さて。。。



ネットショップの作り方あれこれ

 ”ネットでものを売る”ということをあれこれ調べて、自分でもできそうかなーと思った方法をいくつか。

楽天とかAmazon、Yahoo!ショッピング

 言わずと知れた大手のショッピングモール。出店料自体がかなり掛かるし(Yahoo!はタダだけど)、そもそも、素人がちょっとネットでものを売りたいんだよねーという趣味に毛が生えたくらいのものでは、そのショッピングモールの中で勝てない(検索上位にいけない)。

まーこれは全然無しなんですけど。

ハンドメイド通販サイトのミンネ・クリーマ・イイチ・テトテ

 ハンドメイドのものだけを取り扱う通販サイト。

 最大手のミンネのほか、クリーマイイチテトテなど、それぞれ特徴の異なるハンドメイド通販サイトがあります。

 出店料は基本無料なので、売れた分から8〜20%(サイトによって、また売れた金額などによって違ってきます)の手数料が発生するという仕組み。

 ”ハンドメイド”の基準にもよるけれど、一応自分たちで企画したものを作ったオリジナル商品を扱おうと思っているので、ハンドメイド通販サイトに出品するのが、一番お手軽で、初期費用も掛からないし、これがいいんじゃないかと初めは考えました。

 考えました、というか、初期費用が無料なのでミンネ・クリーマ・イイチ・テトテのうちどこかには出してみようと思っています。

minneCreema(クリーマ)iichi(いいち)tetote(テトテ)

格安ショッピングカートのカラーミー・ショップサーブとか

 格安ショッピングカートのカラーミーとかショップサーブを使ってネットショップをはじめる。

 独自ドメイン(○○○.comとか)を使って自分のネットショップが持てる。自分のネットショップをショッピングカートというサービスを利用して作る方法。

 いわゆる”カートに入れる”とかお金の処理とかのシステムを初心者でも使えるようにしてくれるし、HTMLとかCSSとかが分かればわりと自由にカスタマイズもできる。

 カラーミーの方は、月々の使用料も1000円くらいだし、これで行こーかなーと調べていると、カード決済できるようにしたりすると結局、月5000円位掛かるやんけ!
 今時、カード決済できないネットショップというのは考えられないけど月々5000円、年間で6万円の固定費はだせないので、これは選択できない。

 ネットショップの規模によっては、とっても便利なサービスだとは思う。

カラーミーショップショップサーブ

EC-CUBEでネットショップを構築する

 EC-CUBE(イーシーキューブ)という無料でネットショップを作れるオープンソース。イメージ的に言いますと、Wordpressでブログを作る、のと同じようにEC-CUBEでネットショップを作る。みたいなことができるものです。

 EC-CUBEを使えば、独自ドメインでのネットショップ運営はもちろん、デザインなどのカスタマイズの自由度も高いし、EC-CUBEを使ってネットショップをやっている人がたくさんいるので、カスタマイズの情報などもたくさん出ている。

 オープンソースなので、EC-CUBE自体の使用料は無料。決済システムだけどこかと契約をする。個人(法人じゃなくて)だと月1800円くらいから?

 EC−CUBEでネットショップをやりたい。でも、今すぐEC-CUBEでネットショップをちゃちゃっと構築できるかというと、できない。なにせPC素人なもので。。。

 いずれこっちに繋がるように考えつつ、ネットショップを始めようかと。

ECオープンプラットフォームEC-CUBE

BASEでネットショップを開業する

 BASEは、格安ショッピングカート(カラーミーとかショップサーブ)のもっと格安版。格安ってゆーか0円。無料で使えるショッピングカート

 お金がかかるのは決済した時の数%の手数料と振込手数料、事務手数料。この手数料が(後で詳しく書きます)僕にちょうど良かった。

 独自ドメインでの運営もできるし、売れなければランニングコストもかからない。カードの決済システムもBASEの中でできるので面倒なこともない。

 がしかし、無料なのでデザインなどはある程度決まっています。ちょっとオリジナル感を出すなら有料のテンプレートを購入するか、月額の使用料(900円)を払ってHTMLとかCSSをいじるか
※HTMLを無料で変更できるようになりました

 いろいろ考えた結果、僕はBASEでネットショップをはじめることにしました。



ネットショップをBASEにした理由

PCカート

 僕がネットショップを始めようと思って調べていくうちにだんだんと固まってきたネットショップをこんな感じでやりたいなーという希望です。

初期投資、ランニングコストはゼロとは言わないけれど、なるべく抑えたい
ショップの構築に時間を掛けたくない
カード決済ができる
独自ドメインで運営したい

と言った感じ。

となるとデザインその他いろんな制約はあるものの、上の条件を満たしているのはBASEということに。

BASEの初期投資、ランニングコスト、かかるお金の全て

 BASEでは、ネットショップを始めるのにお金はかかりません。無料です。0円でネットショップが持始められます。
 僕は、今回ネットショップを始めようとあれこれ調べるまで、BASEの存在を知りませんでした。

 今までは、簡単にネットショップをもつというと月々の使用料を払って、カラーミーやショップサーブのようなサービスを使うのが普通だと思っていたので、BASEって一体どうやって運営してるの?どうやってお金を儲けてるの?と、頭ン中が?に。

 じゃー、BASEはどこにお金が掛かるのか、といいますと、決済サービスを使うとお金がかかります
 クレジットカード払い、コンビニ払い、銀行振込、後払い決済など、商品が売れて、商品を買った人がお金を払う時に、ショップの運営者(僕)に決済手数料というものがかかります

BASEにかかるお金

まずは商品が売れて決済をした時にかかる決済手数料

 [クレジットカード決済、コンビニ決済、銀行振込]で決済した場合
 (商品+送料)の3.6% + 40円

 [後払い決済]で決済した場合
(商品+送料)の 6%

※小数点以下は四捨五入

 この決済手数料の他にBASEでかかるお金は、売上を自分の口座に振り込んでもらう時に掛かる手数料がふたつ。

 振込手数料 一律250円
 事務手数料 振込金額が2万円以下の場合 500円
       振込金額が2万円以上の場合  0円

BASEとミンネでかかる手数料を比較してみた

 BASEで商品が売れた時にかかる手数料とハンドメイド通販サイトの最大手のミンネで商品が売れた時にかかる手数料を比べてみました。

1000円の商品(送料100円)が3個売れた場合の比較

BASEの場合
 クレジットカード決済、コンビニ決済、銀行振込の方の手数料で計算してみます。

 1000円の商品(送料100円)が3つ売れたとすると、

 (1000円+100円) × 3.6% + 40円 = 80円
 80円 × 3個 = 240円

 240円の決済手数料が掛かることになります。

1000円のものが3個売れた時点で自分の口座にお金を振り込むとすると、

売上     3000円
送料      300円

決済手数料   240円
振込手数料   250円
事務手数料   500円

実際に振り込まれる金額  2310円

送料は売上には含まないので、1000円の商品を3個売って、手元に入ってくるのは、

2010円



ミンネの場合

これをハンドメイドネット通販の最大手ミンネで同じように計算してみます。

ミンネの販売手数料は10.8%小数点以下は切り捨てです。
送料に対しては販売手数料は掛かりません
振込手数料172円がかかる。
それと、今回の計算では考えませんが、振り込みは毎月月末〆、1000円未満は翌月繰越。

1000円の商品(送料100円)が3つ売れたので、

1000円 × 10.8% = 108円
108円 × 3個 = 324円

ミンネだと販売手数料が324円かかります。

売上     3000円
送料      300円

販売手数料  324円
振込手数料  172円

実際に振り込まれる金額 2804円

送料は、負担しているので売上には含まれないので、手元に入ってくるのは

2504円

”ミンネのほうが494円多い”

5000円の商品(送料500円)が10個売れた場合の比較

BASEの場合

 5000円の商品(送料500円)が10個売れたとすると、

 (5000円+500円)×3.6%+40円 = 238円
 238円 × 10個 = 2380円

決済手数料は2380円

売上 50000円
送料  5000円

決済手数料 2380円
振込手数料  250円
事務手数料  0円

実際に振り込まれる金額は52370円

送料を差し引くと、

47370円



ミンネの場合
同じくミンネの場合。

5000円の商品(送料500円)が10個売れた

5000円 × 10.8% = 540円
540円 × 10個 = 5400円

販売手数料が5400円なので、

売上  50000円
送料  5000円

販売手数料  5400円
振込手数料 172円

振り込まれる金額は49428円

送料を差し引いて、

44428円

”BASEの方が2942円多い”

BASEのかかる費用まとめ

 どっちが得かというのはネットショップで売るものの金額や、売れた数によって変わってきます。

ミンネは手数料の%がBASEより高いですが、その他の手数料がBASEより安いので、売上が低いうちはお得です。それに対して、売上の金額が大きくなればなるほど、手数料の%が低いBASEの方がお得になってきます。

 それともう1つ、ミンネは売上(送料を含めて)が1000円を超えると、毎月月末締めで振り込みが行われます。に対してBASEは”振込申請”をすると振り込まれるというのも、手数料を抑えられるのでいいかなと。

 振り込みを2ヶ月に一回とかにすると、振込手数料もBASEのほうが割安になるし、売上の合計が2万円を超えてから振り込み申請をすれば事務手数料の500円もかからない。

 僕の扱う商品の単価は5000円前後なので、手数料的にはBASEが合っているかと思います。

ショップの構築に時間を掛けたくない

 BASEは”自分のネットショップを持つ”ということで言えば、おそらく今一番簡単だと思います。

 BASEは基本的にはHTMLとかCSSをいじれないので(月々900円のアプリ購入でいじれるように)、テンプレート(デザイン)を選ぶだけ。
(※HTMLを無料で変更できるようになりましたが、BASEのHTMLなどの情報が少なく、素人にはちょっと難しそうなので、結局テンプレートを選ぶだけなのは変わりません)

 商品登録もものすごくシンプル。

 とにかく体裁の整った自分のネットショップを作るのに、商品の写真がありさえすれば30分もあればできてしまう

 ほんと分かりやすい管理画面なので、超簡単にネットショップが完成してしまします。

BASEは無料でカード決済ができる

クレジットカード00

 BASEでは無料でカード決済ができます。カードの決済に手数料かかるじゃん!ということではなくて、カードの決済のシステムを無料で使うことができるということです。

 ”カードの決済ができるようにする”には僕のようなPC素人にとっては、ちょっとした壁なのです。

 格安のショッピングカートのカラーミーの月々の使用料は1000円ですが、これにはカード決済のシステムが付いていません。カード決済ができるようにすると、結局それなりの金額になります。

 EC−CUBEでネットショップを立ち上げた場合でも、EC-CUBE自体の使用はお金がかかりませんが、カード決済をできるようにするには、有料の決済代行会社と契約をしなければなりません。

 それが、無料!

 ネットショップを立ち上げるのに、クレジットカードが使えないというのはかなりマイナスというか、ありえない

独自ドメインで運営したい

 独自ドメインでネットショップを運営したい

 独自ドメインというのは○○○.comってやつです。このブログなら、itiho.comが独自ドメインです。

 自分だけのドメインが独自ドメインです。ドメインというのはインターネット上の住所なんて言われ方をよくしますが、まさにその通りで、郵便物が住所一つで届くのは、世の中に同じ住所はないからです。

 独自ドメインも同じように、インターネット上に一つしかない自分だけのドメインだから、そのドメインを入力するとたったひとつのサイトが表示されるわけです。

 だからななに?と思われる方もいるかもしれませんが、サイト運営を長くしていますと、この独自ドメインでサイトやら、ネットショップを運営するというのは、すこぶる大事なポイントになって来るのです。

 前回の個人でネットショップを開業するならBASE一択!で書いたような理由でBASEでネットショップを始めることにしたそーです。  僕がBASEでネットショップをはじ

BASEのサブドメイン

 BASEは独自ドメインじゃなくてもネットショップの運営はできます。独自ドメインじゃないとどんなドメインになるのかといいますと、○○○.thebase.inとか○○○base.ecとか○○○handcrafted.jpとか他にもいくつかのドメインから選ぶことができます。

で、○○○のところに自分の好きな名前がつけられます。”itiho”をつけるなら、itiho.thebase.inとかitiho.base.ecとかが自分のショップのドメインになります。こうゆうのはサブドメインと呼ばれます。

 このサブドメインはBASEでしか使うことができません。←これが非常に大事。

独自ドメインでネットショップを運営したいわけ

 これに対して、独自ドメインは自分のドメインなので、BASEとは関係なく持って回れるのです。

 ネットショップを立ち上げたら、自分のネットショップのURLをショップカードに書いたり、Facebookに書いたりします。そのURLから来てくれるお客さんがいます。

 更にネットショップを運営し続けていくと、自分のショップの商品を気に入ってくれた人が、FacebookとかTWitterとかでいいね!してくれたり、ブログとかLINEとかにペタッとURLを貼っつけてくれたりしたということもあると思います。

 BASEはネットショップ初心者に優しい素晴らしいサービスだけれど、ゆくゆくはEC-CUBEでネットショップを立ち上げたり、この先BASEよりもっと僕にとって良いサービスができたりして、ネットショップを引っ越すとなった時に独自ドメインで運営していないと、ネットショップのURLが変わってしまうのです。

 ネットのショップのURLが変わるということは、それまで紹介してもらったリンクとかを全部捨てて、また0からのスタートになってしまうのです。
 
 でも、独自ドメインで自分のネットショップを運営していれば引越し先でも同じドメインで運営できます。過去に紹介してもらったリンクとかから引っ越した後でも辿って来てもらうことができるのです。

 そういった意味でも、ミンネとかクリーマとかも良いサービスだとは思うけど、独自ドメインでの運営ができないのは、長く頑張って自分のネットショップを運営した先に、広げていくことを考えるとやっぱり独自ドメインで運営できる方法を選びたい。

独自ドメインにかかる費用

ドメイン00

 独自ドメインでネットショップを運営するには、年間いくらかの使用料を払って独自ドメインを取らなければいけません。

 ドメインには沢山の種類がありますが.comとか.netあたりが定番で年間1300円くらいです。ひと月100円ちょっと。

 ドメインは種類によって価格が違います。.jpだと年間3000円位かかります。もっと高額なドメインもありますが、特別な場合を除いては.comか.netにしておけば年間の使用料は1300円くらいで最安値クラスです。

 独自ドメインを取得する時に”今だけ.○○○が30円!”とかってキャンペーンがあったりしますが、これ、1年目だけの価格なので気をつけてください。

 独自ドメインは、自分一人だけのものなので、人がすでに取っているものは取れません。自分の付けたい名前がつけられるかチェックしてみるだけでも楽しいです。

 僕はだいたいこのどちらかでドメインを取っています。

ムームードメインお名前.com

ネットショップを開業するならBASE一択のまとめ

 僕がBASEを選択したのは、僕のやりたいこと、今かけられるお金にマッチしていたからです。

決済手数料が僕の売上目標にあった設定だった

簡単にネットショップが作れるのに独自ドメインが使える

ランニングコストは独自ドメインの使用料だけ。もちろん他のやり方でも独自ドメイン代はかかる

 一番最初にも書きましたけど、ネットショップできた!やったー!で終わりでは全然ないのです。
 ネットショップができたらお客さん呼んでこないと、集客しないことには一個も売れません。。。

 まだまだ、ネットショップ作りは続きます。